Amazon中国輸入OEM自社ブランド販売をこれから始めてみたいけど、何をすればいいの?
すでに自社ブランド販売を始めてるけどいまいちわからない……
など物販ビジネスについて疑問が多い方もいるでしょう。
そこで今回は、初心者でもわかりやすく自社ブランド販売について完全解説していきます。
本記事を読めば、なぜOEMをやった方がいいのかやOEMの実際の手順が全て把握できますよ。
自社ブランド販売をして成功すれば、半年間で月商1,200万円、利益250万円達成も夢ではないかもしれません。
本記事を参考に自社ブランド販売を始めてみてはいかがでしょうか。
Amazon OEMビジネスの5つの良いところ
まず、Amazon OEMビジネスの良いところを一言でいうと、時間とお金と一生もののスキルが同時に手に入るビジネスです。
さらに具体的にAmazon OEMビジネスの良いところを、簡単に5つまとめると以下のようなところです。
- 長く続けることができるビジネス
- 社会的信用も高い
- 利益率が高い
- パソコン1台あればできる
- 労働収入ではなく資産構築型である
1つずつ見ていきましょう。
長く続けることができるビジネス
Amazon OEMビジネスは、長く続けることができるビジネスでしょう。
例えば副業などで物販ビジネスを始めたい時、自社ブランド以外にせどり・転売というキーワードが出ますが、せどり・転売は、長く続けていくには厳しい世界です。
比べて自社ブランドは、自分の商標を取ったり自分のブランドで売っていくので長くできます。
また、主な販売先(プラットフォーム)のAmazon側がせどり・転売よりは、自社ブランドオーナーの方を優遇しています。
Amazonが、自社ブランドオーナーが優遇されるツールや仕組みをすでに用意しているからです。
販売先のAmazonが自社ブランドを推す方向性であれば、逆らうより乗っかる方が早いのと波に乗れますよ。
自社ブランドビジネスは、売れるものを自分で作り出していくという手法なので、マーケティング力が備わっていきます。
マーケティング力を身につければ他のビジネスにも適用できるので、結果長く稼ぎ続けられる自社ブランドはやって損はないビジネスといえるでしょう。
社会的信用も高い
自社ブランド販売は、社会的信用の高いビジネスモデルといえます。
例えば、自社ブランド販売だとせどり・転売と違って社会的信用が高いので、家族や周りに堂々といえるでしょう。
また、ビジネスを拡大する上で資金調達をする際の銀行側の反応がせどり・転売と自社ブランド販売だと反応が違います。
自社ブランド販売で商標も取っていることを伝えれば、銀行だけでなく、国が運営している日本政策金融公庫の反応もいいので資金調達をしやすいですよ。
利益率が高い
自社ブランド販売は、利益率つまり売上高に対するリターン率が高いです。
資本金が少ない人こそ、自社ブランド販売をおこなうと利益率が高いのでおすすめです。
パソコン1台あればできる
せどり・転売で店舗仕入れをおこなう場合は、首都圏に住んでいる方が商品の品物が集まり、仕入れがしやすいです。
対して、自社ブランド販売はパソコン1台で作業できるので、北海道から沖縄までどこにいても不便なくできます。
また、せどり・転売はスケールを大きくすると商品が増えスペース問題や固定費が上がりますが、Amazon自社ブランド販売は変わらずパソコン1台でやり続けられます。
労働収入ではなく資産構築型である
Amazon自社ブランド販売は、自分が動いて働かなくても、自分の商品を1度作って売れれば資産になります。
売れれば、あとは手をかけなくても継続して収入を得られます。
また、Amazonの特性上、売れば売るだけお客さんのレビューが集まります。
レビューがいいとお客さんがお客さんを呼び、結果売上も伸びていくでしょう。
転売とOEM始めるならどちらが良い?
転売よりもOEMを始めた方が良い理由は以下の通りです。
- 中古のヴィンテージ商品の輸出は撮影や都度コンディションを確認したり、売れたら発送するという手間がかかるので作業に時間がかかる
- 自社ブランドOEMは、1回作ったらあとはやることがほぼない
- 両方のビジネスをしている人に聞くと、OEM販売の割合の方が多い
- 転売は、初心者のハードルが上がり、出品停止やアカウント停止に突然なることも多い
- 転売の方が価格競争にも陥りやすい
- プラットフォーム側の規制やメーカー規制が、転売に対して厳しくなっている
転売の方が良い点としてキャッシュフローは早いですが、稼げるまでに時間がかかるものの長期的に稼げるOEMビジネスの方が始めるにはおすすめです。
自社ブランドの良いところは?
せどり・転売がお金を稼ぐだけのビジネスといわれるのは、元々認知のあるブランドを競取って売っているだけだからです。
いくら転売をしても、ブランド力が育つことや資産が積み上がっていくことにはならないのです。
転売はすぐに稼げても利益率が低かったり、競合が増えたり、知的財産侵害で訴えられたりするリスクがあります。
自社ブランド販売は、長くやればやるだけブランド力も育つので、お客さんがAmazonで定期販売などをすれば継続的に収入が得られます。
自社ブランドとは?
自社ブランドとは、自分の子供のようなもの、つまり手塩にかけて育てていくようなものです。
自分で何かを作り上げていく自社ブランドは、お客さんの信頼などを得て培っていきます。
将来性や価値もある自社ブランドの例として、50万円の手持ち資金から自社ブランドを作り、2年後に2,800万円で某有名メーカーに売却した方がいます。
自社ブランドにはバリューがあり、可能性もあるので頑張ってビジネスとしてやっていく価値はあるでしょう。
自社ブランド販売は経験ゼロからでもできるのか?
ブランドを作るのは、ブランド名を経済産業省の特許庁に出願する際に、A4の紙と2万円程度の手数料を払えば良いだけです。
審査が通れば、6ヶ月後くらいに付与されます。
ブランドを作ることに関してはハードルは高くなく、売る場合もAmazonがインターネット販売をする際の作業をある程度整えてくれているので楽です。
また、自社ブランドオーナー向けの出品大学のようなカリキュラム動画も用意があるので、手順通りやれば未経験からでもAmazon上で自社ブランド販売は可能です。
ブランドと聞くとユニクロなどの大手ブランドを想像して無名の個人が出品して売れるのか心配になりますが、Amazonで購入する人の多くはブランド名よりも商品ページを見て買うことが多いのです。
Amazonで出品する際、商品ページをしっかり作れば、自社ブランド初心者でも全く売れないことはないのです。
Amazon OEM自社ブランド販売って具体的に何?
お客さん側としてAmazonなどで商品を買ったことがあると思いますが、Amazon OEM自社ブランド販売は、売る側です。
Amazonで売っている人たち、つまり自社ブランドオーナーは、中国などから商品を仕入れてキレイにパッキングして販売しています。
そして、売るにあたってカタログページを作らないとお客さんに自分の商品を買ってもらえないので、販売ページを作るのもAmazon OEM自社ブランド販売オーナーの仕事です。
Amazonのカタログのルール
Amazonのカタログページは、検索をすると商品ごとに表示されるので、最安値のものを見つけやすいのが特徴です。
比べると楽天は、ショップごとに表示されるので、複数のショップが同じ商品を販売しているとどれが1番安いかわかりにくいのが特徴です。
せどり・転売だとAmazonでは価格競争が起きやすいですが、自社ブランド販売だとカタログページを独占できるので価格の値下がりが起きにくいです。
そもそもOEMとは?
さらに簡単にいうと、OEMはすでに中国の工場であるものを、自分のロゴをつけたりパッケージングしたりして自分の商品ブランドとして売ることをいいます。
自社ブランドはコストがかかるか気になるところですが、100個から仕入れなどもでき、開発も少額から始められます。
ひと昔前にもAmazon OEMは流行りましたが、いわゆる中国転売とAmazon中国輸入OEMビジネスの大きな違いは以下の2つです。
- 自分たちでしっかり商標を取る
- 魅力的な商品販売ページ作りをする
上記の2点をすることによって、経験者に負けず、無名でも自分の商品・ブランドが売れます。
なぜAmazonでやるのか?
出品者目線で見た、それぞれのECモールの特徴は以下の通りです。
ECモール | 特徴 |
Amazon | 2022年のユーザー数は第2位だが、売上高は第1位FBA(フルフィルメント by Amazon)に登録して月額税抜き4,900円と販売手数料を払えば、配送作業やカスタマーサービスを代わりにおこなってくれる出品が楽 |
楽天 | 2022年のユーザー数は第1位で売上高は第2位プランにもよるが、出品手数料は2万円以上出品審査が厳しめ |
Yahooショッピング | 出品手数料は無料だが、Amazonや楽天に比べるとまだ集客力が少ない |
参考:ネットショップ担当者フォーラム Amazonの2022年実績まとめ
Web担当者フォーラム 楽天グループの2022年12月期決算
自社サイトで自分のブランドを売る場合も、コストがかかったり、自身で集客をしなければいけないので高難易度のマーケティング力が必要です。
個人で物販ビジネスをおこなう際は、初心者なら出品手数料も安くショップ開設や運用が簡単なAmazonで販売するのがおすすめです。
Amazon OEMは最初から売れない!成果が出るまでの期間
Amazon OEM自社ブランド販売は、始めてすぐ売れて収入を得られるわけではありません。
Amazonで自社ブランドが売れるまではトータルで5から6ヶ月ほどはかかります。
準備期間や成果が出るまでの目安の期間は以下の通りです。
準備期間は3ヶ月ほど
まず、Amazon OEM自社ブランド販売を始めたら、3ヶ月ほどは準備期間は必要でしょう。
準備期間で主にすることは以下のようなことです。
- リサーチ
- 商品決め
- 中国工場の選定
- サンプリング取り
- 本発注
- 販売ページ作り
サンプリング取りや本発注に関しては、中国から商品を輸入するのですぐ届くのではなく、1週間などある程度時間がかかります。
Amazon OEM自社ブランド販売で何を売るかのリサーチ時間や何回サンプリング取りをやるかにもよりますが、準備期間に3ヶ月以上は見ておきましょう。
成果が出るのは売り出しから2ヶ月
売り出して初月は、無名のブランドが突然出るのですぐ売れることは難しいでしょう。
準備期間から成果が出るまでトータルで5から6ヶ月くらいで、収益が出てきたなと実感できるようになります。
1商品目だとやはり最初なので5から6ヶ月くらいかかりますが、2、3商品目は経験値や手続きも大幅にショートカットできるのでスパンは短くなるでしょう。
「副業で成果を出すのに半年もかかるの?」と思う方もいるかもしれませんが、収益化できるビジネスモデルで5から6ヶ月という期間で成果を得られるのは早い方です。
新規事業、例えば飲食店を立ち上げるとしたら物件を探したり、内装を整えたりすると早くて1から2年はかかるといわれています。
対してAmazon OEM自社ブランド販売は、インターネットを使ったビジネスとしては、新規事業の中でも早くに収益化できます。
用意する資金の目安
逆にいえば、30万円あればAmazon OEM自社ブランド販売ができちゃいます。
昨今の物販ビジネス業界にしては、人的コストもかからず30万円で自分のビジネスが開始できるのは低コストで初心者には打ってつけです。
ただし、カード枠としての30万円ではなく、現金としての30万円を用意しましょう。
中国への仕入れ資金は、振り込みがメインだからです。
Amazon OEM自社ブランド販売は、カードをうまく回していくビジネスモデルではないので注意しましょう。
Amazon OEMの始め方
では、Amazon OEMの具体的な始め方を以降で紹介するので参考にしてください。
準備で必要なもの
準備で必要なことは、GS1事業者コードの取得とAmazonで販売用のアカウントを登録することです。
それぞれ説明します。
GS1(コードの取得】
まず、GS1事業者コードを取得しましょう。
GS1事業者コードとは、どの事業者のどこの商品かを識別するバーコードのことで、日本ではバーコード番号がないと商品は売れません。
自社ブランドをこれから売っていくという宣言のようなものなので、売る商品が決まっていなくてもGS1登録事業者として登録は必ずしましょう。
Amazonアカウントの登録
次にAmazon販売用のアカウント、Amazon大口出品アカウントを登録しましょう。
小口アカウントもありますが、1点商品を出品する際に税抜き100円と販売手数料がかかるのに対して、大口アカウントは月額税抜き4,900円と販売手数料で上限なく出品できます。
本気でAmazonで自社ブランドを販売していくのであれば、利用できる機能も変わってくるのでAmazon大口出品アカウントに登録しておきましょう。
最初からAmazon大口出品アカウントに登録しておくと、Amazonのリサーチができるデータがもらえます。
必要な4つのAmazonリサーチツールの登録
次に、自社ブランド販売ビジネスをうまく回すために必要なツールが以下のように4つあるので登録することをおすすめします。
- セラースプライト
- アリスプライト
- Alibaba.com
- ERESA PRO
それぞれ見ていきましょう。
セラースプライト
引用:SellerSprite
無料版と有料版がありますが、無料版だとリサーチ制限などがあるので月100ドルほどかかる有料版がおすすめです。
アリプライス
アリプライスは、日本のAmazonで売っているものを中国で売っていないか調べる際、AIが自動で認識して中国の工場を調べてくれるツールです。
アリプライスは、chromeの拡張機能で動き、無料で使えます。
Alibaba.comアカウント
引用:Alibaba.com
また、Alibaba.comの登録によって、1688という中国国内向けの業者サイトも自動で見れるようになります。
Alibaba.comは無料でサインアップ可能です。
ERESA PRO
引用:ERESA PRO
ERESA PROは、商品選定の際のリサーチや分析が簡単にできるツールです。
無料版もありますが、月額3,980円のERESA PROの方が幅広いデータベースからリサーチできたり、リサーチ時間を大幅に短縮できるのでおすすめです。
Amazon OEMの3つの段階別やり方:商品販売までの手順
登録などの準備が整ったら、以下の3つのフェーズを意識してAmazon OEM自社ブランドの商品販売をしましょう。
1. 商品選定
2. 商品販売準備
3. 販売後戦略
それぞれ手順とともに解説します。
1. 商品選定
まずは、どの商品を売っていくかを決める段階なので以下のようにリサーチなどをしましょう。
リサーチ市場調査
まず、何を売るか調べる際、Amazon出品大学やERESA PROなどを使ってどういうものが売れているのかをリサーチをします。
自分がどこの市場に入り込むのか、リサーチツールを使ってさまざまなデータを収集しましょう。
商品選定
商品が決まったら、セラースプライトを使って、市場分析や他の競合セラーがどれくらい売っているのかを調べましょう。
ライバルチェックや利益計算をリサーチするのも忘れずにおこなってください。
サンプル発注
売る商品のリサーチができたら、サンプルを取り寄せます。
サンプル発注の際、中国の生産工場との仲介を担う中国輸入代行を入れましょう。
中国輸入代行業者とのやり取りでは日本語が可能ですが、選ぶ際はレスポンスが早いところと契約するとスムーズにOEMビジネスができます。
2. 商品販売準備
リサーチし、サンプルも取り寄せて商品を決めたら、本発注や販売カタログページ制作、商標申請を同時に進めることをおすすめします。
本発注
サンプル商品を自身や周りの人に使ってもらってよかったら、ブランド名を決めて商標申請をしましょう。
申請後は、中国の生産工場に商品を実際に500個単位などで発注してください。
本発注をして飛行機を使う場合は2週間で、船を使う場合は安いですが、1ヶ月かかります。
商品カタログ制作
商標申請は半年くらいかかるので待っている間はさらに、販売ページのカタログ制作や必要ならパッケージ作りを進めます。
カタログ制作期間は、10日から2週間ほどです。
3. 販売後戦略
商品を実際に売り始めたら、Amazon内でSEO対策や広告運用をして自社商品が売れるようにしましょう。
それぞれ解説します。
Amazon内SEO対策
Amazonで商品の検索をした際に、1ページ目もしくは上位に自分の商品がくるように、販売ページのSEO対策(検索エンジン最適化)をしましょう。
Amazonの商品検索で1ページ目に載っている商品の約70%以上が買われている傾向なのと、1ページ目に自分の商品がないとそもそも土俵に立っていないことになるので、売れ行きが悪くなります。
Amazon内SEO対策としては、適切な価格設定や商品説明が充実した販売ページの作成などがあります。
参考:Amazon SEOとは?検索順位を上げるための商品ページ作成ガイド
Amazon広告運用
さらにAmazon広告運用を上手に活用するとAmazonで出品した際、自社ブランドがさらに認知され売れます。
Amazon広告を運用することで、自身の商品が購入者の目に止まりやすかったり、用号セラーの商品ページにも広告が表示できたりします。
ただし、ただ広告にお金を使うだけで売れるのではなく、Amazon広告にも種類があるのでどの広告を表示させるべきか考えて的確に打ち出す必要があります。
参考:amazon ads ビジネスの成長にスポンサー広告を活用
作業時間の目安
新規事業を立ち上げると考えれば、平日2時間や休日6時間の作業時間を半年間おこなうのは、短い方です。
また毎日コツコツ作業し慣れていけば、2個目や3個目の商品を売る際は、作業時間も大幅に短縮できるでしょう。
初心者はまず簡易OEMから始めよう!
簡易OEMは、すでに既存しているノーブランドの商品にロゴや別の付属品をつけたり、オリジナルパッケージにいれたりすれば簡単に自社ブランド商品として売れます。
差別化は必要なものの、最初は費用や労力もかけずに始められる簡易OEM販売をして、自社ブランド販売の経験を積みましょう。
まとめ:時間とお金とスキルが手に入る自社ブランド販売を始めよう!
自社ブランドOEMの魅力は、資産性が高いのとマーケティング力が身につくところです。
また、自社ブランド販売の仕事を覚えると、いろいろなスキルが身につくだけでなく時間とお金も手に入ります。
Amazon中国輸入OEM自社ブランド販売は、決して楽して稼げるビジネスではないですが、やることをきっちりとやれば、想像しているよりも大きなものが手に入るかもしれませんよ。
本記事を参考に、将来も見据えるなら、自社ブランドOEMを副業の1つの選択肢として考えてみてはいかがでしょうか。
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