AmazonのFBAで海外発送設定するデメリットを解説

AmazonのFBAを使って海外発送すれば、より多くのお客様に向けて商品を販売することができます。

日本の人口1億3千万人に対して、世界の人口が73億人。

FBAで海外発送を利用すれば、60か国以上の人があなたのショップの販売対象となります。

今現在、国内販売で利益を得ている人も、これからAmazonビジネスに参入しようと考えている人もFBAの海外発送利用はとっても魅力的なプログラムですよね。

ですが安易にスタートさせるのは危険。

特殊な手数料が発生するなど、利益に関係するデメリットもあります。

「たくさん売れてるのに、儲からないのはなぜ?!」

そんなことにならないよう、デメリットをしっかり理解する必要があるのです。

きちんとデメリットを理解した上で利用すれば「売れてるのに赤字」なんてことはありません!

効率よく、時間も有効活用しながらしっかり利益を得られるビジネスなので、上手に利用しましょう。

目次

AmazonのFBAの海外発送設定とは

世界中へあなたが出品したものが販売でき、在庫管理から注文処理、配送、さらにはカスタマーサービスまで面倒な手続き全てを代行してくれるプログラムです。

海外発送と聞くと、どうしても言語の問題や関税等の手続きで不安になりますよね。

FBAの海外発送設定を行えば、その全てをAmazonが行ってくれて、更に海外への配送料と関税の支払いは購入者となるため、出品者には追加料金が発生しません。

これほど魅力的なプログラムにもデメリットがあります。

 

FBAで海外発送設定を利用するデメリット

FBAで海外発送設定をすでに利用しているがうまく利益があがらない人も、これから始めようか迷っている人も、

更なる利益をあげたい

稼ぎたい

少なからず、そういった気持ちがあると思います。

今回はその利益をあげる為、稼ぐために押さえておきたいデメリットを2つお伝えします。

 

カテゴリー成約料が発生する

カテゴリー成約料とは、本やCD、DVDといったいわゆる「メディア系」の商品が売れたときに発生する手数料です。

なぜ、メディア系の商品に限って発生するのでしょうか?極端に言うと、このメディア系の商材は「1円」で取引をされたりすることもあるのです。

1円で取引成立をしたら、amazonは手数料を取れません。

ですので、カテゴリー成約料という形で手数料を取ります。

本は80円、CDやDVDは140円のカテゴリー成約料がかかり、更にそこに販売手数料がかかります。

販売手数料・カテゴリー成約料の詳細はこちら

単価が比較的安いものが多い分、メディア系の商品を取り扱う人はきちんとかかる固定費(実際にamazonに引かれる手数料)を確認する必要があります。

 

消費税還付を利用できない

本来「輸出販売」となると、商品を仕入れた代金からamazonへの各手数料への消費税が還付されます。

ですが、FBAを利用し海外発送をする場合は消費税還付の対象にはなりません。

日本の消費税の概念は、販売時にその商品が国内にあることが「輸出販売」の対象となります。

FBAを利用する場合は海外のフルフィルメントセンターで倉庫保管をしてもらっているので、その対象とならないのです。

現在の消費税は8%。1つの売り上げで見れば小さな額ですが、数が増えればその分、当たり前ですが額が大きくなります。

 

FBAで海外発送設定を利用するメリット

FBA海外発送だからこそ発生するデメリットについてお伝えしましたが、もちろんメリットもたくさんあります。

デメリットを理解した上で、メリットを最大限に活用しましょう。

 

販路を拡大できる

冒頭でもお伝えしましたが、国内販売に比べて販売対象(あなたのショップのお客様)が50倍以上になります。

Amazonを含むネットショップでも実店舗でも言えますが、来客数(アクセス数)と売上は、少なからずも比例するので販売対象(お客様)は多ければ多いほどいいですよね。

きちんと海外販売を視野に入れて出品したものであれば、自然と注文が増えるでしょう。

日本では当たり前のものも、海外では珍しがられヒットするパターンもあります。

工夫をすればビジネスチャンスも拡大できますね。

 

特別な追加手数料が掛からない

驚くことに、国内だけで販売しても海外で販売をしても、かかる手数料は同じです。

特別に難しい手続きなどもありません。

仮に、とあるおもちゃ屋さんが「お店を海外にも出すぞ!」と思い立ってすぐ、海外に何店舗も拡大できませんよね?

それが今すぐにできてしまうのはとっても魅力的です。

 

海外発送設定は利用すべきか?

ビジネスを拡大したい!もっと稼ぎたい!…そんな人は積極的に利用しましょう。

ただし、手数料すべてを引いて、FBAを利用する場合は消費税還付がない状態で利益がしっかり残る単価のものをメインに販売する、またはしている場合です。

例えば500円前後のメディア商品が南米で売れた場合、利益がでません。

販売する(またはしている)価格やラインナップの見直しも必要になります。

扱っている商品に対して、国内の方が合っている場合もありますのでそういった場合は、無理して海外に広げる必要もありません。

国内のみの展開にしよう!

そう決めたら、確認しておくことがあります。

セラーセントラルのFBA海外配送の設定を無効にしておくことを忘れずにしてください。

ほとんどの出品者は、初期設定で自動的にFBA海外配送に登録されています。

FBA海外配送の登録ステータスを確認するには、セラーセントラルの設定ドロップダウンメニューでフルフィルメント by Amazonをクリックし、海外配送の設定セクションを開きます。

海外配送の設定では、FBA海外配送を有効または無効にすることができます。

FBA海外配送の登録

このように、初期設定で海外発送の登録がされているかもしれないので、確認しておきましょう。

今はまだ勇気がでない方も、きちんと対策を練り準備が整ったらすぐに始められるのプログラムですので焦らずにきちんとデメリットと向き合っていただけたらと思います。

 

まとめ

 

簡単に始められ、売れてからも特に難しい手続きがないのでメリットばかりを感じがちなAmazonのFBAの海外発送プログラム。

あえて今回はデメリットを重点的に解説しました。

販路が増えて注文が増えたのに、気づいたら赤字…そんなことにならないようにきちんと手数料・消費税について把握をして対策をとりましょう。

逆に言うと、利益面に関しては大きい問題はそれだけなのです。

デメリットをきちんと理解して対策さえすれば、何倍にも広がるマーケットであなたのビジネスもより楽しいものになるでしょう。

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