Amazonを利用した輸出では海外の国で展開されているAmazonのマーケットプレイスを利用して輸出を行うことになります。
一般的に知られているのは米国Amazon(amazon.com)への輸出ですが、その隣国のカナダ(amazon.ca)にも商品を出品することが出来ます。
「アメリカへの出品よりも難しそう。」
「カナダへの出品ってどうやるの?」
「カナダでも米国と同じように稼げるの?」
そう思われる方も多いかと思います。
実際にAmazonカナダに商品を出品して稼いでいるセラーはいます。
また商品の出品・販売に関しても難しくはありません。
間違いなく米国よりも市場規模は小さくなりますが、その分セラーの数も多くはありません。
もしライバルが少ない市場で疲弊せずに商品を販売していきたいと考える場合には適していると思います。
実際の日本人セラーの中では、米国Amazonへの輸出に延長として取り組まれている方が多いようですね。
・カナダへの輸出にも興味がある
・既に米国Amazonへの輸出を実践している
・少しでも販路を広げたいと思っている
こういった方はぜひAmazonカナダへの商品の出品を検討してみてください。
比較的簡単に輸出を開始することが出来るはずです。
まずはこちらの記事をご覧頂きAmazonカナダの理解を深めて頂ければと思います。
Amazonを使ってカナダにも輸出できる
海外Amazonを利用することでカナダにも商品を出品・販売することが出来ます。
Amazonは海外の多くの国にそのサービスを展開していますが、カナダにもカナダ独自のAmazonが存在するからです。
セラーに対して提供されているマーケットプレイスの仕組みも、米国Amazonとほぼ同じです。
その為、既に米国Amazonへの輸出を実践している方は、操作上問題なく取り組むことが出来るかと思います。
単純計算にはなりますが、アメリカとカナダでは国の人口の違いがあります。
カナダの人口は約3000人。
それに対してアメリカの人口はおよそ3億人です。
潜在的な市場規模は同じだとすると、米国Amazonの10分の1の市場規模になります。
ただし、それほど特別な手間を省く必要もなく実践を開始できることを考えれば悪くない市場であると言えます。
Amazonカナダに商品を出品する方法
Amazonカナダへ所品を出品する方法はシンプルです。
セラーセントラルが米国Amazonと共通して使用出来る為、米国Amazon(amazon.com)の画面からカナダAmazon(amazon.ca)に切り替えれば使用することが出来ます。
セラーセントラルの画面右上にある国旗のマークのプルダウンから[www.amazon.ca]に切り替えを行うのみでカナダAmazonのセラーセントラルを使用することが出来ます。
FBA販売と無在庫販売の違い
無在庫販の場合は商品を出品した後は、カナダの購入者に向けて海外配送を行うのみです。
無在庫販売に関してはそれだけなので特に問題はありません。
しかしFBA販売の場合は、米国Amazonとは少し勝手が違ってきます。
下記にその若干の違いを記載しておきます。
FBAの手数料が高い
FBAの手数料が米国Amazonよりも高く設定されています。
つまり、米国AmazonではFBA販売で利益が出る商品でも、カナダでは利益がでない場合があります。
この点についてはご自身で管理する商品の管理表などで米国とカナダの利益をひと目で比較出来るように対策をしておくと良いでしょう。
カナダAmazonに対応しているツールなどで管理が可能な場合もあります。
少なくともシュミレーターでしっかりと試算してから仕入れを行った方が良いかと思います。
HSコードが米国と違う
米国AmazonとカナダAmazonとで同じ商品を扱っている場合でも、HSコードが違う場合があります。
HSコードが間違っている場合、インボイスに記載するものになりますので、通関時に返却される可能があります。
・リピートして同じ商品を扱う場合
・米国と同じ商品を扱う場合
などはHSコードの違いを明確化しておく必要があります。
Amazonカナダに商品を出品する際の注意点
Amazonカナダに商品を出品する上で注意しなければいけないのは売上金の入金です。
Amazon.caはカナダのAmazonになりますので売上金の入金もカナダドル(CAD)での入金になります。
以前は、ペイオニアがカナダドル(CAD)に対応している為、大きな障壁ではないかと思います。
まとめ
Amazonカナダへの輸出は、現在米国Amazonへの輸出を実践している方にとっては大きな問題が無いかと思います。
ビジネスとして考えた場合には、大きな市場で売上と利益をあげていくことが原則です。
その為、カナダAmazonへの参入は「米国Amazon」への輸出を行ってから参入するというのが良いかと思います。
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