自分を大切にしよう!自分を大切にできない特徴と原因とは?

自分を大切にしよう!自分を大切にできない特徴と原因とは?

仕事やプライベートで忙しく、自分のことがおざなりになりがち。

親や友人などから「もっと自分を大切にしたら」といわれた経験はないでしょうか。

そういわれて、何を思いましたか。

自分を大切にするって何をしたらいいんだろう

自分を大切にできているのか分からない

大切にしたら、何か変わるのかな

「自分を大切にすること」とは、言葉が漠然としているため、具体的に何をしたらいいか分かりませんよね。

本記事では、自分を大切にできない理由や特徴、自分を大切にする方法などを詳しく解説していきます。

「自分を大切にする」ことに頭を悩ませている方、自分を大切にしたいと思っている方は、ぜひ最後までご覧ください!

目次

自分を大切にできない特徴とは? 

自分を大切にできない人には、総じて共通した特徴があります。

ここでは、数ある特徴の中から6個をピックアップして挙げました。

ピックアップした中から「3つ以上当てはまる!」というあなた。

自分を大切にできていないかもしれませんよ。

それぞれ解説をしていきますので、確認してみてください。

他人に嫌われることを恐れている 

自分を大切にできない人は、

人に嫌われたらどうしよう

と他人の顔色を伺っている場合が多いです。

嫌われたら1人ぼっちになってしまう

1人になったら、自分に価値なんかない

嫌われたら、周りから人がいなくなることを極端に恐れています。

そのため、常に自分よりも他人を優先してしまいがちで、行動も消極的。

他人を優先しているからか、自分を後回しにしてしまいます。

また、他人に嫌われることを恐れる人は、周りの人が自分をどう思っているのかも極端に気にします。

最近では「対人恐怖症」の中の「対人緊張」として症状が発表される程。

対人緊張とは?

学校や会社で、自分以外の人はみんな仲がよさそうに見え、孤立したように感じる。他人との付き合い方やコミュニケーション方法が分からず、他人祖存在を過剰に意識し、緊張や苦痛さえ感じる、対人恐怖の典型的なタイプのこと。

対人恐怖症 – 社会不安障害 (fuanclinic.com)

「周りが自分を見ている」=「もしかして悪口?」=「嫌われているかも!」という考えになってしまうのです。

嫌われたくない、怒られたくないと、誰でもが思うことです。

不安に感じたら、下記の記事も参考にしてみて下さい。

言いたいことをいえずに我慢している 

自分を大切にできない人は、「言いたいことを我慢」してしまい、ハッキリと自分の意見を相手に伝えることが苦手です。

自分の発言に

相手を怒らせたらどうしよう…
・私がいったことで、相手に嫌われてしまったら怖い…

という感情が先に立ってしまい、自分の意見を飲み込んでしまいます。

不安が先に立ってしまうため、相手に自分の意見を伝えるのが怖いのです。

いつも相手の様子を伺って行動している 

自分を大切にできない人は、常に相手の顔色や行動を伺ってから行動してしまいます。

相手の行動を見てから行動を起こすことは、一見「いい行動じゃん!」と思われがちです。

しかし、相手の行動を見てから行動を起こすため「前の人の真似っこ」と思われることも。

自分で考えた行動ではないため、失敗もしやすいです。

周囲からも自主性がないと思われてしまうため、あまり良い方法ではありません。

意見を求めるとすぐに回答できない 

周りを気にしすぎてしまい、物事に対しての自分の答えをしっかり持てないのがこのタイプ。

そのため、他人から話を振られても、曖昧な回答をしてしまったり、質問の回答を探し固まってしまいます。

逆に、自分を大切にしている人は

自分の意見はこう!

としっかりと持っている場合が多いです。

「意見がいえない=コミュニケーションの能力が低い」傾向にあり、最近増えているコミュニケーション低下を鑑み、文化庁で「国語に対する世論調査」を発表しています。

平成28年度のデータで少し古いものになりますが、項目1に記載された「コミュニケーションのあり方」データを参考にした表を見てみましょう。

年齢別に見てみると「そう思う」は全ての年代で9割を超えており、20代は100%となっています。

年代関係なく、相手とのコミュニケーションは生活にも仕事にも必須です。

最近では、ネット化の進化が著しく、ネットを使用しての顔を見ないで会話をする若い世代が増えており、その増加がコミュニケーションの衰退に影響しているのです。

自己評価が低い 

自分を大切にできない人は、自分に対する評価も低いです。

自分が持っている能力や知識を過小評価しすぎてしまい、自分の持つ技術や知識で「失敗するのでは」という恐れから、能力を発揮できません。

自分の失敗も許せません。

周りから見れば成功に見えていても、自己評価の低さと成功目標の高さから「失敗」と捉(とら)えてしまいます。

成功と捉えられないため、常に心が満たされない状態の人が多いです。

感情をうまくコントロールできない 

自分を大切にできない人は感情をコントロールするのも下手です。

常に自分を卑下(ひげ)している状態のため、高いストレスを抱えており、些細(ささい)なことでイライラしたり、怒りっぽかったりします。

感情の起伏(きふく)も激しく小さなことで泣いたりもします。

感情をうまくコントロールできないため、周りの人も敬遠しがちになり、孤独になるケースが多いようです。

SNSに依存している 

自分を大切にできない人は、SNSに依存している人もいます。

SNSでは、直接顔を見なくても会話が可能ですし、アップされた他人の煌びやかな生活を覗き見ることも可能です。

つい他人と自分を比較していしまうため、そのたびに気分が落ち込むことも少なくありません。

直接顔を合わせなくていいため

SNSなら本当の自分を出せる

という人も。

他人を見て一喜一憂するのは、ストレスにもなるのでやめた方がいいでしょう。

自分を大切にできない原因とは? 

自分を大切にできない原因は多岐にわたります。

家庭環境や仕事場での環境、学校での友人関係など、人によってさまざま。

自分を大切にできない原因の中でも、多い原因についてここでは解説をしていきます。

原因について理解し、自分を大切にできない理由を突き止めれば改善の可能性もでてきます。

1つずつ見ていきましょう。

両親が共働きだった 

「両親が共働きだった」ことも原因の1つです。

両親が共働きだったことで、親と一緒にいられない時間が多かったことから、孤独感を感じてしまい、次第に「自分は親に愛されいない」と思うように

今は、学童や預かり保育の利用者が増え、対応する幼稚園や保育園、学校などが増えてきています。

そのため、友達や大人と一緒にいる時間も増え、孤独感を感じる子供も減ってきています。

しかし

仕事が忙しいからと、忙しいことを理由に自宅に帰ってから子供の話を聞いてくれない親も少なくありません。

話を聞いてくれないことで、子供が自分の言いたいことを内に押し込めてしまう場合もあります。

うちもそんな感じかも…

と思ったら、改善が必要です。

共働きで忙しいかもしれませんが、寝る前に少しでも「話を聞く時間」を決めて子供の話に耳を傾ける時間を持つといいかもしれません。

話を聞くだけで子供は「自分のことを気にかけてくれている」と安心します。

両親が厳しかった 

「両親が何をやるにも厳しくて辛かった」という記憶はありませんか。

親は、子供に立派に育って欲しいもの。

そのため、教育と称して過度な躾(しつけ)をしてしまう親もいます

成長期の子供は、学校や幼稚園での生活はもちろんですが、家庭での教育も重要になってきます。

両親に「厳しく育てられた」という人は、厳しく育てることが正解だと思い、同じように自分の子供に接する傾向があります。

何が正解かは子供によって違います。

自分がされたからと、同じように厳しくして子供を追い込まないように注意しましょう。

褒められたことがない、少ない 

人に褒められることは誰でもうれしいもの。

しかし、自分を大切にできない人は子供のころから褒められたことがない人が多いです。

自分がした良いことや功績を褒められないため、自分の存在価値を見いだせず

自分はなんてダメな人間なんだろう

と思いがち。

自己肯定感も低いため、自分のことを自分で決めることにさえ躊躇します。

そのため、他人任せな人が多いです。

人格を否定されたことがある 

自分を大切にできない人は「人格を否定された経験」がある場合もあります。

自分の人格を笑われたり否定されたりされれば、誰でも傷つくでしょう。

人格を否定された記憶を忘れられず、トラウマになってしまっているため、人と接することに臆病になってしまいます。

「自分が話すことで人格を否定されたら…」と自分の気持ちに蓋をしてしまい、常におどおどした態度になりがちです。

過去は変えられないため、自分を気にかけてくれる友人がいれば、本音で話してみましょう。

案外、あなたが思っている程、あなたの発言を気にしていないかもしれませんよ。

自分を大切にできない人の生活に及ぼす影響とは 

自分を大切にできない人は、自分の生活に悪影響を及ぼす恐れがあります。

自分を見つめなおし、より良い人生に持っていく努力が必要になります。

自分を大切にできない人は、どのような影響があるのでしょうか。

それぞれ解説をしていきます。

自分を大切にできない人は病気の可能性もある

自分を大切にできない人は、自分を過度に蔑(さげす)んだり、貶めてしまう傾向にあります。

しかし、自分を蔑んだり貶める行為は、過去からの経験からきているもので、病気ではありません。

病気ではありませんが、それにより過度なストレスを感じてしまい「うつ病」を発症してしまう可能性があります。

「うつ病」と聞いて、聞いたことがある方、ない方それぞれでしょう。

うつ病とは?日常的に強い影響が出るほどの落ち込みが続いたり、何事にも意欲や喜びを持ったりすることができなくなる病気のこと。

【症状】強い悲しみや気分の落ち込みなど、いわゆる「抑うつ状態気分」や意欲の低下が現れること。

【治療】まずは精神科を受診すること。

心の休養・環境調整薬物療法~抗うつ薬や抗精神剤の投与精神療法~医師や臨床心理士と対面して会話をしていく中で症状の改善を目指す。

うつ病について | メディカルノート (medicalnote.jp)

その他にも、自分を蔑んでしまうストレスから「自傷行為」に及ぶ若年層も増えてきており、社会問題にもなっている程です。

自分を傷つけることで「相手に気にしてもらえる」という理由から自傷行為に及ぶことも。

繰り返しているうちに、自傷行為が当たり前になってしまい、取り返しのつかない状況になる可能性も秘めています。

私も実は…

という方、決して1人では悩まないでください。

あなたの周囲にいる信頼できる家族や友人などでもいいですし、知っている人に知られたくなければ「よりそいホットライン」という相談窓口を厚生労働省で設置しています。

きっとあたなたの助けになってくれるでしょう。

自分を大切にできないから恋愛もうまくいかない

自分を大切にできない人は、恋愛もうまくいかない傾向にあります。

理由は「自分を大切にできない人は他人を大切にできないから」です。

自分を大切にする仕方が分からないため、相手がどうしたらうれしいか、喜んでくれるかを考えることが難しいです。

そのため、例え恋人同士になったとしても長続きしません。

「結婚したい」「恋人が欲しい」という願望があるのであれば、まず自分を大切にすることから始めてみましょう。

自分を大切にする方法 

自分を大切にする4つの方法をまとめました。

自分を大切にする方法が分からなくて困っていたら、何か1つでも取り組めそうなやり方を実践してみてください。

毎日実践することで、少しずつではありますが、「自分を大切にする心」が育ちます。

気負わず、簡単なものから始めてみましょう。

自分を優先させよう 

今までは、周りが動いてから動いたり、とにかく周りを先にと「周り優先」だったあなた。

今度は「自分を優先させる番」ですよ。

しかし、急に全て自分を優先させなければならないわけではありません。

「自分を犠牲にする」回数を減らしていきましょう。

自分を優先させることで、自分自身の大切さに気付くはずです。

嫌なことは嫌といおう 

周りの反応が怖くて「NO」といえず、仕方なく「YES」と答えていないでしょうか。

周りの意見に合わせるばかりで、自分の意見をいえない状況は、思ったよりも疲れるものです。

だからこそ、自分の考えを否定してまで周りの意見に合わせる必要はありません

「NO」ということは、勇気がいる行為ですが、自分の意見を大切にしないと現状は変わりません。

もし、否定する意見を言いにくいのであれば、言い方を変えてみるのもおすすめです。

例えば友人に誘われた場合

今日は予定が別に入っているんだ。ごめんね、でも違う日に一緒に行こうよ

など「予定が入っていること、謝罪、後日一緒に行く」ことを入れて、遠回しに断ることができました。

この内容であれば、相手も悪い気はしないでしょう。

急に実践は難しいと思うので、少しずつ練習し会話に取り入れていくといいでしょう。

自分の長所を知ろう 

「自分の長所を知ること」も、自分を大事にする上で必要なことです。

自分の長所が分かれば、自分が輝ける場所も自然と見つかります。

自分の長所の見つけ方は以下のとおり。

自分の長所の見つけ方
  • 自分の「当たり前」を考える
  • 身近な人に聞いてみる
  • 短所から考える
  • プロに相談

簡単に解説していきましょう。

自分の「当たり前」を考える

苦労せずに自分でできている「当たり前」のこと。

空気を吸うように簡単にできている日常的な当たり前の行動。

日常的な当たり前の行動の中にあなたの「長所」が埋もれている可能性があります。

当たり前ににできているからこそ、自分では気付きにくいです。

「時間を守れる」「誰とでも仲良くなれる」「何があっても動じない」など、それはあなたの長所になります。

日常的なことでいいので、探してみましょう。

身近な人に聞いてみる

自分の長所が分からない人は、身近な人に聞いてみるといいでしょう。

自分では気付かなくても、意外に周りは「あなたの良さ」に気付いているもの。

自分では自信がなくても、相手に後押しされることで自信となり、「自分の良さ」としてアピールできるはずです。

短所から考える

短所と長所は紙一重です。

自分では「短所」だと思っていたことも、見方を変えれば「長所」にもなります。

例えば

短所長所
大人しい、消極的協調性がある、おだやか
行動力がない慎重、計画性がある
落ち着きがない明るい、積極的行動力がある
わがまま素直、自己主張ができる
短気、怒りっぽい決断が早い、物事に熱心

引用:厚生労働省「自己分析ワークシート」より抜粋

などです。

短所ばかりを見てしまいがちですが、上記の内容は履歴書や仕事の面接でも使用できます。

自分の短所をぜひ長所として見つめなおしてください。

そうすれば、きっとあなただけの良さが見つかるでしょう。

プロに相談

「自分の長所を他人に聞くのはちょっと恥ずかしい…」という場合は、外部のプロに相談してみましょう。

おすすめなのはハローワークの職員です。

相談相手に合う仕事を紹介しているため、人の良さを言葉にする技術に長けています。

仕事を探す上でも、頼りになるため、履歴書の書き方に悩んでいたら相談するのもいいでしょう。

小さな成功体験を積んでみよう 

「自分はダメだ」と思っている人ほど、成功経験がないものです。

成功は自分の自信に繋がり、生活にも艶(つや)を与えてくれます。

成功体験はどんなに小さいことでも構いません。

  • 朝起きたら体操をする
  • 寝る前に10分読書をする
  • 寝坊をしない

生活に支障が出るような何かを取り入れる必要はありません。

好きなことを取り入れるだけでも十分です。

小さな成功体験でも、積み重ねれば大きな自信に繋がります。

いえなかった自分の意見がいえたり、大きな目標を立てられたりと、成功は自分の成長に繋がるでしょう。

自分を大切にすることのメリット 

以前は自分を雑に扱っていた人も、少し自分を大切しようと努力しただけで、周りの見え方も変わります。

例えば、自分を大切にすることで人に優しくなれたり、悪い面ばかり気になっていた自分が人の良い面に目を向けらるようになったり、ポジティブに考えられるようになります。

ポジティブな人の周りには、自然と人が集まります。

自分を大切にすれば、見方も変わるだけでなく、気持ちも明るい気持ちになり、前向きな考えが持てるようになるでしょう。

自分を大切にすることのメリットをいくつか挙げましたので、見てみましょう!

失敗しても前向きになれる 

自分を大切にしていると、少しの失敗ではくよくよしなくなります。

自分を大切にしていない状態で、失敗や挫折を繰り返すと「自分はなんてダメな人間なんだろう」「自分は何の役にも立たない」など、マイナスな思考ばかりが飛び交います。

しかし、自分を大切にすることを心がけていれば、失敗しても「次頑張ろう」「失敗したことを次に生かそう」などポジティブな考えをすることが可能になります。

悔いのない人生が送れる

悔いのない人生を送るためには、まず自分を大切にしましょう。

自分よりも他人を優先させているストレスの多い人生を続けていては、幸せな人生を送れず悔いばかりが残ってしまいます。

まずは自分のやりたいことを叶えましょう。

自分が満たされないと、周りにも優しくなろうと思えません。

周りにも優しくなれれば、自然と人が集まります。

自分のしたいことを叶え、かつ人に囲まれる人生を送れるため、悔いのない楽しい人生が送れるでしょう。

ありのままの自分が好きになれる

自分を大切にできるようになると、自分の良いところも見えるようになります。

ずっと「自分なんて」と思っていた自分。

しかし、自分の良いところが分かると「自分もこんなことができるかもしれない」とチャレンジ精神が旺盛になり、さまざまな道が開けてきます。

新しい自分の発見から「自分は自分でいいんだ」と思えるようになり、自分自身のことが好きになれるのです。

今まで自分を諦めていた人も、自分と向き合ってみてください。

自分に隠されていた才能が開花するかもしれませんよ。

周りに優しくなれる 

自分を蔑ろにしていると、相手のことを恨めしく思い、嫌な気持ちになりがちです。

どんなに大切な人にしている行動であっても、毎回相手を優先していてはストレスがたまるもの。

しかし、自分を大切にしている人は自分の幸せを優先させているので、満たされた状態のため、周りに優しくなれます。

周りを幸せにしたいなら、まず自分が幸せになりましょう。

自分を大切にできない特徴と原因まとめ

今回は、自分を大切にできない人の特徴や原因を詳しく解説してきました。

自分を大切にすることでさまざまなメリットがあることが分かりましたね。

いろいろな原因で「自分を大切にできない人」がいます。

しかし、原因に捕らわれず、小さなことから前に進んでみましょう。

あなたは決してダメな存在ではありません。

自分の気持ちを誰かに伝えてみましょう。

きっと力になってくれます。

あなたが、あなた自身を諦めないでください。

もしかしたら、あなたは誰よりも優れた才能を持っているかもしれませんよ。

物事を前向きに考えたら、自分を好きになれることもあります。

下記記事があなたの「楽しい」を探す助けになるかもしれません。


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