Amazon輸入転売ビジネスを始めてみたいけど、失敗がこわくてなかなか一歩を踏み出せない方も多いと思います。
「失敗をして取り返しのつかないことになったら…」
「一体どんなトラブルがあるの?」
何事にも失敗はつきもので、不安になるのも当然です。
でも、事前に失敗の原因を知っておけば大丈夫です。
Amazon輸入転売ビジネスは、すでに多くの方が始めています。
自分が失敗する前に、先駆者たちの失敗を糧にしましょう。
多くの失敗は、正しい方法を知らずに、必要な知識のないままに動いてみてしまうことで起こります。
転売ビジネスは、「販売価格 ー 仕入れ価格 = 利益」。
その「仕入れ」が大切です。
例えば、海外から仕入れるとき「関税」や「送料」の理解不足のままだと利益計算を誤ります。
法令違反の商品や偽物を仕入れると、出品さえできません。
仕入れのタイミングや数を誤れば、過剰・過少在庫が起こり、利益が出せません。
ビジネスを始める前に知識を身につけ、必要な準備をしておきましょう。
・Amazon輸入転売ビジネスを始めようとしている方
・失敗がこわくて一歩が踏み出せない方
こちらの記事をご覧ください。
失敗の原因を知ることで、同じ事態を避けられます。
同時に、成功するために必要なこともわかります。
初心者でも、稼げるAmazon輸入転売ビジネスへの道筋を描くことができるはずです。
Amazon輸入ビジネスの失敗事例
Amazon輸入ビジネスの失敗事例をご紹介します。
始めることが簡単で、多くの方が参入するAmazon輸入転売ビジネス。
ですが、必要な知識や情報を事前に勉強しておかなければ、必ず失敗します。
仕入れ時、商品の価格が同じであれば、送料の差が利益の差になります。
販売価格だけを見ていると、予定よりも高い仕入れになってしまいます。
また、よく確認せずに仕入れてしまうと、輸入できない商品だったり、Amazonの出品制限・規制にかかっている商品の場合もあります。
Amazonで出品制限がかかっている商品は、ブランド品やメーカー品などに多いので、事前に確認しておきましょう。
→ 詳しくはAmazonセラーセントラルヘルプページから確認できます
多くの失敗は、正しい方法や情報を知らないままに動くことが原因です。
ここからは、代表的な失敗事例と対策をご紹介していきます。
Amazon輸入転売ビジネスで稼ぐために、ぜひ参考にしてみてください。
1.利益計算を誤る
利益計算を誤るという失敗事例は多くあります。
輸入では、仕入れの商品価格に「送料」と「関税」が加わります。
「送料」の見立てを誤り、予定より高くなってしまう失敗事例が多いです。
”実重量”での価格になるのか、より重く料金も高くなる”容積重量”か、事前に配送業者に確認しておけば確実です。
「関税」は、個人輸入(個人使用目的)と判断されればかかりませんが、小口輸入(商売目的)と判断されればかかります。
判断をするのは税関職員です。
もし確認の電話があった場合は、必ず正直に答えましょう。(虚偽申請は違法です)
また、関税は商品を仕入れた時ではなく、手元に届いた時に請求されます。
実際に何にどのくらい関税がかかるのか確認できるシミュレーターもあるので、利用して確認しておくことをおすすめします。
「送料」と「関税」を利益計算に入れておかなければ、大幅に予定が狂い、思わぬ赤字を招くことになってしまいます。
2.キャッシュフローの管理ミス
キャッシュフローの管理ミスにも注意してください。
Amazonの場合、入金サイクルは2週間となっています。
売上げがあったとしても、最短で2週間後にしか入金されません。
クレジットカードの支払い日に間に合わなければ、ビジネスが成り立たなくなってしまいます。
支払い日と入金日をしっかり把握しておくことが大切です。
キャッシュフローの管理ミスを防ぐために
・損益計算書
・貸借対照表
・キャッシュフロー計算書
を事前に準備しておきましょう。
現状を数値として正しく把握することができます。
Excelで簡単に作成・管理ができるので、未着手の方は実践してみてください。
3.法令に違反しているものを仕入れてしまう
法令に違反しているものを仕入れてしまうという失敗もあります。
輸入できない商品や、規制がかかっている商品もあるので、事前に知っておきましょう。
→詳しくは、税関「輸出入禁止・規制品目」から確認できます。
また、輸入はできても日本の法律によって、販売するのに検査や申請が必要な商品もあります。
特に、以下の法令に注意してください。
・電波法
Wi-Fi、Bluetooth対応のものが対象。
認可がおりている商品には「技適マーク」が付いているので必ず確認しましょう。
→ 詳しくは総務省のHPで確認してください
・電気用品安全法
商品にコードなどの電源プラグが付いているものが対象。
「PSEマーク」が付いている商品は適合性が認められています。
→詳しくは経済産業省のHPを確認してください
・食品衛生法
食品、食器、キッチン用品などが対象。
食べ物だけが対象ではないので事前に知識を入れておきましょう。
→詳しくは「食品衛生法に基づく輸入手続き」から確認できます
他にも
・薬事法(医療品や化粧品)
・消費生活製品安全法(登山用ロープやライター)
・ワシントン条約(皮革製品やアクセサリーでも素材によって輸入禁止)
また、玩具やキャンプ用品などでも武器とみなされ、税関で止められたり、破棄されたりする事例もあります。
紛らわしい商品、判断のつきにくい商品は輸入しない方が無難です。
4.仕入れた商品が破損していた
仕入れた商品が破損していたというケースもあります。
外箱を見た時点で明らかに潰れていたり、濡れたりした痕跡がある場合、受け取る前にその場で中身を確認しましょう。
海外からの仕入れでは、一度受け取ると返品を受け付けてもらえないことも多いです。
返品できても送料は自己負担となり、思わぬ出費になります。
ひどい場合や、高額商品の場合はそのまま受け取り拒否をした方が良いこともあります。
そのまま出品するとAmazonに受け取り拒否をされたり、悪い評価を受けてしまったりする可能性があります。
予防策として、仕入れ先に「壊れ物なので、もし箱を落とされても壊れないよう厳重に梱包してほしい」とメールをしておくのも良いでしょう。
また、時間とコストを考え、Amazonで新品としてではなく、状態を記載してヤフオクへ出品する方が良い場合もあります。
5.仕入れたタイミングを誤る
仕入れたタイミングを誤ると、利益が減る上に、売れないこともあるので注意してください。
価格の高いタイミングで仕入れてしまい、更には、販売する頃にはもう価格競争真っ只中になっているという失敗事例もあります。
価格は常に変動しています。
安くなったタイミングで仕入れ、転売先のAmazonで相場が上がったタイミングで販売するのがベストです。
タイミングを見極めることは、仕入れにおいてとても重要です。
自力で常にチェックし続けるのは難しいので、最安のタイミングがわかるツールを利用するのが良いでしょう。
また、シーズン品やイベント関連グッズを扱う場合も、タイミングが少しズレると全く売れません。
海外から手元に届くまで1週間はかかると考え、逆算してリサーチと仕入れを行う必要があります。
6.仕入れ数を誤る
仕入れ数を誤るという失敗は、初心者の方に多いです。
「この商品は利益が出る!競合も少ない!一気に仕入れだ!」
と、感覚で仕入れることはやめましょう。
大量に仕入れて、いざ販売となった頃には価格競争が始まっていたり、価格崩壊が起きていたりする失敗事例は多くあります。
特に初心者の方には、多品種少量仕入れをおすすめします。
もし1つの商品で失敗したとしても、大きな損失になりません。
逆に、すぐ品切れになってしまう「過少在庫」の失敗事例もあります。
売れ行き好調で、失敗とは感じないかもしれません。
しかし、生まれるはずの利益を自ら逃してしまっているので、失敗です。
多品種少量仕入れを行い、経験と実績を積むことで、適切な仕入れ数が判断できるようになっていきます。
在庫管理表を作成し、数値でデータを残しておくとわかりやすいと思います。
7.偽物を仕入れてしまう
偽物を仕入れてしまうことは避けたいですが、ありがちです。
偽物とわかった時点で販売することはできないので、損失しかありません。
ブランド品やアンティーク品などを仕入れる場合は注意してください。
海外には詐欺も多く、偽物もたくさん販売されています。
以下のようなところから仕入れるのはやめましょう。
・相場に比べて価格が安すぎる
・「about us(住所、電話番号、メールアドレス等)」記載がない又は虚偽
・クレジットカードやPayPal決済ができない
100%詐欺だとは言い切れませんが、信用度は低いです。
安いところではなく、信頼できるところから仕入れてください。
商品説明欄に「Ko verion(海賊版)」や「feke(偽物)」と記載があれば100%偽物です。
判断がつかない時は、直接お店や出品者に「本物ですか?」と確認すると正直に返答してくれます。
もちろん、メールや電話をしても何も反応がない場合も仕入れるのをやめましょう。
失敗を避ける為に重要なこと
失敗を避ける為に重要なことは、
「正しい数値を把握し、正しい最新の知識を持つこと」です。
正しい数値の把握とは、利益計算やキャッシュフロー、仕入れ数などを目に見える形として表しておくことです。
Excelで表を作ったり、ツールを使ったりすれば、数値で現状を把握できます。
感覚で進めてしまうのは危険ですのでやめましょう。
正しい最新の知識は、Amazon輸入転売に必要不可欠です。
商品に関わる法令や規制、トレンドや価格も日々変化しています。
リサーチを欠かさず、常に情報にアンテナを張り、チェックを習慣にしてください。
わからないことや、確信が持てない時は、迷わず聞きましょう。
仕入れ先や配送業者、Amazonや税関にも事前の確認をすれば確実なので、安心して臨めます。
Amazon輸入は初心者でも稼げる
Amazon輸入は初心者でも稼げます。
すでにある失敗の原因を理解し、違う方法をとりましょう。
まず、法令に関する知識を勉強した上で商品リサーチをします。
利益計算とキャッシュフローの管理を正しい数値で行い、把握します。
ツールを利用し、信頼できる出品者から、最適なタイミングで仕入れます。
それでも、失敗をゼロにすることは難しいです。
しかし、販売に関わるひとつひとつの工程を堅実に行っていけば、「失敗は成功の基」になるはずです。
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