Amazon真贋調査の最新情報と対策 アカウント停止の対処方法を徹底解説

副業などでAmazon転売をしている方、またはこれから始めようと考えている方は多くいらっしゃると思います。

ただし、2019年になってからより一層増えてきた真贋調査には要注意です。

ある日突然Amazonから真贋調査のメールが届き、対応次第ではアカウント停止となることもありえます。

「真贋調査ってどう対応したらいいんだろう」

「アカウント停止なんてされたら収入源がなくなっちゃう…」

このように、初心者の方にとっては不安が大きい要素ですよね。

しかし、真贋調査があるという情報を知っているというだけでも状況が大きく違います。

最悪の事態を想定し、事前に準備や対策ができるからです。

まずは真贋調査がどういったものなのか、詳しく知っておきましょう。

真贋調査とは、出品されている商品が本物であるかどうかの証明を求める調査のことです。

この調査の対象になったセラーは仕入れ先の情報など、商品が間違いなく本物であると証明できる書類を揃えてAmazonに提出しなければなりません。

提出できない場合にはアカウント停止のペナルティを受けてしまいます。

具体的には、メーカーや問屋などの仕入れ先から発行してもらう領収書や請求書が必要です。

普段から領収書や請求書を保管する習慣をつけておくことが真贋調査の予防対策に繋がります。

ただし、必ずしもアカウントを再開できるわけではありません。

揃えた書類がAmazonに認められない場合があるためです。

しかし、対処法があるのとないのでは大きく違うので、できることは全てやりましょう。

この記事では、仕入れ先に応じた予防対策やアカウント停止となったときの対処法などを紹介しているため

真贋調査のメールが届いた

Amazon転売を始めたい

こういった方はぜひご活用ください。

アカウント停止という最悪な事態を回避するためにも、真贋調査についての知識は身につけておいて損はありません。

ただ、一番大切なのはAmazonの規約やマナーをしっかりと守るということです。

Amazonや購入者に対して誠意ある行動をしていれば、真贋調査に怯えることもなく、Amazonで稼いでいくことができるでしょう。

目次

Amazon真贋調査とは

Amazonの真贋調査とは、簡単に言うと出品した商品が本物であるかどうかの確認です。

真贋調査の対象となる原因は様々あり、出品している商品によっても真贋調査の対象になる確率が違います。

まずは、どのような出品者が真贋調査の対象になりやすいのかを確認しておきましょう。

Amazon真贋調査の原因

真贋調査の原因は一つではなく、必ずしも偽物と疑われているわけではありません。

真贋調査の主な原因として例を挙げると、以下のようなケースがあります。

・購入者からの通報

・商品のメーカーなど、権利者からの通報

・ランダムに選ばれる

まず、商品を購入した人が商品に疑いを持ち、それを通報した場合は真贋調査になる可能性が高いです。

商品が偽物だった場合や、新品として出品されていたのに中古品だった場合などです。

また、メーカーによって出品が認められていない商品を出品してしまった場合も要注意です。

こちらもメーカーに通報されてしまうと高い確率で真贋調査が行われます。

以上が通報が原因となる真贋調査ですが、ランダムで行われる真贋調査もあります。

・初心者出品者

・特定の商品の出品者

これらの出品者がランダム真贋調査の対象になりやすい傾向があるようです。

初心者出品者は真贋調査が来やすい?

アカウントを作成したばかりの初心者出品者は真贋調査の対象になりやすいようです。

このケースの場合、該当商品の出品取消だけでなくアカウントも一時閉鎖となります。

ストア登録1ヵ月で真贋調査が来ました。どうか助けて下さい。

【引用元:新規出品者のヘルプ – Amazonセラーフォーラム

新規出品から1週間で真贋調査が入り、アカウント閉鎖になりました。

【引用元:出品に関する一般的な質問 – Amazonセラーフォーラム

このように、Amazonセラーフォーラムにもアカウント作成から1年未満である出品者の方からの報告がいくつか寄せられています。

Amazonから届くメールは以下のような文面になっています。

Amazon.co.jpからの重要なお知らせ

ご利用のAmazon出品用アカウントを一時的に閉鎖し、出品情報を削除させていただきました。以下の問題が解決されるまで、出品者様へのお振込みは保留されますが、アカウント残高はそのままとなります。

この措置の理由
以下の理由により、ご利用のAmazon出品用アカウントについて審査を行っております。安心してお買い物をしていただけるようにするために、出品者様に定期的に追加書類のご提供をお願いし、出品者様のアカウント情報と特定商品の真贋を確認しております。

アカウントを再開するにはどうすればよいですか?
出品用アカウントを再開するには、以下の問題にご対応ください。

出品者様は、真贋の可能性がある商品を出品しています。該当の商品のリストを以下に示します。

【引用元:出品に関する一般的な質問 – Amazonセラーフォーラム

このパターンの真贋調査に共通するのは、3点の商品が該当商品として挙げられているということです。

3点全ての商品について必要書類を揃えて対応しなければなりません。

真贋調査が来やすい商品

カテゴリによっても違いはありますが、有名ブランドの商品や輸入品などは特に真贋調査が来やすいと言われています。

一つ例を挙げると、ゲームカテゴリは真贋調査の対象となる可能性が高く、中でも特に注意が必要なのは任天堂の商品です。

転売を考えた時にニンテンドースイッチ関連の商品なども候補に上がると思いますが、十分注意しましょう。

その他にも

・ビューティカテゴリ → 化粧品など

・ドラッグストアカテゴリ → サプリメントなど

・ファッションカテゴリ → ブランド品など

・輸入品 → 海外製のSDカードなど

こういったカテゴリや商品では真贋調査が来やすいとされています。

本物と証明できないとアカウント停止の可能性

Amazonの真贋調査に対し、きちんとした対応や回答ができない場合にはアカウントを停止される可能性があります。

例えば、購入者からの通報による真贋調査の場合のメールには

出品の再開をご希望の場合は、問題解決の対応と再発防止策の詳細を添えて、改善計画をご提出いただけますようお願いいたします。改善計画の作成について詳しくは、セラーセントラルのヘルプ(https://sellercentral.amazon.co.jp/gp/help/200370560 3)をご覧ください。改善計画をご用意いただきましたら、セラーセントラルのパフォーマンス通知ページにて、このメッセージの隣に表示されている「対応について詳細を連絡する」ボタンをクリックしてください。

また、ASINごとに以下の情報もご提出ください。

仕入れ先から発行された、発行日から365日以内の請求書、または領収書の写し。これらは、同一期間中の出品者様の販売数と対応している必要があります。
仕入れ先の連絡先情報(名前、電話番号、住所、ウェブサイトを含めてください)。
ご提出いただくファイルは、.pdf、.jpg、.png、.gifのいずれかの形式でお送りください。これらの書類は、正規の資料で改訂されていないものである必要があります。Amazonから仕入れ先に連絡し、提出書類について確認させていただく場合がございますのでご了承ください。価格情報は削除することができますが、書類のそれ以外の部分は明示されている必要があります。当サイトではお客様の仕入れ先情報の秘密保持に常に努めております。

ご提出いただいた情報を確認し、出品を再開できるかどうかを判断させていただきます。出品者様の商品についてさらに問題に関する連絡が寄せられた場合は、直ちにアカウントを閉鎖させていただく場合がございますのでご了承ください。

【引用元:出品に関する一般的な質問 – Amazonセラーフォーラム

このように記載されています。

真贋調査がきた場合にはメールに記載された必要書類を提出しなければなりません。

判断の基準については明確には分かりませんが、きちんとした対応をしない場合にはアカウント停止という措置がとられます。

万が一の場合に備え、提出用の書類等の準備は怠らないようにしましょう。

Amazon真贋調査の予防対策

Amazonの真贋調査を乗り切るためには予防対策が重要です。

普段から意識をしておかないと、真贋調査で書類の提出を求められたときに対応することができません。

その時になって慌てないように、予め準備をしておきましょう。

出品商品の領収書と請求書を保管する

商品を仕入れる際は仕入れ先から発行される

・領収書

・請求書

この2点は必ずもらい、保管しておきましょう。

レシートではなく、領収書という点には注意してください。

真贋調査の際にレシートを提出して認められたケースはあるようですが、可能性としては低いと思われます。

必ず領収書を発行してもらいましょう。

メーカー・問屋からの仕入れ

メーカーや問屋など、正規のルートで商品を仕入れている場合であれば、真贋調査がきたとしてもあまり問題にはなりません。

仕入れ先との間でやり取りしている書類を保管しておきましょう。

もし、必要な書類が足りない場合でも取引先に言って発行してもらえば大丈夫です。

楽天・ヤフショなどECサイトからの仕入れ

商品を楽天やヤフーショップなどのネットショップで仕入れている場合、注文の際に領収書を発行してもらうようにしましょう。

領収書の対応についてはストアごとに異なるため、注文時によく確認する必要があります。

それらしい記載がなくても、大抵の場合は注文の際に備考欄が設けられているため、そこに「領収書希望」などと記入しておきましょう。

同様に、各ショップから発行される納品書も必ず保管しておくようにしましょう。

メルカリ・ヤフオクなどフリマからの仕入れ

メルカリやヤフオクなどといったフリマアプリ等で仕入れている場合は真贋調査を乗り切るのは難しいかもしれません。

フリマアプリは個人間の取引がほとんどであり、領収書や請求書といった概念がないためです。

それでも、もし仕入れた相手が事業者であった場合には領収書の発行を頼んでみると良いでしょう。

個人から仕入れた場合にはAmazonが求める書類を用意するのは難しいです。

アカウント停止となった場合の対処法

真贋調査によってアカウント停止になってしまった時には、Amazonが要求している情報を全て提出して判断を委ねることになります。

提出した書類が認められれば晴れてアカウント再開となります。

具体的な対処法を確認しておきましょう。

真贋疑惑商品の領収書、請求書の写しを準備

まずは必要書類の準備です。

真贋調査のメールの文面をよく読み、記載された書類を用意しましょう。

実際のメールには

以下の情報をお送りいただきますようお願いいたします。
— 仕入れ先から発行された、発行日から 365 日以内の請求書、領収書、契約書、配送注文書、または販売許可書の写し。記載されている商品数が出品者様の在庫と一致している必要があります。
— 出品者様がブランド所有者でない場合、販売許可書と、供給プロセスが有効であることを証明する書類一式 (販売許可書を含む)。
— 出品者様がブランド所有者である場合、ブランド登録証明書のコピーと、事業者免許または個人の身分証明書のコピー。
— 仕入れ先の連絡先情報(名前、電話番号、住所、Eメール、ウェブサイトを含む)。

【引用元:出品に関する一般的な質問 – Amazonセラーフォーラム

このように記載されています。

用意可能な書類は全て用意しましょう。

アカウントスペシャリストに文章を添えて提出する

必要書類を揃えたらメールで提出をします。

真贋調査関係についてはAmazonのアカウントスペシャリストとのやり取りになります。

アカウントスペシャリストとは、簡単に言うとAmazon内の不正などを取り締まる部署のことです。

お問い合わせなどで利用するテクニカルサポートとは別物ということに注意しましょう。

Amazonから届く真贋調査のメールを見ると

必要な情報の送信方法
該当情報を pq-seller-assessment@amazon.co.jp までお送りください。

【引用元:出品に関する一般的な質問 – Amazonセラーフォーラム

などといった記載があるので、このメールアドレスに揃えた書類などを送信しましょう。

情報を提出するだけでなく、状況説明や謝罪なども添えることも大切です。

必要に応じて改善計画書を作成・提出する

提出した書類が認められない場合、改善計画書の提出を求められることがあります。

その際、メール内に

– 商品の真贋に関する連絡につながった根本原因。詳細を具体的にお書きください。
– 商品の真贋に関する連絡を受けた問題を解決するために出品者様が実行されたアクション。詳細を具体的にお書きください。
– 今後、商品の真贋に関する連絡が寄せられないようにするために出品者様が講じられた対策。詳細を具体的にお書きください。

【引用元:出品に関する一般的な質問 – Amazonセラーフォーラム

このように改善計画書のテンプレートが記載されているので、これに沿って記入し提出します。

判断をする相手は機械ではなく人間です。

できる限り詳しく丁寧な文章を書き、誠意ある姿勢を見せましょう。

まとめ

Amazonの真贋調査は誰でも対象になる可能性があります。

しかし、普段から意識して気を付けていれば回避できる確率も上がります。

・Amazonの規約をしっかりと守る

・なるべくメーカーや問屋など、信頼できる相手から商品を仕入れる

こういった基本的なことを忘れずに販売を行うことが大切です。

それでも万が一、真贋調査のメールが届いてしまった場合には、慌てずに内容をよく読み、すぐに必要な対応を取るようにしましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次