初心者がありがちな失敗や対処法などを合わせて紹介することで、以下の悩みを解決できます。
本記事では「せどりで失敗しやすいパターン」について解説します。
- どうしたら初心者でも成功するのか
- せどりが失敗するけど何が足りないのか分からない
- 在庫が出た時どうしたらいいのか
上記の悩みを解決できれば、初心者にありがちな失敗で悩むことが無くなりますので、ぜひ最後までご覧ください。
せどり初心者のよくある10の失敗パターン
せどり初心者は、知識がない状態で始める人が多くいます。
そして、失敗した状態のまま継続すると、当然利益には繋がりません。
ここでは、初心者にありがちな失敗パターンを10個挙げます。
- リサーチツールを使用せずに作業している
- 1つのサイトだけをリサーチして仕入れ判断をしている
- 商品の価格差だけで仕入れ判断をしている
- Amazonによる出品制限が付いた物を仕入れてしまう
- 商品の付属品を梱包していない
- 販売した商品が在庫不良になった
- 粗利計算に送料や手数料を考慮していない
- クレジットカードの支払いまでにお金が用意できなかった
- せどりの知識が足りていない
- お金の管理ができない
これらを見て、心当たりがある方もいるのではないでしょうか。
せどりには、商品の知識はもちろんですが、リサーチツールなどを使用して商品の価格相場や出品者数についても把握せねばなりません。
Amazonのように、出品制限が掛かっている商品を知らずに仕入れてしまい、結果売れずに大赤字だったというケースも少なくありません。
商品を仕入れる前に、まずリサーチを忘れないようにしましょう。
資金が足りなくなってしまう
せどりを始めたが、資金が足りなくて続けられなくなってしまうケースも初心者にはありがちな失敗です。
せどりはやり方さえ間違えなければ、立派なビジネスとして成り立ちます。
しかし、資金運用が上手くできなければ、まず続けてはいけないでしょう。
初心者がやりがちなミスとして
- 仕入れすぎ
- ずぼら管理
が挙げられます。
仕入れすぎについては、誰でもやってしまいがちな失敗です。
自分の資金や売り上げをきちんと管理していないと、安値で売られている商品を資金を気にせずに、大量に仕入れてしまうという失敗にも繋がりやすくなります。
また、初心者がやりがちなのが、仕入れや売り上げのお金の管理をプライベートと同じ銀行口座で管理してしまうことです。
せどりをやっている大半のせどらーは、本業を抱えていてせどりを副業でやっている人が多いです。
本業から入る給料と一緒にしてしまうと
- せどりにいくら掛かったか
- 月にどのくらい売り上げたのか
が見えにくくなってしまいます。
結果、生活費までせどりに使ってしまったり、水道光熱費などにせどりの売り上げが引かれてしまう可能性もあるので、注意が必要です。
せどりをやるときには、銀行口座を新しく開設してせどり専用の口座で取引をしましょう。
でないと、せどりに使う資金が足りなくなる可能性も出てきます。
少し手間は掛かりますが、ずぼら管理には十分気を付けましょう。
せどりの仕入れ個数を間違える
初心者の失敗に「大量に仕入れすぎてしまった」ケースが多くあります。
それには
- 作業が単調になってきて入力個数を間違えてしまった
- 売れると思って、大量に仕入れた
の二種類のケースがあります。
前者については、仕入れ個数を入力する際にきちんと確認すれば防げますが、後者についてはリサーチをしてから仕入れないと防ぎようがありません。
リサーチをした際に「今売れてるから、大量に仕入れよう。絶対売れるから、沢山仕入れよう」と過信して、今後の需要、価格を予想せず仕入れてしまい、その結果大量に売れ残ってしまったケースは初心者にはありがちです。
また、売れることを過信して一か月分を仕入れ失敗したというケースもあります。
商品は、需要の変動により、利益が得られたのは一週間だけだったということもよくあることです。
また、売れる商品はライバルが増えるものです。ライバルが増えれば、商品は値崩れを起こし、利益は得られません。
勘で仕入れずに、事実と過去のデータを基に仕入れる販売計画を立てることが大切です。
売り手だけではなく、SNSを使用した買い手の情報も仕入れることで、売り上げ向上に繋がることもあります。
仕入れ前には、必ずリサーチをして仕入れをしましょう。
リサーチツールの初期投資をケチってしまう
初心者は、資金に限りがあるため、出来るだけ掛かる費用を抑えようと、必要投資も抑えがちです。
せどりには、リサーチツールが必要不可欠ですが、初心者はそれを知りません。
稼ぐために必要な経費も節約できます。
せどりでは
・商品の需要のリサーチ
・市場価格差のリサーチ
・損益分岐点のリサーチ
の知識が必要になります。
これらをリサーチし、初めて仕入れ判断ができるのです。
しかし、これらはインターネットで情報を仕入れられることから、初心者せどらーは、そこでリサーチツールを使用せずそのまま仕入れを行ってしまいます。
自己流でせどり始めると、ほぼ間違いなく失敗します。
リサーチツールの費用は色々な種類がありますが、どれを使用しても月額二千円前後です。
額もそれほど高額ではなく、支払いできない金額ではありませんので、せどりをするなら導入することをおすすめします。
もし、気になっているのであれば、無料でお試しすることもできますので、自分に合ったリサーチツールを探すのもいいでしょう。
利益・手数料・送料計算をせずに仕入れてしまった
せどりでは、利益だけではなく手数料や送料についても計算が必要になります。
販売価格から仕入れ値を引いた分が儲けではないため注意が必要です。
利益は、仕入れ値の他に手数料等必要経費を引いた分になります。
経費を計算に入れずに仕入れてしまったという失敗も、初心者にはよくあります。
うっかりでは済まないので、気を付けなければなりません。
経費を計算に入れず販売価格を決めてしまうと、利益を圧迫してしまいます。
儲かるどころか、赤字になってしまうのです。
仕入れた商品は
- 梱包材料費
- 交通費
- 雑費
- 商品発送に掛かる送料
- 在庫を倉庫に保管するのであれば、倉庫のレンタル料
なども掛かります。
その他にも、家以外で作業を行うのであれば
- 家賃
- 作業を行う場所の光熱費
も計算に入れなければなりません。
何にいくら掛かるかをきちんと把握をして利益の出る価格を決めるようにしましょう。
商品が売れずに不良在庫を抱えてしまった
不良在庫って何?と思った方はいませんでしょうか。
不良在庫とは、売れる見込みがないまま、長い間スペースを占拠している在庫のことで、様々な理由で販売できなくなったものをいいます。
理由は様々ですが、食料品や飲料品は賞味期限があり、それを過ぎると販売が出来ません。
食料品や飲料品、日用品は商品回転が良く、在庫を気にして、余裕をもって仕入れることは決して悪いことではありません。
回転率が良い商品であれば、大量に在庫を抱えることで利益になることもあるからです。
しかし、回転率が悪い商品については注意が必要です。
売れ残ってしまえば、不良在庫になってしまいます。
不良在庫は資金を回収できないため、資金調達もできませんし、在庫を倉庫に保管しているのであれば倉庫の手数料も掛かります。
それ以外にも、不良在庫を多く抱えているバイヤーは、商売人としての手腕をスポンサーや金融機関、取引先から疑われてしまい、融資を受けられなくなる場合もあります。
そうすると、転売ビジネスを続けにくくなってしまいます。
不良在庫の対処法として
- 値段を調整する
- バーゲンセールをする
- とにかく安くして売り切る
という方法があります。
また、予防策として
- 売れない商品を仕入れない
- 最新情報を常に入手する
- 在庫管理を徹底する
- ツールを利用してリサーチする
という方法も効果的です。
不良在庫は処分方法も重要ではありますが、一番の方法はそもそも不良在庫を生み出さないようにすることです。
トレンド商品のリサーチなどを徹底して、不良在庫を抱えずに工夫をするようにすることが、転売ビジネスを長く続けていくコツでもあります。
自己流でせどりを行っている
初心者が陥りやすい失敗の理由の一つに自己流でせどりを行っていることが挙げられます。
初心者は、自分の知識を過信してしまいがちで、知識もないのに、自己流でやりたがります。
そもそも、それが失敗の原因です。
初心者が基礎も分かっていない段階から、自己流でやるとほぼ間違いなく失敗します。
成功の必要条件としては
- 業界最先端の情報を仕入れる
- 副業コミュニティで情報を共有しあう
- 得意な事だけにフューチャーする
- プロの情報から学ぶ
- 商品知識を得る
などがあります。
初心者が自己流せどりを行うことは、違法になる商品も絡んでくるため、非常に危険です。
自己流を取り入れるのは、ある程度の実績や知識を積んでからです。
基礎のリサーチ力や稼ぐ力をしっかり付けてから、自己流を少しずつ取り入れるようにしましょう。
出品できない商品を仕入れてしまった
せどりをするのであれば、商品知識を付けましょう。
扱う商品については、物によっては販売することさえできません。
Amazonでは、法律やAmazonのコンプライアンスに違反する商品は出品できません。
違法な商品を扱っている販売者を登録していては、Amazonのイメージがダウンしたり、業績の悪化に繋がるからです。
法律で無断販売が禁止されている商品は以下のとおりです。
- 酒~通信販売酒類小売業免許が必須
- 加工食品~食品衛生法に基づいた営業許可が必須
- 医薬品~医薬品店舗販売業許可が必須
などがあり、許可なく販売した場合は犯罪となるので、注意が必要です。
また、その他にも
- 銃器や火器
- 明らかな盗品
- 偽物
など様々な物があります。
禁止されている商品を出品した場合、出品を取り下げられたりアカウントが停止されたりと様々なペナルティがあります。
仕入れは、十分下調べをしてから行いましょう。
競合と似たような商品ばかり販売している
リサーチした時は出品者は少なかったのに、商品を仕入れた途端、ライバルが急増してしまい売れなくなってしまった、というケースも多いです。
競合相手が急増すると価格崩壊を起こし、販売価格が下がってしまい、望んだ利益が得られないこともあります。
ライバルが増えれば増える程、利益が出る可能性は低くなり、不良在庫を抱える可能性も上がります。
儲かる商品を探しているのは、自分だけではありません。
人気商品が売れるからと、大量に仕入れがちですが、競合相手が増えることを予想して、大量仕入れは避けて、自分と似た販売傾向を持つライバルの動向をこまめにチェックしましょう。
販売価格を間違える
出品登録で最も恐ろしい失敗が、販売価格を間違えることです。
「1,000円を100円で登録してしまった」という程度なら、小さな損害で済みますが「10万円を1万円で登録してしまった」という場合はどうでしょうか。
これでは大赤字になってしまいます。
初心者は、登録した商品をこまめに見ない人も少なくなく、間違いに気付かないことも珍しくありません。
高額商品を扱っているせどらーは十分注意しましょう。
販売価格を間違えるパターンは
・単純な作業ミス
・相場の読み間違い
の2パターンがあります。
いずれも入力確認や相場をこまめに確認していれば防ぐことが出来るものです。
日々のルーティン作業でミスをしがちですが、大赤字に繋がるミスのため、気を付けるようにしてください。
間違った商品を送ってしまった
せどりを始めると、在庫も増えることから似ている書籍やCDなどの同シリーズ商品と間違えてしまうこともあります。
せどらーは、好きなものを中心に扱っていたり1つの利益商品を探すことも多いため、似たような商品が手元に集まりがちです。
また、初心者についても扱いやすい書籍やCD、日用品などでせどりを行うせどらーも多いことから、似たような商品が集まりやすい傾向にあります。
日頃から、商品をカテゴリーごとに分けたり、見出しを付けたりして管理することで、発送する商品の間違いを防ぐことができます。
間違えた商品を送ってしまうと、評価が下がったりクレームになり、その対応に追われることにもなりますので、十分注意しましょう。
せどり初心者が成功する3つの方法
せどり初心者が成功する方法は
- 仕入れる商品をリサーチする
- 競合の少ない商品を狙う
- 出品不可の商品を把握する
の3つです。
これらを順を追って簡単に説明していきます。
仕入れる商品をリサーチする
これは何度も書いている内容になりますが、せどりには商品のリサーチが必要不可欠です。
仕入れる商品を仕入れる前にリサーチします。
せどりをする上で最も重要なのが
商品の需要の数
商品の競合の数
商品の利益率
を仕入れ前にリサーチすることです。
リサーチツールを使い、儲けられる商品化をきちんと見極めて仕入れましょう。
また、人気商品を探すことも利益を得るには大切ですが、回転率を把握することも大切です。
回転率が高ければ、在庫を抱える必要も少なくなり、効率的に利益を出すことができるのです。
競合の少ない商品を狙う
リサーチした結果、売れる商品を見つけ出したとしても、人気がある商品には飛びついてはいけません。
人気商品は、競合相手が多いため、差別化が難しくなるからです。
初心者は出品者の評価も低く、知識もないため商品説明もあまり細かく記載することが出来ない人が殆どです。
そのため、出品したはいいですが売れない可能性が高いのです。
リサーチをして、競合相手が少ない商品をできるだけ狙うことがおすすめです。
出品不可の商品を把握する
Amazonでは、出品制限が掛けられている商品や出品不可の商品があります。
出品制限商品については
- CDやDVD、レコード
- 乳児用品
- 電気製品
- 防災グッズ
- マスクなどの衛生用品
などの新品の商品が該当します。
販売禁止商品については
- 非合法な製品
- 盗品
- リコール対象製品
- アダルト商品
などの商品があります。
出品制限製品については、Amazonで許可を得れば販売できますが、販売禁止商品販売するとAmazon側からペナルティがあったり、違法行為になる恐れがあります。
知らずに仕入れてしまうと、大赤字にもなりかねませんので、注意して仕入れを行いましょう。
これらは、初心者せどらーが陥りやすい失敗です。
成功するためには、商品の知識、商品の価格変動、自分を守るための最低限の知識が必要になります。
リサーチなどをこまめに行い、情報を常に新しいものにしておくことが、成功の秘訣になります。
回転率が良い商品に絞って仕入れる
回転率とは「仕入れた商品の在庫がどのくらいの期間で売れるのかを示す指標」のことです。
せどりで利益を上げるためには、利益率や回転率を初心者の段階から意識することが大切です。
回転率の高いジャンルを選ぶことで、資金ショートのリスクも効率よく抑えることができます。
初心者におすすめのジャンルとしては
- 書籍
- ゲームなどのホビー系
- 日用品
などがあります。
これらのジャンルは、仕入れや出品に多少の手間は掛かりますが、回転率がいいジャンルなので非常におすすめです。
しかし、仕入れ価格は安い反面、利益率も低いため、すぐに大きく稼ぎたい人にはあまりおすすめではありません。
商品知識を身に付ける
商品知識はせどりを行う上ではとても大事なものです。
商品知識があれば、商品の説明文の詳細を細かいところまで記載できるため、販売する上で、競合相手と差別化をすることが可能です。
しかし、商品の知識はせどりを始めたばかりの初期の時期は、無くても問題はありません。
商品知識は大事ですが、それらは仕入れながら身に付けると、効率よく身に付けられるからです。
商品について、闇雲に調べて中途半端な知識を身に付けるより、仕入れの際に調べて身に付ける方が、細部まで理解することもできます。
せどりのリサーチをする際に、自然と身に付く知識ですので「なんの知識もない」と焦る心配はありません。
自分に合ったやり方で、情報収集を上手に行い、せどりの競合相手と差別化を行いましょう。
リサーチを怠らない
せどりを続けるためには、リサーチは必須です。
リサーチを怠り、独自で判断をして人気がある商品のみを大量に仕入れてしまうと、結果競合相手が沢山いて値崩れを起こして利益にならなかったというのは、初心者せどりによくある失敗です。
商品のリサーチをこまめにすることで、商品の需要や競合の数、利益率についても事前に知ることができます。
リサーチツールを使い、儲けられる商品かをきちんと見極めることで、効率よくせどりをすることもできます。
また、先程も記載しましたが、商品の知識はリサーチをする上で自身につきます。
効率よくせどりができる情報や商品知識も得ることができ、競合相手とも差別化ができることから、せどりを始める上でリサーチは欠かせない存在であると言ってもいいでしょう。
せどり初心者の失敗パターン:対処法・成功方法も合わせてご紹介します!まとめ
本記事では、初心者せどりによくある失敗やその対処法についてご紹介しました。
本記事をまとめると、以下になります。
- せどりをやる上で、リサーチを怠らない
- 販売を行う際の再確認で失敗を防ぐ
- ずぼら管理、仕入れすぎはしない
上記を実践することで、初心者でもせどりで簡単な失敗や対処法で悩まなくなります。
本記事をぜひ参考にし、競合相手にも負けないせどらーさんになってくださいね。
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