大きな出費のあとや給料日の前など、お金がピンチになる経験をする人は少なくありません。
しかし、何もしなくてもお腹は空きますし、食事は生きる上で必要不可欠です。
そんな時に役に立つおたすけ食材をレシピとあわせて紹介します。
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お金がない時のおたすけ食材とは?
お金がない時にどのような食材を確保したらいいでしょうか。
主にあげられるものは次の3つです。
- 価格が安い食材
- かさましに使える食材
- 腹もちがいい食材
価格が安い食材は想像しやすいと思いますが、それだけではありません。
それでは1つずつ紹介します。
価格が安い食材
しかし、表面上の低価格に騙されないように注意が必要です。
例えば100円の食材が1つあったとします。
その食材は1食分の食事に使用できますか?
それとも2食分に使用できますか?
同じ価格の食材でも内容量はそれぞれ異なります。
意外にも、この落とし穴にはまる人は珍しくありません。
目先の低価格という罠にはまらないように、落ち着いて買い物をしましょう。
かさましに使える食材
明らかに見た目が少ないと、さみしい思いをします。
多く見せるだけでも効果はありますが、満足できないでしょう。
節約時でもお腹いっぱいにごはんを食べたいものです。
見た目だけでなく食べ応えもありそうな食材を選んでいきましょう。
腹もちがいい食材
お金がない時に、ごはんを食べてすぐにお腹が空いたら辛いですよね。
食後の満腹感ができるだけ持続する食材を取り入れれば、空腹感を少しでも短く抑えることができます。
ダイエットでは食べすぎの予防になるというメリット面もあります。
ただし、ここで注意が必要です。
腹もちがいいのは消化に時間がかかるからです。
満足感を得られるのは良いのですが、過剰摂取しては逆に胃腸に負担をかけてしまいます。
適度に取り入れていきましょう。
おたすけ食材おすすめ7選+使える調味料
「低価格」「かさましできる」「腹もちがいい」の3点が揃う都合のよい食材は正直少ないです。
しかし、「低価格」と「かさまし」や「低価格」と「腹もちがいい」の組み合わせなら割と多くあります。
ではどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、おすすめの食材を紹介します。
1 もやし
もやしは、1袋あたり200g入りが多いため、1人分はもちろん、他の食材と組み合わせたら2人分でも十分な量になります。
しゃきしゃきとした食感は食べ応えがあり、満腹感にもつながるでしょう。
また、面倒な皮むきもいらないため、調理につかいやすく時短にも役立ちます。
賞味期限が短いですが、冷凍保存も可能な食材です。
2 豆腐
豆腐は絹ごし豆腐、木綿豆腐など種類が多いため、内容量や価格もまちまちです。
ですが、スーパーでも定期的に安売りされることも多い食材です。
冷ややっことして単体で食べるのもよし、その他の料理にあわせて使うとボリュームが一気にあがります。
どの味付けでも意外となじむので、料理にも使いやすいですよ。
3 鶏むね肉
体にとって重要なたんぱく質を豊富に含んでいるので積極的にとりたい食材でもあります。
脂質が少なくダイエットにもよく使用されますが、パサつきやすいのがデメリットです。
しかし、調理の際に下味や切り方で一工夫すれば柔らかく食べれます。
また、細かく切ることで鶏ミンチ肉の代用も可能です。
4 こんにゃく
こんにゃくは「かさまし」に使えるだけでなく、「食べ応え」と「腹もちのよさ」も兼ね備えているすぐれものです。
そのまま食べやすい大きさに切って料理に加えるだけでボリューム満点の一品になります。
ただし、こんにゃくには消化に時間がかかる食物繊維が多く含まれているので、食べすぎには要注意です。
5 おもち
おもちは1つ食べるだけでも十分にお腹がふくれますし、腹もちもいいです。
内容量はさまざまですが少量のものは高くつくため、買うなら1kg以上の大容量がおすすめです。
個包装にしているものは保存期間が長いものも多いため、備蓄しておけます。
焼いて食べるのもよし、ゆでて食べてもよしで料理に使いやすいのもポイントです。
6 野菜
野菜といってもいろいろあるじゃないかと思われますが、おたすけ食材としての具体的な野菜は簡単に上げられないのが正直のところです。
野菜は季節や気候変動によって値段が大幅に変わります。
そのため、同じ野菜でもその時々によって高価格な時もあれば低価格の時もあります。
言い方を変えれば、どの季節でも必ず低価格帯の野菜は見つかる可能性があるということです。
野菜にはそれぞれ、体に必要なミネラルやビタミンが豊富に含まれているため、できるだけ獲りたいものです。
また、中にはかさましにも使える野菜も多くあります。
季節ごとによく獲れる「旬のもの」は安くなる傾向があるため注目してみましょう。
7 乾燥わかめ
乾燥わかめは少量サイズでよく売られており、価格を見れば安くないと思われがちです。
食物繊維が多く含まれているため、一度に大量摂取すると消化不良の恐れがあるため注意は必要です。
味噌汁だけでなく、ハンバーグや他の料理に混ぜるとボリュームアップしますよ。
めんつゆ
めんつゆは多くのメーカーから販売されているので価格帯は幅広いですが、低価格のものも売られています。
ストレートタイプと濃縮タイプがありますが、濃縮タイプが断然おすすめです。
だし汁にしょうゆやみりん、砂糖などで味が整えられているため、めんつゆを使うだけで味が決まり、料理に万能です。
お金の節約だけでなく時間の節約にもなるので、すぐにごはんが食べたい時でも重宝します。
お金がない時は食材入手も工夫しよう
お金がないピンチ時の買い物では、目先の低価格に飛びつきがちです。
こういう時こそ、冷静になって工夫をこらしましょう。
スーパーはチラシをチェック
ネット環境が整っているなら、まずは近所にどんなスーパーがあるか確認してみましょう。
普段利用しないため、知らなかった近所のスーパーの存在に気付く人は少なくありません。
その上で、スーパーのチラシをチェックします。
最近ではWebチラシを掲載するスーパーも増えてきたので確認しやすいです。
日ごとにセールする品が変わるので、うまく活用してください。
また、最近は食品を扱うドラッグストアも増えてきたため、こちらも利用できそうです。
業務スーパー・激安スーパーの活用
業務スーパーでは、名前の通り業務用サイズ(大容量)が多いのが特徴です。
他のスーパー同様の通常サイズも取り扱われており、全体的に低価格のものが多くそろえられています。
その中でも、冷凍食品の取り扱いが多く、特に冷凍野菜はおすすめです。
容量も多く、生の野菜を買うよりもたくさん食べることができます。
ネットでまとめ買い
まとめ買いをするならネット通販もおすすめです。
まとめ買いとなると、ある程度の支払いがついてきます。
そのため、急を要する場合には不向きですが、長い目で見れる余裕がある場合には節約に活用してみてください。
一人暮らしや家族の人数が少ない場合は、できるだけ保存期間が長そうなものを選ぶのが良いでしょう。
大は小を兼ねる
一概にはいえませんが食材の価格は容量が少ないものより、多いものの方が価格が安くなる場合があります。
一人暮らしや少人数家族で少しだけ使いたい人向けに、少量パックのものが豊富に売られています。
確かに便利ですが、結果高くつく可能性があります。
調味料も同じです、めんつゆでも500mLを頻繁に購入するより1000mLのものを購入する方が安くすみます。
よく使う食材や調味料であれば、そのあたりにも注目してみてください。
一人暮らしでも!「カット」ではなく「丸ごと」野菜
スーパーでセールされる野菜も丸ごとで売られる場合が多いです。
使いきれない量でも、冷凍保存が可能な野菜は意外に多いので保存がききます。
また、普段捨てられる「皮」や「芯」にも栄養が豊富であることをご存じでしょうか。
大根の皮はきんぴらに、キャベツの芯も薄くきれば他の葉と同様に利用できます。
野菜はうまく利用して、栄養も無駄なくとりましょう。
こどもも喜ぶ!ボリューム満点節約レシピ5選
実際におたすけ食材を使ってできるレシピを紹介します。
どれも簡単でアレンジしやすいものばかりですので、覚えて損はありません。
味付けはめんつゆでできるレシピにしました。
1 野菜チャンプルー
材料(一人分の目安)
肉(お好みの肉) | 100g |
豆腐(絹でも木綿でも) | 150g |
野菜(お好みの野菜) | 適量 |
卵 | 1個 |
めんつゆ(濃縮タイプがおすすめ) | 適量 |
サラダ油 | 適量 |
- 豆腐は軽く水切りしておく
- 肉と野菜は食べやすい大きさに切る
- フライパンにサラダ油を入れて熱し、肉を炒め、色が変わったら野菜を加え炒める
- 豆腐を加える
- めんつゆを加えて味をつける
- 溶き卵を回し入れ、少し固まってきたら大きく混ぜて完成
これだけです。
弱火で時間をかけると野菜の水分が出てきます。
味を整えても薄まってしまいます。
味付けがめんつゆのみの簡単レシピですので、野菜や豆腐、肉の量はお好みで調整してください。
2 豆腐ハンバーグ
材料(1~2人分)
鶏ミンチ肉 | 300g |
木綿豆腐 | 150g |
酒 | 大1 |
すりおろし生姜 | 小1 |
片栗粉 | 大1 |
塩コショウ | 少々 |
サラダ油 | 適量 |
(照り焼きソース) | |
めんつゆ(3倍濃縮) | 大2 |
みりん | 大1 |
- 木綿豆腐は水切りをおこなう
- ボールに材料を入れよくこねる
- 好みの大きさに丸めてタネを作る
- フライパンにサラダ油熱し、タネを焼いていく
- (照り焼きソース)めんつゆ(3倍濃縮)とみりんをあらかじめ混ぜておく
- タネが両面焼けたら、照り焼きソースを上からまわしかけ蓋をして弱火で蒸し焼きにする
- ふたをとり、ソースをからめる
タネが柔らかくゆるくなる場合は、片栗粉やパン粉を追加してみて下さい。
ソースはこどもにも人気の照り焼きソースです。
3 あんかけ野菜
材料(1~2人分)
肉(お好みの肉) | 150g |
野菜(お好みの野菜) | 適量 |
サラダ油 | 適量 |
めんつゆ(3倍濃縮) | 50ml |
水 | 150ml |
(水溶き片栗粉) | |
片栗粉 | 大1 |
水 | 大1 |
- 肉と好きな野菜を食べやすい大きさに切る
- フライパンにサラダ油を熱し肉を炒め、肉の色が変わったら野菜を加えて炒める
- 全体にあぶらがまわり、野菜が少ししなってきたらめんつゆと水を加える
- 一煮立ちしたら、一度火を消す
- 水溶き片栗粉を少しずつ入れてとろみをつける
- 再度火をかけて全体を混ぜる
好きな具材を炒めてあんを作るだけのシンプルなレシピです。
あんかけにすることで食べ応えもアップします。
そのまま食べるのはもちろん、豆腐やごはんにかけて食べるのもおすすめです。
4 具だくさん味噌汁
材料(1人分)
水 | 300ml |
だしの素 | 300mlにあわせて |
味噌 | 大1~ |
好きな具材 | 適量 |
味噌汁はだし汁に好きな具材を加え、最後に味噌で仕上げるだけの簡単レシピです。
味噌を加えたあとは煮立たせないように注意してください。
味噌汁に合う具材は多くありますので、具だくさんにすれば、それだけで立派なごはんになります。
おもちを入れて雑煮風にすればボリューム満点です。
5 雑炊
材料(1人分)
めんつゆ(3倍濃縮) | 30ml |
水 | 270ml |
ごはん | 軽く1杯 |
卵 | 1個 |
- ごはんはざるにとり軽く水で洗いぬめりをとっておく
- 鍋にめんつゆと水を入れ一煮立ちさせ、ごはんを加える
- 溶き卵を回し入れてかたまったら完成
めんつゆを使った簡単雑炊です。
めんつゆと水を煮立たせる時に好みの野菜を追加して入れてもおいしいです。
おなかを満たすちょっとしたコツ
おたすけ食材を使った節約レシピの他にも、おなかを満たすためにちょっとしたコツがあります。
水分の多い食材を選ぶ
野菜は水分量が比較的多いですが、炒めるよりサラダなどで食べた方がお腹を満たす場合もあります。
これは炒めると中の水分が出てしまうため、生食で食べた方が水分も摂取できるからです。
炒める時はなるべく短時間ですませる、スープや味噌汁、雑炊にして食べるなどの工夫がおすすめです。
食材は大きめにカットする
調理をする時にできるだけ食材は大きめにカットすることをおすすめします。
たくさんごはんが食べたいなと感じる時はあえて大きく切ることで、見応えと食べ応えを得ることができます。
よく噛んでゆっくりと食べる
ゆっくり味わいながら食べる事で、本来の食材のおいしさを感じることもできます。
食材のおいしさを感じられるようになると、薄味でも満足できるようになり、体にも良い影響をもたらします。
お金がないときの満腹節約レシピ:まとめ
今回は、お金がないピンチの時のごはんに役に立つ食材とレシピを紹介しました。
ポイントは「低価格」「かさましできる」「腹持ちがいい」の3つです。
レシピも簡単でシンプルです。
シンプルでもおいしくて満足できるごはんはたくさんあります。
ただし、栄養面も考慮し無理のない範囲の節約を心がけてくださいね。
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