Amazon輸入ビジネスの利益率と回転率の考え方を解説

この記事を読まれている方はすでにAmazon輸入での転売ビジネスに興味がある方だと思います。

ただし一言にAmazon輸入と言っても、どのくらいの利益率を目指して商品を仕入れ販売するべきなのか、またどうやって運用していけば良いのか、不安に思われる方も多いのではないでしょうか。

「どのぐらいの利益率を目指せば良いの?」

「そもそもどうやって商品設定すれば良いかわからない」

「具体的な仕入れ方法は?」

そういう不安を持たれている方はぜひこの記事を読み進みください。

この記事ではあなたがAmazon輸入ビジネスに取り組むにあたってのリサーチ方法、目指すべき利益率ついて解説しています。

また大切なのは利益だけではありませんよね。

副業で、クレジットカード仕入れであれば、支払いまでの資金繰りにも考慮することが大切です。

そういった場合、重要なのは利益だけでなく、販売開始から実際に購入されるまでの回転率になります。

回転率を上げていくことで利益率の低さをカバーしていくことができます。

・Amazon輸入をはじめたいが、どの程度の利益率を目指し取り組めば良いか不明な方

・Amazon輸入において利益を重視すべきなのか、回転率を重視するべきなのか不明な方

そういった方にぴったりの記事となっています。

回転率を上げながら販売ノウハウを得て、利益率を向上できるよう取り組んで行きましょう。

目次

Amazon輸入で目指すべき利益率の目安

Amazon輸入ビジネスを行うにあたって大事な指標の一つが利益率です。

今回は利益の指標としてROI(投資利益率)という指標で説明していきます。

ROIとはいくら投資して、いくら利益を得ることができたかという指標です。

例えば10,000円で仕入れた商品を12,000円で販売することができたのあれば、2,000円の利益が出ているのでその商品のROIは20%となります。

本題にもどりますが、結論としてはAmazon輸入で目指すべき利益率は20〜30%です。

もちろん利益率は高いに越したことはありません。

ただし利益率が極端に高い商品の中にはAmazonの規約に違反していたり、不良品が多いなど、トラブルの元となるような商品も多く存在しているのも事実です。

また利益率が高いとあっという間にライバルが参入し、継続的に利益を得ることが難しくなってきます。

例えば上記の例を参考に10,000円で仕入れ12,000円で販売可能な利益率20%の商品を100個販売したとします。

この場合は100個で200,000円の利益が出ていますので、たとえ10個、不良品などがあっても利益を維持できることができます。

反対に10,000円で仕入れ20,000円で販売できる利益率100%の商品を20個販売したとします。

同様に利益は200,000円となり、一点あたりの利益率は大きいですが、この商品がまだ不安定で不良品の比率等が多いと、一気に利益がなくなってしまう可能性も潜んでいるのです。

あくまで目安ではありますが、まずは20%〜30%の利益率を目指すようにしましょう。

Amazon輸入の利益率を上げる方法

Amazon輸入ビジネスの利益率の目安について前項で説明しましたが、では利益率を上昇させるためにはどういった方法があるのでしょうか。

こちらでは利益率を上げるコツを紹介します。

リサーチスキルを向上させる

利益率を上げるためにまず一番大切なことはどの商品を仕入れるべきかのリサーチスキルを向上させることです。

安く仕入れて高く売るというのがビジネスの常識ですが、売れもしない商品や利益をとれない商品を販売していてもいつまで経っても利益を得ることはできませんよね。

リサーチする際のポイントは以下3点です。

・破損しにくい商品

・実用的または消耗品

・ニッチな商品

海外から輸入するため、ある程度の衝撃にも耐えられる商品が好ましいでしょう。

また定期的に購買活動が生まれる実用品や消耗品、あるいは熱狂的なファンが存在するようなニッチな商品を選択するのがおすすめです。

では具体的な探し方ですが、下記のような手順でトライしてみましょう。

①日本版Amazonの検索窓に「並行輸入」と入力し検索

②出てきた商品の型番を今度はアメリカ版のAmazonに入力して検索

この作業を行い、利益の出そうな商品が見つかったら上記3点のポイントに合致するかも考慮し、実際に仕入れてみるといった流れです。

仕入れるべき商品のリサーチスキルを向上させることができれば、Amazon輸入ビジネスの利益率も比例して向上させることができます。

まとめて仕入れてまとめて輸入する

二つ目のポイントはまとめて仕入れてまとめて輸入するということです。

当然ですが商品をどこかに移動させる場合、費用が発生します。

この費用は間接費用となりますが、転売ビジネスの場合はこの費用も実際の利益に大きく影響を及ぼします。

そのためできるだけ少ない費用で済ますことを考える必要があります。

その際に取り入れるのがまとめて移動させるということです。

例えば1個の配送料が500円だったとしても、10個まとめて発送する費用が10倍の5,000円とは限りません。

これは物量が多くなれば発送単価が小さくなってくるためです。

Amazon輸入で取り扱う商品はある程度定期的に販売を行う商品だと思いますので、可能な限り、まとめて仕入れる、輸送するように心がけましょう。

メーカー仕入れ、卸契約を取り入れる

三つ目のポイントは仕入れる際にメーカーから直接仕入れるということです。

一般的に世の中に流通している商品はメーカー→卸問屋→小売業→消費者という流れを経て消費者の手に届きます。

上記で説明したAmazonでの輸入はあくまで小売業から仕入れている状態です。

消費者までのそれぞれの立場が利益を受け取る仕組みになっていますので、消費者に近いほど金額が上がってくることは理解できると思います。

そのためメーカーから直接仕入れることができる卸問屋の立場になれば、より多くの利益を得ることができます。

具体的には定期的に売れると判断できた商品のメーカーに対し、メールや電話を利用して直接仕入れることができないか打診してみましょう。

交渉がうまくいけば、最安値の条件をゲットすることも可能です。

そうなると、誰よりも安い価格を提示することが可能になりますので販売時のアドバンテージもより強くなります。

たくさん販売できそうな商品が見つかったら、メーカーから直接卸してもらうことで更に利益率を向上させることが可能になるのです。

無在庫転売も取り入れる

4つ目のポイントは無在庫転売を取り入れるということです。

無在庫転売とは例えばAmazon.comに出品されている商品を購入する前にAmazon.co.jpへ出品し、購入されてから実際に仕入れるという手法です。

売れるかわからない商品を海外から輸入するのは少し抵抗があるという方も多いと思いますがそういった方にはぴったりな手法です。

売れるまで仕入れる必要がありませんので資金は0円からチャレンジすることができます。

例えばどういった商品をリサーチするべきなのか、最初に傾向を掴むために利用しても良いかもしれませんね。

無在庫転売を導入することで、無駄な仕入れコストを削減し、また合わせてリサーチスキルの向上にも繋がるはずです。

Amazon輸入での目標利益率の決め方

Amazon輸入においての目標利益率はどのように決めていけば良いのでしょうか。

結論から言うと目標利益率は商品の回転率と組み合わせて考える必要があります。

前項では20%〜30%とも記載しましたが、もちろん高いに越したことはありませんので30%〜50%などに設定しても良いでしょう。

ただし大事なのは利益率だけではありません。

例えば10万円で仕入れた商品が15万円で売れるとします。

利益率では50%となりますが、売れるまでに半年間かかるとなったらどうでしょうか。

場合によっては資金がショートしてしまうことも考えれられますので、一概に利益率が高ければ良いというのも間違いです。

どのくらいで利益を確定することができるのか、回転率も意識しながら目標利益率をしていきましょう。

回転率の高さで利益率の低さをカバーする

Amazon輸入を初めてすぐの場合、利益率だけを意識するのではなく、回転率で利益率の低さをカバーするという考え方も大切です。

Amazon輸入の初心者の場合、どうしても利益率を上げることが難しいことがあります。

前述の通り利益率の高い商品を選定できるようになるまで、ある程度の時間をかけて経験を積むことが必要になるからです。

ただし利益率が低くても仕入れ・販売の回転率を上げることで収益を確保することは可能です。

例えば利益1万円を目指すとなった場合、一つの取引で10,000円確保できれば一番良いですが、利益1,000円の商品を10個販売することで、同じ利益を確保するという考え方も必要になります。

多少利益率が低い商品でも、消耗品など、定期的に購買活動が発生するような商品に着目し、まとめて仕入れ・販売することで、利益率の低さをカバーしていきましょう。

回転率が悪いと在庫が残ってしまう

回転率で利益率をカバーするという内容を記載しましたが、逆に回転率が悪いとどうなるのでしょうか。

回転率が悪い=在庫が売れ残るということを表しています。

商品を仕入れている以上、支払いが発生します。

仕入れた商品が売れ残ってしまうと利益どころか仕入れ金額分が赤字になってしまいます。

繰り返しになりますが、いくら利益率が高い商品でも売れるまで時間がかかってしまうような回転率の悪い商品だと、それまでに資金がショートしてしまう可能性があるのです。

極端ですが例えば100万円で仕入れた商品が半年後に200万円で売れるとしても、半年間は100万円の赤字が継続してしまうこととなります。

その期間を凌ぐことができなければ、ビジネスを継続すること自体が危うい状態に陥ってしまいますね。

回転率が低下してしまうと支払いサイクルが厳しくなり、ビジネス自体の継続に影響が出てしまいますので、常に意識しておくことが必要です。

Amazon輸入初心者は利益率よりも回転率重視

Amazon輸入初心者であるならば、最初は利益率よりも回転率を重視した方がいいでしょう。

利益率を重視してしまうと、どうしても売れるまでの時間が長くなってしまうからです。

例えば売れれば利益率100%という商品があったとしても、売れなければただ仕入れコストが発生しているだけですよね。

まず最初は多少利益が小さくても仕入れてから販売するという流れを多く経験していくことが大切です。

またその流れの中でどう行った商品が売れるのかというノウハウを身に付けることができるようになります。

結果として回転率の高い商品であり、且つ利益率の高い商品を見つけられるようになるのがベストだと考えられます。

これからAmazon輸入を初めると言う方はまずは回転率を重視して商品を出品していくことを心がけましょう。

まとめ

Amazon輸入では、一見利益率に目が行きがちですが初心者にとって重要なのは回転率です。

まずは安定的な販売ができるようになることを目標としつつ、最終的に利益率の高い商品を販売できるようなノウハウを身につけて行きましょう。

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