メルカリでアカウントの売買を行うのは規約違反 ゲームのRMTも禁止

アカウントやゲームアイテムの売買は、10代の若い世代や学生達でも「簡単に楽しみながらお小遣いが稼げる」副業として注目され、メルカリやヤフオクでも取引が盛んに行なわれていた時期がありました。

・頑張ってモンスターを集めたポケモンGOのアカウント

・新しい端末で作成したメルカリの新規アカウント

・オンラインゲームのガチャで当てたレアアイテム

このようなものが手元にあれば、需要もありそうなので売ってみたくなる反面、

「メルカリで売っても大丈夫?」

「違反や違法にはならないかな?」

といった疑問もあり、躊躇してしまいますよね。

結論から言うと、メルカリでアカウントの売買は禁止です。

ゲームアカウントやアイテムの売買も同様に禁止とされています。

もっと言ってしまえば、アカウントの売買は犯罪にあたります。

不正に取得したアカウントを販売し、逮捕者が出た案件もたくさんあるのです。

犯罪行為はもちろんメルカリでも違反行為となり、出品物の削除やアカウントを凍結されてしまうことも。

一時期は、特別な告知はないものの、ゲームアカウントの売買がメルカリでも可能でした。

ですが現在は、ゲームアプリ名を禁止ワードにするくらい取り締まりを強化していて、メルカリの運営側で即通報・出品取り消しをされてしまいます。

アカウントを売ることはもちろん、買うことも絶対にやめましょう。

アカウントを凍結されたから、購入を考えている方

メルカリで複数アカウントを持ちたいために、購入を考えている方

自分の使っていないアカウントをお小遣い稼ぎとして出品したいと思っている方

身近なアプリやゲームだからと軽視しないようにしてください。

法律でも禁止されている違法行為です。

「単価も低いし、少しだけなら…」

と、ほんの出来心で売買をしてしまえば取り返しのつかない未来になってしまう可能性も。

とはいえ、規約ではただ「禁止」とされているだけなので、よくわからない…というのも正直なところです。

・なぜアカウント売買が違反なのか

・アカウント売買をしたらどうなってしまうのか

・他で売れる場所はないのか

そういった疑問についてもこの記事をお読みいただければ解決します。

 

目次

メルカリでアカウントを売買することは禁止

 

メルカリではSNSなどサービスの種類を問わずアカウント(ID)の売買を禁止しています。

不正な行為につながる可能性があるため、規約でも「禁止されている出品物」として記載がされています。

なぜアカウント売買が不正行為につながるのでしょうか?

仮に「メルカリの認証済みアカウント」を買いたい人を想像してみましょう。

メルカリは違反行為をした際に、アカウント凍結などの処分を受けます。

凍結になると、同じ端末では再ダウンロードをしても使えないので、新しい端末を手に入れる必要があります。

それに加え、登録する電話番号は、090・080・070から始まる番号でないと、SMS認証されません。

そういった手間や経費を省けるのがアカウントを購入することです。

購入したアカウントで、また違反行為を繰り返していくため禁止されているはずのものが出品され続けていきます。

そうなれば、メルカリ自体の質が下がっていく原因ともなってしまうのでアカウント売買を禁止することはもちろん、出品された場合もすぐに削除をするなどの対応をとられています。

需要がたくさんあるアカウント売買ですが、どういった人たちに需要がある商材なのかを考えましょう。

あなたが犯罪の手助けをしてしまうことにもなりかねません。

あなたの販売したアカウントで、購入者が偽ブランドを販売して逮捕されることだって十分あり得る話なのです。

そうなればあなたも取り締まりを受けて、処分を受けることになってしまうかも。

もちろん買うことも同じです。どんな人がどうやって手にいれたのかわからないアカウントです。

絶対に売買してはいけないのです。

 

アカウントの販売で逮捕者も出ている

 

不正にアカウントを取得したこと、それを販売することは

私電磁的記録不正作出罪(刑法161条の2第1項)

にあたり、実際に逮捕者が出ている立派な犯罪行為です。(5年以下の懲役又は50万円以下の罰金)

2017年6月にメルカリアカウントを販売した男が逮捕されたのをきっかけに、メルカリも取り締まりを強化しています。

その後もアカウント売買により逮捕される人が後を経ちません。

なかには8500万円以上を稼いだという逮捕者もおり、違法でありながらも需要があるということがよくわかります。

実際に稼げてしまうビジネスなので、どんな方法を使ってでも売買する人が絶えないのでしょう。

ですがそれは犯罪行為だということを忘れてはいけません。

 

ほぼ全てのフリマアプリで禁止されている

アカウントの販売を禁止しているのはメルカリだけではありません。

ラクマなどのフリマアプリでもほぼ禁止をされています。

違法行為は犯罪です。犯罪を認める市場なんてありません。

もちろん、そんな中でもいろんな方法を使って売買する人はいるのですが、違反せずにクリーンなビジネスを進めたい人はどこでも販売できないと思っておいた方がいいと思います。

 

売られていても買わない方が良い

例えばメルカリでも色んな工夫をして、運営にも見抜かれないように出品しているユーザーもいると思います。

これならバレないかも…と思っても、買わないでください!

私は以前古着屋で働いていたことがありますが、買い取った古着が盗品だったことで何も関係のない購入者が警察に取り調べを受ける事例がありました。

アカウント売買も一緒です。

売ることも、買うことも違法行為です。

 

複数アカウントの所持は規約違反

メルカリで物販ビジネスをしている人は、中古と新品両方を取り扱っていることが多いです。

在庫の管理がしやすいのと、出品物の統一性が出ることでもっと稼ぐことができるので、中古専用と新品専用でアカウントを持ちたいという声も多く聞きます。

純粋に販路の拡大をしたいからという理由でも、アカウントを複数持つことは禁止されています。

メルカリガイドでも複数のアカウントを所持(登録)することは禁止されている行為として記されています。

メルカリガイド 禁止されている行為

複数アカウントを持つことで自分のアカウントの評価を上げられたり、自分で購入することで「よく売れているアカウント」を自演することもできてしまうため、不正行為につながりやすい可能性が高いのです。

例えそれが家族の情報を使って登録したアカウントだとしてもNG。

1人1アカウントの所持が義務づけられています。

 

アカウントの乗っ取りの危険性

・購入したゲームアカウントに、数日後ログインができなくなった

そんな被害が多くネット上でもあります。

アカウントを売る・買うとということは違法行為をしている相手との取引をすることになります。

当然リスクが高くなります。

乗っ取りをする人たちは、少ない個人情報でもアカウントを奪ってしまう知識と知恵があります。

アカウント売買をする際に行う多少のやりとりや取引から簡単にできてしまうのです。

乗っ取られてしまった場合、個人情報はもちろんクレジットカードの情報や住所までもが漏れてしまう可能性もあります。

アカウントの売買は違法者に個人情報のヒントを与えてしまうようなものです。

乗っ取りの被害はどんどん拡大されているので、自らリスクを背負わないことをおすすめします。

 

まとめ

・身近で手軽

・需要がある

・稼げる

と注目されていたアカウントの売買やゲームアイテムのRMT。

以前はメルカリでも売買をされていたことから、禁止されていること自体知らかった…という人も少なくありません。

現在はメルカリや他の市場でも禁止ですので絶対に売買してはいけません!

禁止されていない場所で販売したとしても、サイバーパトロールで摘発されて逮捕に至ったケースもあります。

アカウント売買と聞いてもまだまだ世間的にはピンと来ませんが、たくさんの逮捕例があるれっきとした犯罪行為です。

複数アカウントを持ちたいとただ純粋にビジネスの拡大を考えている方も、ゲームのレアキャラがどうしても欲しい方も、悪意がなくても犯罪に加担してしまうということを忘れないようにしてほしいです。

メルカリを始め、ルールは随時更新されていますので、その時その時にきちんと目を通しておくことが大事です。

ダメなものはダメと切り替えた人にだけ新しい素敵なアイディアが舞い込んでくるはずです。

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