サラリーマンは自由がなく奴隷？働き方を選べる人になるには！

2023年3月8日2023年7月2日

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毎日体も心もすり減らしながら、奴隷のように働いているサラリーマンもいます。

こんなに会社に尽くしているのに、給料が上がらない。

そんな悲痛な声を聞くこともあります。

しかし、同じサラリーマンでも生き生きと自由に働く人が存在します。

今の生活を変えたいと思っていたら、本記事を参考にして、できることから試してみましょう。

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会社の奴隷や依存しているサラリーマンとは

サラリーマンは毎月決まった金額が振り込まれ、福利厚生もあり安心感がありますね。

会社から大事にされている場合は、今後も安心して働けます。

しかし、奴隷のような扱いをされながらも、会社に貢献しなくてはと頑張り続ける人もいます。

奴隷のようになってしまっている、辛いのに会社に依存してしまう人の特徴とは何でしょうか。

低い給与で昇給しても少額

近年、物価が上がっていますが、給与がなかなか上がらず厳しい会社も少なくありません。

国税庁の調べによると、2021年度の平均年収は443万円でした。

正社員だとさらに平均年収が上がり、508万円です。

出典：国税庁令和3年分民間給与実態統計調査

同じ正社員だけどそんなに給料もらってないのに、と思った方もいますよね。

実際は下記のグラフの通り、平均年収は300万円〜400万円以下が一番多く、17.4％を占めています。

さらに、平均年収400万円以下が全体の約45％、ほぼ半分です。

国税庁令和3年民間給与実態統計調査結果給与階級別分布給与階級分布

それでは、給料は長く働くほど上がっていくでしょうか。

年功序列で新卒から退職まで安定して働くことができる会社もありますが、近年は会社の業績が悪くなり給料が下がった会社もあります。

以下の表のように、月収アップの平均金額は約5,000円です。

月収ダウンの平均金額も約5,000円と、会社により大きな差があります。

平均月収の変更金額

	変更金額	変更金額（％）
年度	2021年度	2020年度	2021年度	2020年度
合計	4,694円	4,940円	1.6％	1.7％
うち引き上げ	5,187円	5,423円	1.8％	1.9％
うち引き下げ	▲4,995円	▲6,219円	▲1.6％	▲2.3％

厚生労働省令和３年賃金引上げ等の実態に関する調査の概況

給料が下がった理由は、業績が悪化したためと答えた会社が、47.3%と約半分を占めています。

また、月収の変更金額の割合は、2％未満と低い数字です。

月収がほとんど上がらない、下がっているといった場合、奴隷のように働かされていると感じても無理はありません。

会社からの理不尽な指示

会社や上司からの指示に従うことは、サラリーマンとして当然ですね。

ある程度の指示があって、自分に仕事を任せてくれる会社もあります。

会社や上司から理不尽な要求をされて、奴隷のような扱いで苦痛を感じている人もいるかと思います。

会社の方針で決定したことが変更になる、ときにはありますよね。

しかし、頻繁に方向性が変わったり、1時間前に言っていたことと全く違ったり、平気で指示内容が二転三転するケースもあります。

また、機嫌が悪いと当たってくる上司がいると、部下たちは常に顔色を伺いながら仕事をしなければなりません。

長時間労働

日本は、働き過ぎているとよく言われています。長時間労働やパワハラなどにより、命を落とした人がいる悲しい現実もあります。

国は、長時間労働を防ごうと対策を打ち出していますが、実際はどうでしょうか。

下記の表は、1年間に1人当たり何時間働いているかを示しています。

出典：OECD 労働時間

日本では、1年間に1人当たり1,607時間働いています。

アメリカや韓国と比べて少ないため、長時間労働が改善されてきているようにも見えます。

ただし、パートやアルバイトの労働時間も含まれています。

また、会社によってはサービス残業をせざるを得ない人もいます。

実際には正社員の労働時間は、さらにあると考えられます。

次に、働く時間の基本は、1日8時間、週40時間までと、労働基準法で決められています。

残業して働く場合は、時間外労働・休日労働に関する協定（36、サブロク協定）を会社と結びます。

簡単にまとめると以下のような協定です。

残業時間や休日労働の時間は、月に45時間まで
特別な理由があり、さらに残業する場合は、月に100時間未満かつ年に6ケ月まで

出典：厚生労働省しっかり学ぼう！働くときの基礎知識

残業や休日労働が月に45時間以上ならば、ブラック企業に近いまたはブラック企業の可能性大です。

長時間労働に慣れ体調が優れなくても、働かなくてはと思っている人は、会社に依存し過ぎて身も心も疲れ切っている恐れがあります。

無茶なノルマ

会社は利益を上げて成り立っているため、営業目標、いわゆるノルマがあります。

しかし、現実には達成不可能なノルマで、心をすり減らしながら仕事をしていて、奴隷のようだと感じている人もいます。

商談の約束や契約など、無茶な目標数を指示されると辛いですよね。

仕事に真面目な人ほど、ノルマ達成のために頑張りすぎて、精神的に参ってしまうケースもあります。

有給休暇を使い切れない

仕事の疲れをとるため、リフレッシュのためだけに有給休暇を取っているのなら、会社に依存して働いている可能性が高いです。

有給休暇は、旅行や趣味を楽しむなど、自分の時間を充実させる目的もあります。

また、「有給休暇を使い切れなかった」はサラリーマンあるあるではないでしょうか。

令和4年の有給休暇の取得率は、58.3％です。

残りの約40％もの人が有給休暇を思うように取れていないことがわかります。

出典：厚生労働省　令和４年就労条件総合調査の概況

奴隷扱いではなく自由なサラリーマンも

反対に自由度が高く、やりがいを感じながら働くサラリーマンもいます。

どんな人が自由に働いているのかまとめました。

仕事の裁量権がある

仕事の裁量権がある人は、やりがいを感じて働いている人が多くいます。

裁量権とは、自分の判断で仕事を進める権利を意味します。

では、裁量権にはどんなメリットがあるでしょうか。

裁量権のメリットとは

仕事の範囲が広くなり、やりたい仕事ができる可能性が高まる
上司の許可や関連部署の許可が不要なため、仕事が速くなる
責任を伴うが自由度が高いため、やりがいや成長を感じる

また、裁量権がある会社の多くが、外資系企業やベンチャー企業です。

どのような特徴があるのかは以下の表を見てみましょう。

外資系企業	ベンチャー企業
・GoogleやP＆Gなど・仕事の成果求められる・報酬は成果次第だが高い傾向・仕事の自由度が高い・勤務時間も柔軟	・今までにないサービスや技術などを創りだす、若い会社・仕事量が多く幅広い・大手企業に比べ、給料は低め・経営者の間近で仕事ができるため、将来起業したい人は経営も学べる

それぞれ、デメリットもありますが、仕事を自分の判断で進められるため、やりがいを感じます。

それなりの給与で安定している

平均年収は443万円と紹介しましたが、500万円以上の人は約30％と少数です。

仕事の裁量権の有無に関わらず、高めの給料で私生活に十分なお金を使える場合、自由度が高いでしょう。

また、年収が平均より高い、または大手企業では、平均年収が1,000万円以上の人もいます。

平均年収が1,000万円以上は全体の4.9％とわずかです。

出典：国税庁令和3年分民間給与実態統計調査

このように、給与が平均以上で安定していると、自己投資や買い物でも選択の幅が広がり自由度が高いでしょう。

福利厚生が充実している

健康保険や厚生年金といった基本的な福利厚生の他に、家賃補助や人間ドックなどがあると充実しているでしょう。

どのような福利厚生があるのか、下記の表にまとめています。

種類	内容
健康	・人間ドックの費用を補助・メンタルヘルスの相談窓口・スポーツジムの利用の補助
住宅	・家賃の補助・住宅ローンの補助・社宅
育児や介護	・育児や介護のための休み・短時間の勤務・ベビーシッター費用の補助
自己啓発	・語学やセミナーの費用を補助・スクールや通信教育の費用を補助・資格取得の費用を補助
カフェテリアプラン	・福利厚生のメニューの中から好きなものを選ぶ・会社からもらった補助金をポイントとして、福利厚生メニューから使うことが可能

多くの福利厚生から、自分に合ったものを選ぶ権利がある会社は、育児や介護のための休みも取りやすくプライベートも大事にしてくれますね。

会社の奴隷や依存から解放されたいなら

誰しもが奴隷のように働き、会社に依存したくありませんよね。

働き方は、急には変えられないかもしれません。

しかし、情報を集めて知ることで、明るい未来を想像し前向きな気持ちになれます。

前向きになると、行動力が加速していくでしょう。

資格取得やスキルを磨く

どんな会社でも必要な資格やスキルを持っていると、会社での活躍が期待できます。

また、サラリーマンとして働くだけではなく、独立してフリーランスになる選択も可能。

それでは、どのような資格やスキルが実際の仕事に活かされているでしょうか。

金融系の資格は2023年現在もあらゆる会社で通用します。

例えば、以下のような資格があります。

仕事に生かせる資格

日商簿記検定
ファイナンシャルプランナー（FP）
公認会計士
税理士

上記は、お金の流れや管理に関する資格なので、どんな会社でも通用するでしょう。

また、ITスキルは今後もさらに必要とされています。

ニュースや新聞などでITに関する人材が、不足していると見聞きしたことはありませんか。

以下にまとめたITスキルは、どんな会社でも必要とされます。

職種	仕事内容
システムエンジニア	・お客様との打合せで作りたいシステムを把握し、システムの設計図を作る・予算やスケジュール、システムを作るプログラマーの管理も担当
プログラマー	・プログラミング言語を使ってシステムを作る・飛行機や電車の発券機、銀行ATMのシステムなどがある

プログラミング言語を用いて、発券機やATMなどのコンピュータに、動作を命令してシステムを作っています。

システムはスマホやテレビにも使われ、なくてはならないものです。

このような資格取得やスキルを磨くことは、将来の自分を支える力になるでしょう。