コロナ以降会社の業績が悪化してリストラされたり、会社が倒産したりとサラリーマンが安泰だった時代は終わりました。
会社に頼っているだけでは将来が不安、1人で稼げるようになりたい
自分のペースで1人で稼ぎたい
独立して高収入を得たい
そんなふうに考える方も増えているでしょう。
この記事では、1人で稼ぐために取得しておくといい資格をご紹介します。
ぜひ、参考にしてください。
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1人で稼げる高収入の資格
高収入をねらえる資格といえば、医師や弁護士がすぐに浮かぶと思います。
しかし、こういった資格は取るのに長い時間を要し、かなりの難関です。
ここでは、会社員として働きながらでも取得可能な資格をご紹介します。
1人で稼げる資格の中でも、高収入をねらえる資格は以下の通りです。
- 社会保険労務士
- ファイナンシャルプランナー
- 行政書士
- 司法書士
- 税理士
- 公認会計士
- 宅地建物取引士
- 土地家屋調査士
- 中小企業診断士
- ITストラテジスト
順に解説していきます。
社会保険労務士
- 平均年収:500万円~700万円参考:社労士年収
- 合格率:5%前後参考:社労士合格率
- 受験資格:学歴と実務経験を要すなど参考:社労士受験資格
社会保険労務士は人事、労務を専門とする国家資格です。
業務独占資格であるため稼げる資格といえます。
仕事内容は労働基準法などの法令に沿って企業にアドバイスをすることや、公的な書類作成です。
年金相談などコンサルタント業として活躍する場もあります。
働き方改革や社会保険の制度変更にともない、社会保険労務士の需要は高まっています。
ファイナンシャルプランナー
平均年収:500万円~600万円参考:ファイナンシャルプランナー年収
合格率
3級:70%程度参考:ファイナンシャルプランナー合格率
2級:60%
1級:10%程度
受験資格
3級は受験資格なし参考:FP受験資格
2級は3級合格者または2年以上の実務経験など
1級は2級の合格者で1年以上の実務経験など
顧客のライフスタイルや将来の夢を実現するために、資産形成や節税、保険、相続などの分野でアドバイスを行います。
顧客の資産運用にかかわるため、顧客との信頼関係を築かなければなりません。
そのためにコミュニケーション能力、説明力、分析力が大切になります。
常に最新の情報や知識を更新し、倫理観や信念を持って仕事に取り組むことが必要です。
働き方によっては、1,000万円以上稼ぐことも可能でしょう。
行政書士
- 平均年収:600万円程度参考:行政書士年収
- 合格率:10%~15%参考:行政書士合格率
- 受験資格なし参考:行政書士受験資格
行政書士とは法律にもとづいて、行政手続きを代行する専門家のことです。
行政書士は国家資格であり、行政書士法によって業務範囲が定められています。
主な業務は、次のようなものです。
- 各種許認可申請や届出
- 法人設立や登記
- 相続手続きや遺言書作成
- 外国人の在留資格や帰化申請
- 知的財産権の登録や管理
行政書士は、これらの業務を企業や個人に代わって行います。
社会の変化に対応して、常に専門知識や技能を更新し信頼性や公正性を保つことが求められます。
行政書士事務所や法律事務所で働くほか、自宅で開業する人も多いです。
独立して2,000万円以上稼ぐ人もいるようです。
仕事量を自分で調整できるため、副業としても行うことができるでしょう。
司法書士
- 平均年収:800万円~1,000万円参考:司法書士年収
- 合格率:4%前後参考:司法書士合格率
- 受験資格なし参考:司法書士受験資格
司法書士とは専門的な法律知識に基づき、不動産の登記、商業や法人の登記申請、裁判所等に提出する書類の作成など、生活に切り離せない身近な法律家です。
司法書士事務所で経験を積み、独立するのが一般的です。
司法書士試験は超難関試験ですが、自分の努力次第で高い収入を得ることができます。
60歳以上で活躍している人も多く、生涯現役として稼ぐことができるでしょう。
また出産・育児で仕事を離れても復帰しやすい職業なので、女性にもおすすめです。
税理士
税理士受験資格
税理士とは税務に関する専門家です。
国家資格であり、超難関資格の1つといえるでしょう。
税理士は税理士法人や会計事務所などに所属するほか、独立して開業することができます。
多くの企業と顧問契約ができれば大きく稼ぐことができるでしょう。
顧客の財務状況や事業内容を把握し適切な税務処理を行うためには、常に専門知識や技能を更新していかなければなりません。
税金は暮らしに大きくかかわりますので、活躍する場は広いでしょう。
税理士試験は難関ですが、科目別合格制度があり段階を踏んで学んでいくことができます。
すべて合格するまでは5年程度かかるといわれていますが、取得すれば実力次第で収入を伸ばすことができるでしょう。
開業すれば年収は1,000万円以上といわれています。
公認会計士
- 平均年収:500万円~1,000万円参考:公認会計士年収
- 合格率:10%未満参考:公認会計士合格率
- 受験資格なし参考:公認会計士受験資格
公認会計士とは会計や監査に関する専門的な知識や技能を持ち、公正かつ中立的な立場から監査報告書を作成する仕事です。
また、税務や財務アドバイスなどのコンサルティング業務も行います。
年収に開きがあるのは、公認会計士は税理士と違い企業に所属するのが一般的なためです。
初任給で500万円程度なのは、一般的な会社員の平均と比較すると高収入といえるでしょう。
経験を積むと収入が増えていきます。
宅地建物取引士
- 平均年収:450万円~550万円参考:宅地建物取引士年収
- 合格率:17%程度参考:宅地建物取引士合格率
- 受験資格なし参考:宅地建物取引士受験資格
不動産業者や個人の利益を守るために、法律や契約書の作成、物件の査定や調査、税金や手数料の計算など様々な業務を行います。
宅地建物取引士試験は不動産業法や民法、税法など、不動産に関する幅広い知識が問われます。
不動産業界での信頼と収入が向上するだけでなく、自分で不動産を売買したり、家を借りたりする際にも有利になるでしょう。
宅地建物取引士は次の独占業務を行います。
- 宅地建物取引の重要事項説明
- 重要事項説明書への記名押印
- 契約書への記名押印
以上は宅地建物取引士にしかできないので、宅地建物取引企業においては絶対に必要な人材です。
宅地建物取引を行う企業は社員の5人に1人は宅地建物取引士の資格を保有していなければなりません。
そのため宅地建物取引士は、不動産のプロフェッショナルとして需要が高い仕事といえるでしょう。
また宅地建物取引士は不動産業者で働く他に、副業として資格を活かしたり独立したりできます。
働き方次第で年収1,000万円を超えることもあります。
土地家屋調査士
- 平均年収:600万円前後参考:土地家屋調査士年収
- 合格率:8%〜10%程度参考:土地家屋調査士合格率
- 受験資格なし参考:土地家屋調査士受験資格
土地家屋調査士とは土地や建物の測量や登記に関する業務を行う専門家です。
国土交通大臣の免許を受けて業務を行います。
土地家屋調査士の業務は、主に以下のようなものです。
- 土地や建物の測量や図面の作成
- 土地や建物の登記申請や登記簿の閲覧
- 土地や建物の評価や鑑定
- 土地や建物に関する法律や制度の相談や指導
土地家屋調査士は、土地や建物に関する専門知識と技術を持ち、公正かつ中立な立場で業務を行います。
独立して開業することで1,000万円以上になることもあります。
中小企業診断士
- 平均年収:1,000万円程度参考:中小企業診断士年収
- 合格率:4%~7%参考:中小企業診断士合格率
- 受験資格なし参考:中小企業診断士受験資格
中小企業の経営改善や成長を支援します。
独占業務はありませんが、中小企業にとっては頼りになる存在です。
ITストラテジスト
- 平均年収:600万円から700万円参考:ITストラテジスト年収
- 合格率:15%前後参考:ITストラテジスト
- 受験資格なし参考:ITストラテジスト受験資格
ITストラテジストとは高度なITの知識を活用して企業の課題の明確化や業務効率化を図る仕事です。
IT戦略の専門家といえるでしょう。
ストラテジストは英語で「strategist」と表記し、日本語で「戦略家」を意味します。
情報処理技術者に関する資格試験の中でも難易度の高い国家資格です。
そのため就職や転職市場で高い評価を得ています。
1人で稼げる資格選びの注意点
資格を取得するためには多くの努力と時間が必要です。
また資格を取ったからといってすぐに稼げるとは限りません。
そのため、資格を取得する際は以下の点に注意が必要です。
- 自分の目的や目標にあった資格を選ぶこと
- 資格の内容や難易度を把握すること
- 資格を取得するための費用を確認する
順にみていきます。
自分の目的や目標にあった資格を選ぶこと
資格は多種多様で、それぞれに特徴やメリットがあります。
資格の内容や難易度を把握すること
資格は試験方法や認定の方法が異なります。
合格率や難易度も資格によって違うでしょう。
自分が受験する資格の内容や難易度を事前に調べて、自分のレベルや準備状況に合わせて計画的に勉強しましょう。
資格をとるための費用や期限を確認する
資格を取得するためには受験料や教材費がかかります。
更新が必要になる資格もあります。
資格取得のための費用や期限を確認して、予算やスケジュールを管理しましょう。
何かを仕事にとお考えの方は、下記記事も参考にして下さいね!
1人で稼げる資格:まとめ
1人で稼げる資格を10選に厳選してお伝えしました。
- 社会保険労務士
- ファイナンシャルプランナー
- 行政書士
- 司法書士
- 税理士
- 公認会計士
- 宅地建物取引士
- 土地家屋調査士
- 中小企業診断士
- ITストラテジスト
1人で稼げる資格を持つと、自分の時間を好きなように使うことができ、好きな場所で仕事をすることができます。
働く場所を自由に選べ、収入を増やすのも自分次第です。
自分のやりたい仕事に挑戦することもできるでしょう。
しかし、1人で稼げる資格を取得するには、多くの努力や時間が必要です。
また、自分で仕事を探したり、クライアントと交渉したりする必要もあるでしょう。
そのため1人で稼げる資格を取得し高収入をねらうためには、自分の強みや興味、目標などを明確にしておくことが大切です。
やりたいことを仕事に!そんな方は、下記記事もおすすめです。
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