使わなくなったトレーディングカードなどをメルカリで売ってお小遣いを稼ぎたいと考えても
「発送方法は何を選べばいいんだろう?」
「送料で損しちゃうかも」
「濡れたり折れたりしたらどうしよう」
このように不安な点がいくつも出てきて、結局出品を躊躇してしまうこともあると思います。
メルカリで販売を続けていくためには評価も重要となるため、どうしても神経質になってしまう部分ですよね。
しかし、適切な知識を身につけることでその不安も解消されます。
「カードの枚数に応じた適切な発送方法」と「カードを傷つけない梱包方法」の2つを覚えておきましょう。
どちらについても、後ほど詳しく解説していきます。
・少しでも利益を上げたい
・クレームやトラブルを避けたい
こういった方はぜひ参考にしてください。
商品を安く発送すれば、その分利益が増えます。
また綺麗な状態でカードを届けることができれば、良い評価が付きやすくなって信頼感が増し、その後も商品を購入されやすくなるといった好循環が生まれます。
これから先の売上にも繋がる重要な部分であるため、注意して発送を行いましょう。
目次
メルカリでカード類を安く発送する方法
メルカリでカード類を安く発送するためには、郵便局のサービスを利用するのがおすすめです。
・ミニレター(郵便書簡)
・普通郵便
・ゆうゆうメルカリ便(ゆうパケット)
この3種類の方法があります。
それぞれ料金や補償などが違うため、何を重視するかをよく考えて選びましょう。
ミニレター(郵便書簡)で発送する
カード類を一番安く発送することができるのは、郵便局にて63円で購入可能なミニレター(郵便書簡)です。
ミニレターとは、便箋部分に文を記入して折り畳むとそのまま封筒として使えるという、便箋と封筒が1つになった商品です。
封筒の中には厚さ1cm・重さ25g以下のものを入れられるため、カード類を発送するのに適しています。
速達や特定記録の併用可能
ミニレター(郵便書簡)は普通郵便と同じようにオプションを付けることも可能です。
急ぎのときには速達、確実に届けたいときには特定記録、といったように状況に応じて使い分けることができます。
ただし、オプションを付けると追加料金が発生するため、損をしないように利益計算はしっかりと行いましょう。
場合によってはオプションを付けるよりも、ゆうゆうメルカリ便を利用する方が良い場合もあります。
ミニレターは重量超過に注意
ミニレターに同封できるのは厚さ1cm・重さ25g以下のものだけです。
カードの枚数が多い場合は25gを超えてしまう可能性もあるため注意しましょう。
カードを発送する際には折れや水濡れの対策を施すため、その分の重さも考慮する必要があります。
出品時の発送設定は「普通郵便」で
ミニレターで発送することが決まっている場合には、出品時に設定する発送方法を「普通郵便」にしましょう。
ミニレターは定形郵便物や定形外郵便物などと同じく、第一種郵便物であるためです。
このとき注意が必要なのは、出品時に「普通郵便」を選択し、そのまま購入された場合には匿名配送に変更することができなくなるという点です。
匿名配送を重視するという方はゆうゆうメルカリ便を利用しましょう。
普通郵便で発送する
カードが複数枚あり、重量が25gを超えてしまうときにはミニレターが使えないため、普通郵便を使いましょう。
定形郵便物の場合、50gまでの商品を94円で発送することが可能です。
定形郵便物の規定サイズは以下のとおりです。
・長辺:14cm~23.5cm
・短辺:9cm~12cm
・厚さ:1cm以内
範囲内のサイズの封筒を購入する、もしくは封筒を自作し、94円切手を貼って送りましょう。
普通郵便のメリット・デメリット
普通郵便は送料が安く、何枚かのカードをまとめて送ることができるという特徴があります。
そのため、単品では価値が低いカードでも利益を出しやすいといったメリットがあります。
例えば、1枚300円の価値があるカードを3枚持っているとして
・1枚ずつ売る場合
300円(出品価格)- 30円(販売手数料)- 63円(ミニレターの送料)= 207円
207円 x 3枚 = 621円
・3枚まとめて売る場合
900円(出品価格)- 90円(販売手数料)- 94円(定形郵便の送料)= 716円
このように3枚まとめて売った場合の方が送料が一度で済む分、利益が高くなります。
逆に普通郵便のデメリットは、荷物の追跡や補償がないという点です。
そのため、高価なカードの場合には追跡や配送サポートのある、ゆうゆうメルカリ便で発送するのが安心です。
ゆうゆうメルカリ便ゆうパケットで発送する
取引の安心・安全を重視したい方はゆうゆうメルカリ便のゆうパケットで発送すると良いでしょう。
料金は175円と普通郵便と比較すると少し高めですが、その分様々なメリットがあります。
ゆうゆうメルカリ便(ゆうパケット)の規定サイズは以下のとおりです。
・3辺合計:60cm以内
・長辺:34cm以内
・厚さ:3cm以内
・重さ:1kg以内
ゆうゆうメルカリ便のメリット・デメリット
ゆうゆうメルカリ便を使うと
・匿名配送によってお互いの個人情報を明かさずに取引ができる
・配送状況を確認できる
・配送時のトラブルをメルカリがサポートしてくれる
このようなメリットがあります。
カードは折れや水濡れ等でトラブルになる可能性もあるため、心配な方はゆうゆうメルカリ便を利用すると良いでしょう。
ただし普通郵便で送るよりも送料は高くなるため、利益計算をしっかりするようにしましょう。
カード類の最適な梱包方法・注意点
カード類は折れたり水に濡れたりと破損しやすい商品であるため、梱包を工夫しないとトラブルに発展してしまう可能性があります。
購入者のもとへ無事に届けるためにもしっかりと対策をしておきましょう。
防水対策をする
配送時の天気が雨や雪だった場合を想定して防水対策は必ず行いましょう。
カードをビニール袋に入れたり、プチプチで包むといった対策が有効です。
ただし、厚さや重さによって送料が変わってしまう可能性もあるので注意しましょう。
折れや傷防止対策をする
カードは折れたり傷がついたりしやすい商品であるため、それらの対策も必ず行いましょう。
まずは傷防止としてカードを1枚1枚スリーブに入れて保護しましょう。
その後はカードが折れないような対策を行います。
例えば
・いらないカードや厚紙などで挟む
・小さく切ったクリアファイルに入れる
こういった対策をしてから、ビニール袋などに入れると良いでしょう。
カード類を発送する際の注意点
商品が届けられるまでには様々な場所や人を経由するため、丁寧な梱包をしたとしても不安が残ります。
そこで念の為、いつも以上に荷物を慎重に扱ってもらえるような工夫もしておきましょう。
封筒に折曲厳禁・水漏注意を表記する
中に破損しやすいものが入っていると周知させるため、封筒には「折曲厳禁」と「水漏注意」と表記しておきましょう。
色を変えたり、枠を付けたりして目立つような工夫をするとなお良いでしょう。
これらの表記をしておくだけでも、配達の際に気を使ってもらえる可能性が高くなると思います。
ポスト投函より郵便局窓口から発送する
カード類は小さいからといってポストに投函するのではなく、郵便局の窓口から発送しましょう。
ポストには多くの郵便物が投函されるため、押しつぶされてカードが折れ曲がってしまうことも考えられるからです。
少しでもリスクを減らすためにも窓口で確実に渡し、破損しやすい旨を伝えることが大切です。
まとめ
メルカリでカード類を出品する際に考える必要があるのは「送料」と「安心・安全」です。
送料が安いミニレターや普通郵便を利用すれば、利益は増えますが追跡や補償がなく不安な面もあります。
逆にゆうゆうメルカリ便を利用すれば、安心感や安全性は高まりますが送料は高くなります。
何を重視するのかは人それぞれですし、正解はありません。
どの発送方法を使うにしても、相手のことを第一に考え、丁寧で安心できる梱包をするようにしましょう。