AmazonFBA納品手順を画像付きでわかりやすく徹底解説!

AmazonFBA納品手順を画像付きでわかりやすく徹底解説!

Amazon FBAとは、Amazonの販売事業者が商品の注文処理から配送までを代行してくれるサービスのことです。

年々、Amazon FBAの存在を知る人が増えてきています。

しかし、聞いたことはあっても

利用方法が分からない

利用したいけど、何が必要なの?

など疑問に思っている方は多いのではないでしょうか。

今回は、2023年11月25日時点のAmazon FBA納品の手順を徹底解説をしていきます。

目次

Amazon FBA納品手順7ステップを徹底解説!

ここでは、AmazonFBA納品手順の7ステップをご紹介します。

セラーセントラルでFBAをセットアップ

まずは、Amazon出品用アカウントを作成します。

必要内容は

  • インターネット環境
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • クレジットカード番号
  • 銀行口座番号

の5つ。

その他に

  • 有効期限無いの顔写真入りの身分証明書
  • 直近180日以内に発行された各種取引明細書

が必要になりますので、事前に準備しておきましょう。

商品登録する

画像引用:物販NAVI

アカウントが登録されれば、上記画面が閲覧可能になります。

上記画面がセラーセントラルのログイン画面です。

販売者が見れるページになりますので、アカウントがないと見ることはできません。

Amazon FBAで納品するなら、商品登録が必須です。

出品登録は

  • セラーセントラルの「在庫」の「商品登録」をクリック
  • 商品のJANコードまたはASINコードを入力し、商品を検索
  • 表示された商品のコンディションを入力する
  • 入力後「この商品を出品する」をクリック
  • 出品情報登録のページに商品の詳細を入力後「保存して終了」をクリック

以上が出品登録の手順です。

Amazonでは、出品禁止商品も数多くあるため、確認してから登録をおこないましょう。

納品プランを作成

出品用アカウントの登録が完了したら、次は商品の登録を行います。

説明は、Amazonのセラーセントラルの出品ページに入った状態から解説をしていきます。

画像引用:物販NAVI

上の赤く囲った「在庫」をクリック頂き、そこから「在庫管理」を選択すると、登録されている商品が出てきます。

画像引用:物販NAVI

自分が出品する商品をここに登録しておかないと、ラベルが出せません。

今回は、自分が販売するべき商品の登録が在庫管理上で済んでいるという状態で解説をしていきます。

済んでいる状態で画面をスクロールしていくと、下の画面に移行します。

画像引用:物販NAVI

スクロール後、自分が納品プランをしたい商品のチェックボックスにチェックを入れます。

その後、上にある「商品を一括変更」の選択肢から「Amazonから出荷」を選択後「在庫商品を納品/補充する」を選びます。

画像引用:物販NAVI

選択後、画像が移行します。

チェック欄にチェックを入れて頂いて「個別の商品」を選択後、右の鉛筆マークをクリック。

下の画像に移動します。

画像引用:物販NAVI

ここでは、梱包が必要か、危険物かなどの入力を行ないます

FBA商品でガラスを扱うなら「破損しやすい/ガラス」を選択します。

液体であれば「液体/ガラス容器以外」を選択しましょう。

「保存して次に進む」を選択し「新規の納品プランを作成」をクリックすれば、納品プランの作成が完了します。

商品ラベルを貼付してバーコードを確認する

商品のプランが決まったら、次はバーコード貼りです。

ガラス製品であれば自分の手で手厚く梱包する必要があるということ。

割れ物を送る際、割れないようにプチプチを梱包材に使用しますが、ラベルはプチプチの上の見やすい場所に貼り付けます。

貼る際、プチプチの上からはラベルは剝がれやすいため、透明の太めのテープを上から貼って剥がれを防止しましょう。

出典:Amazon

透明のテープは、Amazonはもちろん近くのホームセンターでも手軽に購入できます。

値段も高くないため、おすすめです。

梱包の準備ができたら、ラベルを印刷しましょう。

画像引用:物販NAVI

印刷をするために、まずは出荷する数量を決定します。

数量は上記画像の赤枠に梱包する数量を入力します。

画像引用:物販NAVI

ここでは「50」と入力しました。

入力後は「梱包準備完了」をクリックしましょう。

画像引用:物販NAVI

荷物に貼るラベルは、上記画像の「SKUラベルをすべて印刷します」をクリックし、形式を選択して印刷をします。

画像引用:物販NAVI

見ていただくと分かるように、サイズはさまざまなサイズがあります。

いろいろなサイズがあり迷ってしまいますが、一般的に使用されているのは

A4版24面(66.0mm×33.9mm)

です。

業者によっては、サイズ指定する業者もあるので、業者に確認後に印刷するといいでしょう。

サイズ選択後は、いよいよラベルの印刷です。

代行さんにお願いする場合は、ラベル画像をダウンロードして代行さんに送信して対応してもらいましょう。

納品倉庫を確定

ラベルの印刷が完了したら、納品倉庫の確定に入ります。

画像引用:物販NAVI

印刷が終了すると、先程のラベル選択の画面に戻ります。

戻ったら、右端にある「個別の商品の梱包」を選択しましょう。

選択すると、倉庫の確認画面に移行します。

確認後は「承認して次へ」をクリックしましょう。

クリック後は、納品倉庫と納品プランが確定されます。

Amazonの基準にしたがって梱包

Amazon FBAでは、梱包に細かなルールが定められています。

詳細は後ほどの「梱包時のルール」に記載しています。

梱包のルールに従って梱包をすれば問題なく受け取りをしてくれます。

しかし、箱が酷く汚れていたり凹んでいたり、破損しているなどの場合は受け取りを拒否される場合があります。

Amazonは「お客様を大切に」している企業です。

購入者が不信感を抱くような梱包状態の商品は受け取り拒否されますので、梱包にも十分注意しておこないましょう。

配送準備を整えて完了させる

次は、配送準備を整えましょう。

配送の手続きを行います。

下記画像に移動したら「発送モード」を選択します。

画像引用:物販NAVI

ここでは、個口配送を選択します。

選択後は下にスクロールし、配送業者を選択します。

画像引用:物販NAVI

ここでは、輸入するので「その他」を選びましょう。

その後は、手数料などを確認し「送信」をクリックしましょう。

画像引用:物販NAVI

これで初めて配送ラベルを印刷できるようになります。

ラベルは、A4版6面を選択すると1枚の紙に輸送ラベルが最大6枚印刷されます。

枚数を少なくしたい場合は「A4用紙あたり1枚のラベル」を選択しましょう。

これで荷物の準備が完了しました。

もし、代行さんにお願いする場合は、今まで出した全てのラベルデータを送信します。

送信後、代行さんが荷物の「トラッキング番号」を送ってくるので、番号を入力しましょう。

物販NAVI

番号を入力しないと、荷物が遅延したり万が一紛失した際に、荷物の捜索ができません。

番号は必ず入力しましょう。

以上がAmazon FBA納品の手順となります。

Amazon FBAの納品ルールとは

Amazon FBAには納品時ルールがあります。

箱のサイズや重量、配送会社など、さまざま定められているルール。

ここでは、そんな定められたルールをご紹介します!

梱包時のルール

Amazon FBAでフィルメントセンターに納品する際の梱包要件には、細かなルールが定められています。

項目FBA梱包のルール
サイズ最大:50×60×5cmまで最小:18.1×10×2cm以上
重量最大:40㎏まで最小:0.15㎏以上※15㎏以上の荷物には、天面・側面の計2枚のラベルの貼付が必要
配送の箱Bフルート(3㎜厚さのもの)ECT-32(エッジクラッシュテスト)200BH(破裂強度)※上記の要件を満たすもの
緩衝材【使用可能】エアピローポリスチレンシートビニールロール新聞紙紙
【使用不可】バラ状発泡スチロールシュレッダー済みペーパーポリスチレンチップクリンクルラップ

その他にも

  • 段ボールの再利用の際は配送のラベルやバーコードは剥がす
  • 段ボールの加工不可

など、厳しめのルールが定められています。

厳しくルールを定めているのは、受け取った購入者が気持ちよく荷物を受け取れるように配慮したものです。

受け取る相手の気持ちになって、決められたルールを守って梱包しましょう。

納品時のルール

納品時にもルールが定められています。

Amazon FBAでは、利用できる配送業者が決められているため、要注意です。

利用不可の配送方法をまとめましたので、参考にしてください。

郵送会社名サービス
日本郵便レターパックライト(レターパックプラスは可)
クリックポスト
ゆうメール
ヤマト運輸ネコポス、クロネコDM便
佐川急便飛脚メール便

Amazonフルフィルメントセンターへ商品を納品する場合は、事前に配送業者もしくは出品者自身でCarrier Centralへ登録、配送予約をしなくてはなりません。

FBA納品ラベルの貼り方の注意点

ラベルの貼り方にも注意が必要です。

ここでは、ラベル貼りで気を付けるべき点についてご紹介します。

元のバーコードが隠れるように貼る

ラベルを貼る際は、商品の元のバーコードが隠れるように貼りましょう。

画像引用:物販NAVI

画像を見ていただくと分かるように、シールからバーコードが出ないように貼ります。

バーコードが出なければ、縦でも横でも貼り方は問題ありません。

隠す理由は、元の商品のバーコードが残っていると、元のバーコードを間違えて読み取ってしまうからです。

もし、間違えたバーコードを読み込んで配送してしまうと、全く違う人に商品が届いてしまう可能性もあります。

特に注意すべきは、音楽機器を扱うときです。

バーコードが数か所にあり、対応に困ってしまいます。

バーコードが数個ある時は、全てのバーコードにシールを貼る必要があります。

ラベルを貼る際は、十分注意して貼りましょう。

きれいにまっすぐ貼る

ラベルは「きれいにまっすぐに貼る」ことを心がけて貼りましょう。

ラベルはただ貼ればいいというわけではありません。

FBA倉庫では、ラベルは商品を管理するために使用する大切なものです。

Amazon FBA倉庫には莫大な料の商品が保管されており、その中から注文の入った商品を識別して発送作業をおこなっています。

ラベルが曲がってたり、剥がれかけていれば、正しく商品を識別できないだけでなく、受け取った相手もいい気持ちはしません。

ラベルを貼る時は、受け取った人のことも考えて綺麗に貼るようにしましょう。

ラベルよりも小さい商品の場合

送る商品がラベルよりも小さくて

「ラベルが貼れない!」

と悩む人もいるでしょう。

しかし、FBAで商品を保管してもらうためにはラベルは必須。

そんな時に役に立つのが下の画像の袋です。

出典:Amazon

チャック付きポリ袋に入れれば、ラベルをはみ出すことなく貼れます。

サイズもいろいろあり、値段もそこまで高くありません。

ホームセンターや100円ショップでも手に入ります。

小さな商品を扱う際は、チャック付きポリ袋が重宝するので、サイズ別に数種類準備しておくといいでしょう。

商品を梱包してからラベルを貼る

商品を梱包してから、ラベルを貼りましょう。

理由は、パッケージを保管する人もいるからです。

特にフィギュアやキャラクターのグッズなどは、箱もコレクションしている人がいます

もし、パッケージを保管する予定で購入していて、ラベルがベッタリ貼ってあったらどうでしょう。

最悪クレームになってしまいます。

その他にも、コスメなどの化粧品はラベルよりも小さいものが数多くあります。

いざラベルを貼ろうにも、貼り切れない可能性も出てきます。

クレームや急に焦る可能性を無くすためにも、商品を梱包してからラベルを貼る癖付けをしましょう。

FBA手数料

Amazon FBAを利用する際、FBA手数料が発生します。

手数料は

  • 配送代行手数料
  • 在庫保管手数料

の2つです。

それぞれ簡単に解説します。

配送代行手数料

配送代行手数料とは、注文商品の梱包や配送、カスタマーサービスに対して課金されるものです。

FBAを利用する場合、必ず掛かってくる費用ということを念頭にビジネスを行ないましょう。

最新の手数料は以下のとおりです。

サイズ区分寸法重量配送代行手数料
小型25×18×2cm以下250g以下288円
標準サイズ区分135×30×3.3cm以下1㎏以下318円
標準サイズ区分2a40cm以下

2㎏以下
434円
標準サイズ区分2b50cm以下465円
標準サイズ区分2c60cm以下485円
標準サイズ区分380cm以下5㎏以下514円
標準サイズ区分4100cm以下9㎏以下603円
大型サイズ区分160cm以下2㎏以下589円
大型サイズ区分280cm以下5㎏以下712円
大型サイズ区分3100cm以下10㎏以下815円
大型サイズ区分4120cm以下15㎏以下975円
大型サイズ区分5140cm以下20㎏以下1,020円
大型サイズ区分6160cm以下25㎏以下1,100円
大型サイズ区分7180cm以下30㎏以下1,532円
大型サイズ区分8200cm以下40㎏以下1,756円
特大型サイズ区分1200cm以下

50㎏以下
2,755円
特大型サイズ区分2220cm以下3,573円
特大型サイズ区分3240cm以下4,496円
特大型サイズ区分4260cm以下5,625円

引用:Amazon

重量や寸法で区分や金額が変わってくるため、確認して納品するといいでしょう。

在庫保管手数料

在庫保管手数料は、商品サイズと保管日数で計算します。

【服&ファッション小物、シューズ&バッグカテゴリーを除く】

区分寸法・在庫保管手数料計算式
小型・標準1〜9月5.676円× ([商品サイズ(cm3)] / (10cm×10cm×10cm)×[保管日数] / [当月の日数]
10〜12月10.087円× ([商品サイズ(cm3)] / (10cm×10cm×10cm)×[保管日数] / [当月の日数]
大型・特大型1〜9月4.370円× ([商品サイズ(cm3)] / (10cm×10cm×10cm)×[保管日数] / [当月の日数]
10〜12月7.760円× ([商品サイズ(cm3)] / (10cm×10cm×10cm)×[保管日数] / [当月の日数]

引用:Amazon

【服&ファッション小物、シューズ&バッグカテゴリー】

区分寸法・在庫保管手数料計算式
小型・標準1〜9月3.10円× ([商品サイズ(cm3)] / (10cm×10cm×10cm)×[保管日数] / [当月の日数]
10〜12月3.10円× ([商品サイズ(cm3)] / (10cm×10cm×10cm)×[保管日数] / [当月の日数]
大型・特大型1〜9月5.50円× ([商品サイズ(cm3)] / (10cm×10cm×10cm)×[保管日数] / [当月の日数]
10〜12月5.50円× ([商品サイズ(cm3)] / (10cm×10cm×10cm)×[保管日数] / [当月の日数]

引用:Amazon

在庫保管手数料は、Amazonフルフィルメントセンターにおける平均使用スペースに基づき計算されています。

あくまでも1年(365日)を基準としていますので、365日を超えた場合は追加料金が加算されます。

Amazonで保管されているため、在庫を抱えていると感じにくいです。

延滞すればその分料金が加算され続けますのでこまめに在庫をチェックしましょう。

自分で納品する場合に用意するもの

ここでは、FBA納品を自分でする場合に必要なものをご紹介します。

最低限必要なものを紹介するので、参考にして頂ければと思います。

ガムテープとハサミ

ガムテープやハサミは、梱包では欠かせない道具です。

出典:Amazon

ハサミは、自分が使いやすいものを準備しましょう。

ガムテープは、切れたり外れたりする可能性もあるため、あまり幅が狭いものはおすすめしません。

外れて荷物が落下しては大変です。

ある程度の幅、強度があるものを選びましょう。

規定サイズの段ボール

Amazon FBAには、段ボールのサイズにもルールがあります。

商品サイズ梱包の規定
小型・標準サイズ:18.1×10×2.5cmより大きく50×60×50cmより小さい重量:0.15㎏以上30㎏以下
大型サイズ:3辺の合計が216cm以内重量:40㎏未満
特大サイズ:3辺の合計が400cm以内、最長辺が250cm未満重量:80㎏未満

参考:Amazon seller central

サイズだけでなく重量も含まれているため、注意が必要です。

また、段ボールを加工した梱包は、受け取り不可。

段ボールは規定サイズの新しい物を使用するのがおすすめです。

緩衝材

緩衝材にもルールがあります。

納品時に使用できる緩衝材は

  • エア・クッション
  • クッション材
  • 袋に入った発砲緩衝材
  • 袋に入った裁断紙

などです。

袋に入っていないバラの発砲緩衝材や裁断紙は、商品に混入する可能性があるため、使用不可とされています。

場合によっては、品質低下や受領の遅延に繋がるため、使用しないようにしましょう。

FBA納品ラベルシール

FBAで納品する場合、ラベルシールは必須です。

出典:Amazon

まずは、自分のプリンターに合ったラベルシールを準備しましょう。

プリンターに合わないもので無理に印刷すると、印刷がずれたり、擦れて受領不可になる可能性があります。

そうならないためにも、プリンターに合ったものを準備しましょう。

また、AmazonではFBA向けのラベルシールを販売しています。

1枚ずつ剥がせるため、作業効率も上がるためおすすめです。

プリンター

ラベルを業者に委託する以外の場合は、ラベル印刷にプリンターが必要になります。

おすすめはレーザープリンター。

出典:Amazon

インクジェットプリンターは、ラベルが滲む可能性があります。

その点、レーザープリンターは水で滲むこともありません。

また、印刷スピードも早いため時間短縮にもなります。

最近ではWi-Fiに対応している物も数多く販売されています。

パソコン数台に接続をしたいという方にはおすすめです。

中国仕入れ代行業者に依頼した方がいい理由4つ

中国の商品を仕入れる際は「中国仕入れ代行業者」に依頼するのがおすすめです。

言葉が違うだけではなく、中国では文化も違います。

中国語だけでも大変ですが、中国ビジネスの独特の考え方に翻弄される可能性もあります。

それらの問題を中国仕入れ代行業者に委託することで、解消することもできます。

ここでは、そんな中国仕入れ代行業者に依頼するメリットをご紹介します。

仕入れが簡単

中国から商品を輸入する場合は

  • インターネットで商品を購入する
  • 現地で購入する

の2択になります。

どちらの方法でも中国輸入をするなら、中国の商品で何が流行っているのかリサーチが必要です。

他にも、数を仕入れるなら値切り交渉も必要になってきます。

リサーチはインターネットで調べられますが、値切り交渉はそうはいきません。

得意先や何かしらの伝手がないと、所見ではなかなか値切りに応じてくれない場合もあります。

しかし「中国仕入れ代行業者」であれば、お互い現地の物同士のため、意外に簡単に値切りに応じてくれます。

そういった理由からも、中国仕入れ代行業者に頼った方が簡単に仕入れ交渉ができるのです。

中国語が分からなくても大丈夫

中国輸入でまず躓く(つまずく)のが言語の壁です。

セラーとの交渉は中国語。

交渉は主にQQやWechatというチャットツールが多く使用されています。

画像引用:Wechat

Wechatとは、中国テンセント社が運営するチャットアプリです。

中国では多くのスマートフォンユーザーが使用しているアプリで、日本のLINEと同じような役割をしています。

翻訳機能も搭載されており、中国人の人とも簡単に会話ができます。

しかし、中国特有の用語が多く使われるため、翻訳機能だけでは対応しきれないのが現実です。

意思疎通がうまくいかず、結局思った商品が届かなかったのでは意味がありません。

ここで頼れるのが「中国仕入れ代行業者」です。

「中国仕入れ代行業者」を頼ることで、やり取りの全てを代行業者が対応してくれます。

中国人同士のため言語の障壁特有の齟齬(そご)も生まれにくく、スムーズに交渉が進み、トラブルの防止にも繋がります。

輸入前に検品してくれる

中国の輸入品には、欠品や不具合などの不良品が多いといわれています。

日本の品質やサービスは世界最高水準ともいわれており、欠品などの不良品はほとんど見られません。

日本ではそれが標準です。

しかし、それは日本の標準であり、海外に行けばそれは非常識と思われてしまいます。

中国であってもそれは同じこと。

欠品や不具合は中国では珍しいことではありません。

といっても、不良品をそのまま受け取ってしまえば、商品交換などで送り返すのは容易ではありません。

それらの手間を省くためには、中国国内で開梱して検品しなくてはなりません。

そこで頼れるのが「中国仕入れ代行業者」です。

代行業者は、中国から輸入される前に現地で検品を行ってくれます。

この時点で不良品が見つかれば、仕入れ代行業者が仕入れた店舗に不良品を返却し、良品と交換して発送してくれます。

自分が現地でおこなうことを、中国仕入れ代行業者が代わりに代行してくれます。

通関業務を代行してくれる

中国の商品を輸入するなら、通関業務は避けて通れません。

通関業務には

  • 関税の計算
  • 通関書類の作成

など、多くの作業が必要です。

手続きに引っかかると、せっかく輸入した品物が押収されてしまいます。

そうならないように、代行業者に頼むのがおすすめです。

代行業者であれば、現地でのトラブルや通関での問題にも適切に対応してくれるでしょう。

おすすめの代行業者3選

中国輸入代行業者を頼むにも、対応している企業が多く迷ってしまいます。

業者によっては、自分の求めているサービスと違ったり、手数料が高かったりなど、さまざまな問題が発生します。

ここでは、おすすめの代行業者を3つ紹介します。

それぞれの特徴なども紹介しますので、代行業者を選ぶ際の参考にしてください。

CiLEL

画像引用:CiLEL

CiLELは、手間のかかる「中国仕入れをもっと簡単に」というテーマを掲げており、商品発注から決済までの全てがWeb上で完結します。

5,000社を超える利用者を支援してきており、確かな経験と実績があります。

中国輸入が初めてで、安心できる代行業者を選びたい方にはおすすめの代行業者です。

また、実績だけではなく、サポートも充実しているのもうれしいところ。

初心者ではどうしても難しい仕入れなども、販促面までプロがサポートしてくれ、ビジネスの成長をあと押ししてくれます。

その他にも、検品やロジスティックなどのEC販売に必要なサービスも一貫して提供しています。

日本人が窓口になってくれるため、中国語に不安がある方でも安心して利用できます。

代行業者に悩んだら、候補の1つとして検討してもいいでしょう。

タオバオ新幹線

画像引用:タオバオ新幹線

10年以上の安定した実績のあるタオバオ新幹線。

輸入代行サービスは、近年参入してきたビジネスです。

そのため、代行業者を手がける企業も10年未満という企業が多く、そんな中で10年以上の実績を持つ企業は多くはありません。

こんな方におすすめ!

  • 個人利用したい方
  • 副業を始めたい方
  • 輸入販売事業者

AmazonマーケットプレイスやBASEと商品データの連携ができ、作業を格段に省くことができます。

対応は日本語で、中国語が話せなくても問題はありません。

また、手数料はプランごとで一律になっており、送料も事前に知らせてくれるため、支払いの総額が分かりやすくなっています。

料金プランは以下のとおりです。

個人プランプレミアムライトプランプレミアム個配送プラン
特徴購入商品価格+代行手数料一律9%日本語が話せるスタッフが検品から輸送までの全工程をサポート代行手数料が無料買い付けからラベル貼り、Amazonフルフィルメント倉庫やお客様への配送まで全ての工程を代行FBAやBASEショップなどを運営しているユーザー向けプレミアムライトの特徴記載のサービスに加え、個別配送サービスやBASE自動買付などの機能付き
初期費用無料15,000円15,000円
月額利用料無料19,800円29,800円
代行手数料商品代金の5%無料無料
日本円での決済支払い可能支払い可能支払い可能

引用:タオバオ新幹線 料金プラン

自動買付けや段ボール詰め替えなど、うれしいオプションもありますので、中国輸入を手軽にやりたい方にはおすすめの代行業者です。

THE 直行便

画像引用:THE 直行便

THE直行便も他の企業同様、商品のリサーチから納品まで代行業者に任せることが可能です。

THE直行便では

  • 1688
  • タオバオ
  • Tmall
  • Pinduoduo

などの中国ECサイトの商品を代理購入できます。

検品は日本基準の検品サービスを提供しており、料品のみを出荷してくれ、不良品は返品・返金の対応もしてくれます。

月会費や仕入れ手数料は以下のとおりです。

プラン名月会費
エコノミープラン1,980円
スタンダードプラン9,800円
ビジネスプラン29,800円
ファーストプラン59,800円
※買付手数料は全てのプランで無料

引用:THE 直行便 料金表

日本語で対応してくれるため、中国語に不安があっても問題ありません。

仕入れから国際配送状況を確認できるシステムもあるため、配送状況の不安もなくなります。

OEMやODMのサポートもあるため、OEMなどに参入予定のある方にはおすすめの企業です。

代行業者(中国の代行業者)に依頼する場合に用意するものとは?

中国輸入代行業者に依頼する前に、必要なものがあります。

資格は不要ですが、以下のものがあれば、中国輸入が始めやすくなります。

必要なのは

  • ビジネス用メールアドレス
  • 表計算ソフト
  • ビジネス用の銀行口座

の3つです。

それぞれ簡単に解説します。

ビジネス用メールアドレス

中国輸入に使用するメールアドレスは、ビジネス専用メールとして使用します。

プライベートのメールと混同してしまうと、メールが届いたことに気付かず放置してしまいがちです。

外国から届いた商品は、いったん倉庫に搬入されます。

搬入後、数日は「フリータイム」という無料期間が存在します。

この期間は、倉庫利用料が掛かりません。

しかし、メールに気付かず放置してしまうとフリータイムを過ぎ、倉庫利用料が発生してしまいます。

ビジネス用のメールアドレスを利用することで、見落としを防ぎ、無駄な経費を払う必要がなくなるというわけです。

表計算ソフト

表計算ソフトは、書類でのやり取りはもちろん、輸入取引の記録などで使用します。

必ず必要というわけではありませんが、あった方が商品の管理がしやすく、おすすめです。

確定申告でも、どのくらい収入があったかを証明するために必要になります。

おすすめはMicrosoft Officeですが、金額は決して安いものではありません。

金額も高いし、購入はちょっと

と躊躇する場合は、Googleドキュメントやスプレッドシートでも代用は可能です。

自分に合った表計算ソフトを使用しましょう。

ビジネス用の銀行口座

中国輸入をするなら、プライベートとは別の口座が必要です。

理由は、プライベートと共有してしまうと、売り上げや経費のお金の動きが不明瞭になるからです。

「売り上げを生活費に使ってしまって、仕入れができない」なんてことにならないよう、極力口座は別に準備した方がいいでしょう。

Amazon FBA納品の7ステップ:まとめ

Amazon FBAは、注文の受注や発送、カスタマーサービスなどの避けては通れない手間を、全てAmazon側が代行してくれるものです。

今後、せどりをAmazonでおこなうのであれば、利用しない手はありません。

FBA梱包・配送で厳しく決められているルールや手順を知ることで、今後効率よく転売をおこなうことができるでしょう。

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