中国輸入せどりは、儲からないと耳にすることがあります。
本当に儲からないのでしょうか?
中国輸入せどりのメリット・デメリットを含めてこちらの記事で解説します。
中国輸入ビジネス、どのようにして始めたらいいかわからない
中国輸入せどりで何を売ったらいいかわからない
このように思われている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、中国輸入ビジネスに必要な利益率やかかる費用、仕入先などをご紹介します。
中国輸入せどりの利益率はどのくらいか
中国輸入せどりの利益率は、どのくらいでしょうか。
こちらの利率は、中国のネットショップなどの小売店から仕入をして販売した場合の利益率です。
メーカーや卸売業者から輸入し販売するケース。
または、OEM(Original Equipment Manufacturer)商品を販売した場合は、利益率はもっと上回ります。
50%以上の利益率も見込めるでしょう。
h2:中国輸入せどりのメリット7点
中国輸入せどりのメリットは、7点あります。
- 仕入価格が安い
- 商品バリエーションが多く、売れるものを見つけやすい
- 利益率の高い儲かる商品が多い
- 資金が少なくとも始めやすい
- ネット環境があれば在宅でビジネスを始められる
- オリジナル商品(OEM)を作ることができる
- 儲かる商品を繰り返し輸入できる
順に解説します。
仕入価格が安い
日本のサイトで購入するよりも中国で仕入すると安く仕入れることができます。
中国の生産力は、目を見張るものがあります。
仕入価格が安いのは、せどりをおこなう上で有利ですね。
商品バリエーションが多く、売れるものを見つけやすい
売れるものを探すにも、選択肢が多いのは助かります。
日本のECサイト、Amazonや楽天市場で販売されていない商品が見つかることもあります。
ある分野で売れる商品が見つからなくとも、別の分野で見つけることもできます。
「世界の工場」ともいわれる中国の商品が生産数の多いことは、いうまでもありません。
利益率の高い儲かる商品が多い
メリット3つ目は、利益率の高い儲かる商品が多いことです。
仕入価格が安く、多くの商品から売れるものが見つけやすいです。
つまり、売れるものが多く利益率が高い商品があるイコール儲かる商品が多いのです。
売り先での価格差をリサーチし、利益率の高い商品を見つけましょう。
資金が少なくとも始めやすい
メリット4つ目は、資金が少なくとも始めやすいことです。
仕入価格が安いため、大金を投じて仕入をしなくても済みます。
ネット環境があれば在宅でビジネスを始められる
メリット5つ目は、ネット環境があれば在宅でビジネスを始められることです。
仕入先をネットショップ、売り先をAmazonなどのECサイト(インターネット上の独自運営のwebサイトで販売するサイト)にします。
そうすると、リサーチから販売まですべてを在宅で完結できます。
オリジナル商品(OEM)を作ることができる
中国の業者に依頼し、オリジナル商品を作ることができます。
オリジナル商品を製造することをOEM(オーイーエム)といいます。
オリジナル商品の中でも、簡易OEMといい、独自のロゴやタグを商品につけるものもあります。
完全オリジナルの敷居が高ければ、簡易OEMもライバルに差をつけるのに良い手法です。
OEMの最大の利点は、独自商品のため、価格競争に巻き込まれず利益がみこめることです。
儲かる商品を繰り返し輸入できる
メリット7つ目は、儲かる商品を繰り返し輸入できることです。
中国では、商品を大量に生産していることから、儲かる商品を見つけた場合、その商品を繰り返しリピート購入できます。
見つけた儲かる商品を繰り返し輸入できれば、せどりをシステム化できます。
h2:中国輸入せどりのデメリット5点
メリットをお話ししたので、次は中国輸入せどりのデメリットを5つお話しします。
- 納品までに時間がかかる
- 検品に手間がかかる
- 薄利多売になりやすい
- 商品の質が安定しない
- 文化の違いがある
順に解説します。
納品までに時間がかかる
輸入品であるために、時間がかかるのは、仕方のない事です。
日本のサイトで購入すると、早ければ翌日には手元に届くこともありますが、中国せどりは中国から日本への輸入です。
通常、船便で届きますので、数週間のタイムラグがあります。
発注タイミングを間違えると、商機を逸しますので、注意しましょう。
検品に手間がかかる
手間がかかっても、検品は必ずおこないましょう。
中国では、商品を大量生産していますので、出荷時点での検品が甘いことも。
「粗悪品ではないか」「注文通りの商品かどうか」を確認するためにも検品をしましょう。
検品の手間を惜しむとどうなるでしょうか。
販売後に返品などのリスクを背負うことになります。
そう考えると、検品をするのが無難です。
薄利多売になりやすい
デメリット3つ目は、薄利多売になりやすいことです。
数を売らないと利益が見込めないこともあります。
薄利多売になっても利益が出るよう、商品リサーチをおこないましょう。
商品の質が安定しない
デメリット4つ目は、商品の質が安定しないことです。
日本の製品に比べると、商品の質が安定しません。
「良い仕入先を見つけた」と喜び、次回大量に注文すると、初回に頼んだ商品と全く違う粗悪品が届くことも珍しくありません。
信用のおける仕入先を見つけること、検品をおこなうことが必須です。
文化の違いがある
デメリット5つ目は、文化の違いがあることです。
海外からの輸入品になりますので、どうしてもその「お国柄」が影響します。
仕入が春節にかからないよう注意しましょう。
また、海外からの輸入で気をつけたいのが、為替です。
利益率に関わってきますので、気をつけて注文しましょう。
中国せどりでかかる費用とは
中国せどりでかかる費用は、以下のものがあります。
- 代行業者の手数料
- 送料
- 輸入関税と消費税
- Amazonを利用するなら、Amazon手数料
順に解説します。
代行業者の手数料
代行業者の手数料が費用として考えられます。
代行してもらう内容により費用は異なります。
また、業者により価格や強みが異なるので、数社比較して選ぶと良いでしょう。
代行業者の例として、TAOBAOSHINKANSEN(タオバオ新幹線)をあげます。
TAOBAOSHINKANSENでは、以下のような手数料がかかります。
代行内容 | 手数料 |
買付 | 商品代金の5%(11,000円未満は500円+税) |
配送料(中国国内) | 中国事務所まで江蘇省、浙江省、上海市から10元~/500g |
配送料(日本までの国際配送料) | 176元/500gまで |
為替手数料 | 人民元為替レート1元につき+1.0円 |
予約手数料 | 予約品の購入1注文につき550円(税込) |
参考:TAOBAOSHINKANSEN他にも検品などオプションで依頼すると他に手数料がかかります。
TAOBAOSHINKANSENでは、料金体系で月額固定のプランもありますので、業者を複数比較してみましょう。
手間と時間を惜しむ方は、代行業者を利用されることをおすすめします。
送料
中国から商品を仕入れる場合、送料がかかります。
思いのほか、重量などにより料金がかかることがありますので、注意しましょう。
輸入関税と消費税
海外から商品を輸入する場合、輸入関税と消費税にも気を付けましょう。
課税標準が価格による従価税品と数量による従量税品があります。
重課税品の場合、以下の計算式で関税額が求められます。
(卸売価格+運賃+保険料)×関税率
この他、消費税もかかります。
Amazonを利用するならAmazon手数料
Amazonを利用するならAmazon手数料も必要です。
引用:Amazonセラー
出品するための費用、他にFBA(フルフィルメントByAmazon)を利用する場合は、その費用もかかります。
売り先サイトでの手数料もチェックしましょう。
中国輸入せどりの仕入先
中国輸入せどりの仕入先を4つおすすめします。
- アリババ
- タオバオ
- AliExpress
- 博覧会、自信のない方は、代行業者も利用しよう
順に解説します。
アリババ
引用:1688.com
アリババ(阿里巴巴集団)は、中国のBtoBオンラインマーケットです。
また、アパレルや工業部品など商品取り扱いジャンルの幅が広く、仕入商品を探すのに適しています。
OEM対応のところも多くあるので、OEMで利益を出したい方におすすめなサイトです。
タオバオ
引用:Taobao
タオバオ(淘宝)は、中国のオンラインモールです。
また、こちらのサイトは一般消費者同士の取引ができるプラットフォームですので、アリババに比べると若干商品の値段が高くなります。
取扱商品は10億点以上といわれています。
1点から購入できますので、テスト購入などに向いています。
AliExpress
引用:AliExpress
AliExpress(アリエクスプレス)もアリババが運営している海外向けのECサイトです。
ただ、AliExpressも海外発送なため、届くまでに時間がかかります。
2週間ほどは届くまでに時間を見ておきましょう。
博覧会、自信のない方は、代行業者も利用しよう
「中国国際輸入博覧会」という中国最大級の見本市があります。
こちらは、2023年に6回目が開催され、中国に売り込みたい商品を各国企業が出品する展示会です。
このような博覧会、展示会に参加しマーケットの動向を探ったり、取引業者を探すのもおすすめです。
語学、コミュニケーションの面で自信のない方は、ネット仕入先でもご紹介した代行業者を利用すると良いでしょう。
中国輸入せどりの注意点
最後に中国せどりの注意点を2つ説明します。
- 関税に注意する
- 輸入禁止・規制されている品がある
順に解説します。
関税に注意する
輸入品ですので、関税に注意しましょう。
関税の税率は商品により異なります。
関税率を間違えると赤字になることもありますので、注意しましょう。
輸入禁止・規制されている品がある
輸入禁止・規制されている品を誤って輸入してしまうと、税関にて没収されます。
特許権や商標権を侵害する物品などは販売ができませんし、もちろん輸入もできません。
他には、医薬品や医療機器等の品質、有効性および安全性の確保等に関する法律などにおいて輸入が禁止されているものがあります。
また、違法ではないと称して販売されているハーブやアロマオイル、バスソルトなどの商品の中には、「麻薬」や「指定薬物」にあたり、輸入が禁止されているものがありますので、こちらも注意しましょう。
中国輸入せどりで儲けるには、ポイントをおさえよう
中国輸入せどりは儲からない?としてメリット、デメリットをお伝えしました。
中国輸入せどりは、ポイントをおさえておこなえば、利益がでるビジネスです。
経費計算をし、良い仕入先を見つける、もしくはOEM商品をつくる、利益を最大化し手間を省くために代行業者を活用する。
この記事が中国輸入せどりを利益が出せるビジネスとしておこなうための参考になると幸いです。
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