amazonの売上引当金とキャッシュフローについて

2017年の上旬にamazonのアカウント乗っ取りが横行したことにより
amazonで色々な対策を講じました。

出品者にとって大きな変化としては引当金と2段階ログインの設定になります。

引当金とは、amazonが売上金を一時的に留保する事を指します。

新規で開設されたアカウントについては、ほぼ無条件で適用されると
言えます。

目次

従来までの入金サイクル

これまでは、引当金という制度が無かったので、14日に1回定期的に
入金が有りました。

商品を出荷して、そのあとに出荷通知処理を行えば、直ぐに反映されますので
前回の入金日から次回の入金日までの14日間で出荷した商品すべての代金が
入金されます。

入金金額が確定してから3~5営業日後に銀行口座に入金されるので
最短でも売り上げが上がってから1週間程度の期間が掛ってしまいます。

長くても、売り上げが上がってから20日前後での入金になるので
クレジットカード仕入れで販売されている方にとってはギリギリ
資金を回せる状態でした。

引当金制度の影響

従来の入金サイクルだと、14日に1度のペースですが、
引当金が導入されたことによって、入金がかなり遅れる結果となりました。

amazonの規約等で明確に引当日数は決まっていませんが、10日から14日は
引当金としてホールドされるようです。

そうなると、商品を発送してから最長で28日後の入金になります。
これは、出品者発送のセラーだけに限らず、FBAセラーにも適用されます。

有在庫セラーの場合は、カードの支払いの前までに商品を販売すれば
実質資金ゼロで仕入れ販売が出来ると言われてきました。

輸入の場合は商品を日本まで持ってくるまでに半月掛りますし、商品を
販売するまでの間も半月から1か月程度の期間が掛るので非常に難しく
なりました。

国内転売でも、仕入れて1週間以内に売上げないと支払日までの入金は
非常に難しい状態になります。

資金繰りの悪化により今後、有在庫転売を始められる方には
稼ぎにくい環境になったと言えます。

引当金が適用される条件

amazonが規約で定めた引当金が適用される条件としては以下の4点になります。
①マーケットプレイス保証申請が1件以上有る場合
②購入者がクレジットカード会社にチャージバックの申請をしている場合
③売り上げが急激に増えた場合
④その他、過去の履歴により、相当数の購入者との紛争、返金、その他請求が発生しうると
合理的に判断する場合。

①~③については、顧客とのやり取りや商品の発送をキチンと対応していれば
防げる内容ですが、④はamazonが独断で判断しますし、判断基準なども公開しないため
一方的に支払いを拘束される結果になります。

まとめ

引当金は、比較的新しいアカウントで適用される傾向があり、無条件で
全額が引当金となってしまいます。

初心者の方にとっては資金繰りが苦しくなるので非常に稼ぎにくくなったと
言えます。

しかしながら、ネットショップやその他オークションサイトと比べると断然
amazonの方が稼ぎやすいプラットフォームであると言えますので、規約や
ルールに合わせてビジネスをして頂ければと思います。

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