AmazonOEMは、地道なリサーチが成功のカギを握っています。
本記事では、AmazonOEM中国輸入リサーチの手順を画像付きで徹底解説します!
リサーチの重要性や具体的なリサーチの手順もわかるので、ぜひ最後までお読みください。
AmazonOEM中国輸入リサーチの必須ツール5選
まずはじめに、AmazonOEM中国輸入リサーチで必須のツールを5つ紹介します。
今から紹介する5つがないと、Amazonで売れる商品はできませんので、しっかり確認してください!
パソコン
まずは、パソコンです。
おすすめは、2画面で操作できるデュアルモニターで、デュアルモニターを使うとリサーチが捗ります。
複数のページを比較しながらリサーチを進めるので、ノートパソコンの小さな画面よりもデュアルモニターを用意する方が効率的でしょう。
セラースプライト有料版
つづいて、セラースプライト有料版は必須です。
なぜなら無料版だと見られるデータが限られていたり、帳簿の売り上げコストが見られなかったりするからです。
セラースプライトとは、Amazon出品者のための市場分析ツールです。
物販NAVIで発行しているセラースプライトのクーポンを使うと、35%オフでお得に利用できるのでご利用ください。
ただし、リサーチツールとしては別のものが必要となります。
セラースプライトは、商品を見つけたいときに使うのではなく、決めた商品の市場価値を見るときに使うものと理解しましょう。
アリプライス
3つ目に、アリプライスです。
リサーチ上、原価を調べる大切なサイトで無料で利用でき、インターネット上の画像から、中国で仕入れられる店舗を一覧で調べられます。
アリババ、タオバオ、アリエクスプレスなど、中国を代表するサイトを横断して調べられるので大変便利です。
Alibaba.comのアカウント
そして、Alibaba.comのアカウントも用意しましょう。
中国輸入の卸サイト1688の閲覧に、Alibaba.comのアカウントは必須になるので、早めに登録してください。
Amazon大口アカウント
大口アカウントとは、月額手数料を支払ってAmazonにお店を構えるアカウントを指します。
Amazon大口アカウントがないと、カタログを作れなかったり、OEMで必要なデータが見られなかったりします。
自分のブランドをもって勝負していきたい場合は、大口アカウント登録は必須ですといえます。
なお、大口アカウントは月額4,900円(税別)+販売手数料です。
ERESA PRO
ERESA PROは商品リサーチの際にメインで使うツールです。
ERESA PROは2023年12月時点で、月額3,980円、年39,800円(税込)です。
Amazon大口アカウントとERESA PROはそれぞれで出品データを取得できるので、どちらかに入っていれば問題ありません。
もちろん全部そろっているメリットは大きいので、余裕のある人はAmazon大口アカウントとERESA PROの併用を検討してください。
中国輸入リサーチの5つの手順
つづいて、中国輸入リサーチの5つの手順について下記の順に説明します。
- 自分の市場・テーマを見る
- 市場分析・ライバルをチェックする
- 月間販売数を見る
- 作りたい商品が見つかったら原価計算をする
- サンプル発注
サンプル発注までがリサーチ作業になります。
1.自分の市場、テーマを見る
例えばスポーツの膝や腕のサポーターに定めます。
あとは市場分析をひたすら繰り返し、自分が勝てる市場なのかを全体のパイを見ながら地道にチェックします。
2.市場分析・ライバルをチェック
ERESA PROで膝サポーターをクリックしました。
どんな検索キーワードで、膝サポーターが検索されるようになっているかを見ます。
膝サポーターが2番目に来ているキーワードで、膝サポーターとお客様は検索してこの商品を手に入れると仮定し、膝サポーターで検索しなおします。
膝サポーターの画像を見ると、どれも似たような感じがして、見た目での差別化が難しいことがわかります。
そこで、お客様に見つけてもらうためには、「強めに広告をかける必要があるのでは?」という仮説を立てていきます。
画像のページでは、クリックした商品がどんなキーワードで検索されているかを確認できます。
つまり、お客様が検索するのが膝サポーターだとわかります。
クリックしてもらわなければ、いくら商品のPRが上手でもお客様に伝わらないので、クリックしてもらう工夫が重要です。
3.月間販売数を見る
そして、月間販売数を確認します。
セラースプライトの拡張機能についてはこちらの動画をご覧ください。
セラースプライトの拡張機能を使って市場分析をすると、画像のような画面が出てきて、市場分析ができます。
月間販売数は、特定の会社のものではなく、市場全体の販売数を指します。
ライバル20社までのうち、1社ずつ月間で500個売れているのが目安になります。
20社×500個で1万個。
1万個売れる市場があることがわかれば、ビジネスチャンスがあるといえます。
1つ注意として、ライバルたちの販売力の強さを見る必要があります。
1位から20位までの会社もセラースプライトの拡張機能があれば簡単に見られます。
少なくとも1位から20位までは商品ページをすべて見て、LPの具合やレビューをチェックしましょう。
商品は、市場があるから売れるわけではありません。
例えばライバルたちのLPが細やかに作られていたり、強いセラーが市場を牛耳っていたりすると、思ったような利益につながらないこともあります。
しかしながら、ライバルたちがそこまでLPや販売ページに力を入れていなかったり、レビューや口コミが少なければ、新規参入のチャンスです。
市場がある、ライバルの販売力がそこまで強くないとなれば、ライバルたちより良い商品ページを作ることで、売れる確率が上がります。
4.作りたい商品が見つかったら原価計算をする
国際輸送料金も事前に計算して、商品原価プラス他費用を計算します。
原価は、販売価格の30%から40%以内に納めましょう。
5.サンプル発注
サンプル発注することで、自分の思ったものと違う場合も考えられます。
サンプル発注なしに販売を始めれば、不良品に繋がる可能性もあるので、必ずサンプルは発注しましょう。
AmazonOEM中国輸入リサーチのコツ5選
リサーチを効率的に進めるために、覚えておきたい5つのコツがあります。
マーケットイン思考をもつ
マーケットインとは、ニーズがあるものを提供するマーケティングの考え方です。
Amazonは売れる商品がより売れる市場のため、売れる商品が手に取りやすい1ページ目に配置されます。
お客様の目につきやすい場所に配置されたものが売れていくので、そもそも需要のない商品は見られもせず売れません。
そのため、Amazon上ですでに需要がある商品に自分の商品を投入するのが大切です。
自分だけが使いたい思い付きの商品ではなく、マーケットイン思考をもって、市場調査をして商品を決めましょう。
ただ利益が出る商品を探せばいいわけではない
そもそも商品自体は1688上で探すことになるので、Amazonに出品すればほぼすべての商品に価格差が生じます。
転売やせどりは、1商品あたりの差額で商売をするものですが、AmazonOEMは自分の商品を販売することになるので、自分のブランドとしてお客様に届けることになります。
そのため、市場順位や市場のパイがあるかを吟味して参画する必要があるところが、転売やせどりとの大きな違いです。
ただ利益の出る商品ではなく、お客様がほしいと思える商品かどうかを取り扱っている前提に立ちましょう。
市場での順位が重要
強いセラー、弱いセラーの見極めも大切です。
上記したように、Amazonは売れる商品がより売れるので、自分の順位が低ければ売れませんし、高ければ売れます。
せどりや転売と違うのが、1個あたりで利益を出すものではなく、既存市場で、自分がパイを奪えるかがAmazonOEMでは重要です。
いくら安くしてもランクインしなければ売るリングにも立てません。
大きな市場でも、小さな市場でも市場でランクインしなければAmazonでは売れないので、市場に参入する判断基準を養うことが成功のカギといえます!
検索キーワードを意識する
ニッチな商品キーワードを見つけて、ライバルが少なそうだから売れるのでは?と思ってしまいがちですが、実は検索されるメインキーワードが別に設定されていることがあります。
1商品1キーワードではないので、自分の商品がどんなキーワードで検索されるのかを研究し、検索ボリュームが一定以上あるのかを1つ1つ確認しましょう。
自分の先入観ではなく、お客様が自分の商品をどう検索するのかに重きを置いてキーワード選定をすることも忘れないでください。
せっかくいい商品なのに、キーワードの選択ミスで商品が売れない事態も初心者は起きがちなので注意しましょう!
差別化ポイントを見つける
ライバル商品と自分の商品がどのように違うかアピールできなければ、自分の商品は売れません。
またライバルと全く同じ商品やLPだと、コピー商品などと疑われてしまうデメリットもあります。
ここで大切なのが、ライバルよりプラスワンの違いを出すことです。
ライバル商品より1つ勝てるポイントを見つけましょう。
別の角度から商品の魅力をPRしようと思うのは当然ですが、PR時に注意したいのが「あなたが訴求したい魅力にお客様の需要があるのか」を確認することです。
繰り返しますが、お客様に需要のない商品は売れません。
単純にライバルとの違いを羅列するのは、差別ではなく区別です。
他にLPの写真を魅力的に工夫したり、付属品をつけることでお客様がお得に感じられるサービスをしたりすることも、十分差別化といえます。
差別化も1つの方法だけではないので、自分の商品がより魅力的にお客様に見てもらえるように工夫しましょう。
Amazon中国輸入OEMで手を出してはいけない6つの商品
いざリサーチをしていこうと思ったときに、初心者にはおすすめしない商品が存在しています。
本章では、Amazon中国輸入OEMで手を出してはいけない6つの商品を紹介します。
- 食品・口に入るもの
- 電源プラグがあるもの
- 医療器具
- ガジェット系
- 異常に高利益率の商品
- アパレル
それでは順に見ていきましょう!
食品・口に入るもの
なぜなら、食品衛生法で口に入るものがどんな素材でできているのかなどで、体に害がないかどうかを証明しなければならないからです。
例えばフォークやナイフ、まな板も該当します。
食品を取り扱う場合は、厚生労働省から認可をもらわなければならず、時間とお金・労力が思った以上にかかってしまいます。
もちろんできないわけではありませんが、最初に取り組むにはハードルの高い商品です。
電源プラグのあるもの
中国と日本では電圧やプラグの形が異なっていて、電圧を日本で使えるように下げた仕様にしなければなりません。
問題なく使えることをテストする機関での検査を経て、PSEマークが付与されて初めて商品として販売できます。
PSEマークの必要な商品であるにも関わらず、PSEマークの表示がないとペナルティが課されることがあります。
つまり、上記したようなプロセスを経なければ、電源プラグのあるものは販売できないので、中国輸入が初めての人には向いていない商品です。
PSEマークが未取得で、もし火災事故が起きて損害を請求される可能性も十分考えられますので、取り扱わないことがおすすめです。
ただし、USBでの電源供給の場合はPSEマークの取得は不要なので、どうしても電源系の商品を販売したい場合は、USBでの電源供給のものを探しましょう。
またリチウム電池やモバイルバッテリーが必要なものは、輸入の際に複数の法令が関わっています。
リチウム電池は危険物に該当するため船でしか運べないなど、制約が大きいのも特徴です。
初心者は手を出しにくいので注意してください。
医療器具
医療器具販売には、1類、2類、3類と分かれていて、区分ごとに販売許可が必要です。
一見すると、利鞘が大きいので手を出したくなりますが、販売許可も容易にとれるものではないので、取り扱いは控えましょう。
また、医療器具は専門性や普通の商品以上の安全性も必要とされる点からも、避けたほうがいい商品です。
ガジェット系
ガジェット系は利益が出にくい商品です。
なぜなら、日本で扱われているガジェット系はそもそも中国で作られているものが多いので、ライバルも多く、利益も出づらいためおすすめしません。
また精密機械なので、取り扱いも慎重にならざるを得ません。
AmazonOEMに慣れてから取り組んでも遅くはないでしょう。
異常に高利益率の商品
利幅が大きい商品は誰もが売りたい商品ですが、お金持ちの中国のセラーが広告費をかけて利益をかっさらってしまうのが関の山です。
また、利益率60%や70%と異常に高利益率の商品には、何か理由があります。
市場に入ると叩かれてしまうこともあるので、利益率が高すぎるものは1度疑って様子を見ることも大切です。
アパレル
アパレルは中国と日本でサイズが異なるため、サンプル等の発注も難しいです。
また、サイズ別色別、アイテム別に在庫も管理しなければならないため、初心者のうちから手を出すのは難しいでしょう。
加えて、四季・流行のリサーチも必要です。
単価は安いですが、ひとしきりサイズや色を揃えようと思うと、まとまった資金も必要になるので、中国輸入に慣れてきた段階でも遅くありません。
もちろんダメなジャンルは存在しませんが、取り扱いづらい商品を取り扱う必要はないので、上記した商品から取り組むのはやめましょう。
まとめ
本記事では、AmazonOEM中国輸入リサーチ手順を画像付きで徹底解説しました。
リサーチ作業は地道な作業が多く、骨が折れてしまうかもしれません。
しかし、リサーチは自分の商品を必要な人に届ける大切な作業です。
慣れるまでは難しいかもしれませんが、根気強く続けましょう。
物販NAVIではYoutubeでリサーチに関する動画も数多く投稿しているので、ぜひ参考にしてください。
コメント