携帯転売は違法？携帯電話転売で稼ぐコツと注意点とは？

いつも身近にある携帯電話。

最近ではさまざまな機種が販売されており、好みの色や形、使い勝手など自分の好みで選ぶことができます。

需要も多いため、転売で稼ぐ人たちも増えてきています。

しかし、携帯電話で転売をするためには、知っておくべきことや気を付けなければいけないこともあります。

今後「携帯電話で転売してみたい！」という方は、ぜひ本記事を参考にしてから始めて下さい。

知らなかったことで犯罪に巻き込まれないように、最低限の知識は身に付けましょう！

携帯電話転売は違法？

携帯電話の転売は場合によっては法に抵触してしまうこともありますが、注意して転売を行なえば問題ありません。

違法になるかの有無は、携帯電話の状態で大きく変わってきます。

次の章では、携帯電話を転売する際に知っておきたい携帯電話の転売用語をご紹介します。

知っているのと知らないのでは、法に抵触する危険度も大きく変わってきますよ。

扱うなら知っておきたい携帯の転売用語

携帯転売をするなら「ロム」についての理解は必要です。

携帯電話には

の3種類があります。

それぞれ解説していきます。

転売可能な「白ロム」

「白ロム」とは、携帯電話会社と契約をしていない携帯電話のことです。

普段使用している携帯電話には、SIMカードという個人情報や電話番号が記録されたものが入っています。

携帯電話はSIMカードが入っていない状態だと、通話もメールもできません。

逆をいうと、SIMカードさえ入っていれば使用できるということです。

携帯電話会社と契約をしていない状態の携帯電話の転売は、違法ではなく、転売が可能です。

ただ、注意したいのが3大キャリアで購入した端末は、通常SIMロックがかかっていることです。

他店のSIMカードではロックを解除することができないため、使用できません。

そのため、auならau、ドコモならドコモのSIMカードが必要になります。

転売するのであれば、大手キャリアの携帯電話はおすすめしません。

転売不可の「赤ロム」

「赤ロム」とは、何らかの理由で携帯電話会社からネットワークの利用制限をかけられている携帯電話のことをいいます。

制限がかけられている理由として多いのが、携帯電話料金の未払いです。

未払いの他に赤ロムになる理由として挙げられるのは

• 盗難品
• 不正契約

です。

「赤ロム」は、買取が原則禁止されています。

禁止理由は、先に述べた通り。

扱っている店自体も少ないのが現状です。

「赤ロム」は、画面以外でも調べることは可能です。

引用：ソフトバンク

上記は、ソフトバンクの利用制限携帯電話機の確認画面です。

赤枠で囲われた「15桁の半角数字」の下の欄に15桁の端末識別番号を入力すると確認できます。

他にも、auやドコモでも同じように端末識別番号を入力すれば確認可能です。

端末識別番号は

の3種類があります。

という場合は、画面で確認するしかありません。

画面で確認する場合は下記を参考にしてください。

端末の種類	確認方法
iPhone	「設定」→「一般」→「情報」の手順で確認する
Xperiaシリーズ	「設定」→「デバイス情報」の手順で確認する
AQUOSシリーズ	「設定」→「デバイス情報」の手順で確認する
Galaxyシリーズ	「設定」→「端末情報」→「ステータス（またはステータス情報）」の手順で確認する
HWVシリーズ	「設定」→「端末情報」→「IMEI」の手順で確認する

参考：KDDI株式会社　au

大体の操作手順は一緒ですが、機種によって若干違いがあります。

表を参考にして、端末識別番号が「赤ロム」かどうか確認してから転売をしてくださいね。

　

個人情報の入った「黒ロム」

「黒ロム」とは、契約済みの通話可能な携帯電話のことをいいます。

「黒ロム」は「白ロム」とは真逆で、SIMカードが挿入されており、挿入されているSIMカードには契約者の情報が書き込まれています。

「黒ロム」の端末を他人に譲り渡したり、販売する行為は「携帯電話不正利用防止法」で固く禁止されています。

理由は、犯罪に利用されやすいことが挙げられます。

総務省では犯罪行為に繋がりやすいため、個人情報の入った携帯電話の売買をしないよう呼びかけています。

出典：総務省

SIMカード挿入された携帯電話は、あくまで契約者本人が使用するためのものです。

契約者が営利目的で他人に売買する行為は、携帯電話会社から携帯電話をだまし取る行為と見られるケースもあるため「黒ロム」の売買はしないようにしましょう。

携帯のおすすめ仕入れ先3選

携帯電話を転売するのであれば、安定した価格で仕入れられる仕入れ先が重要です。

ここでは、おすすめの仕入れ先を3つご紹介します。

ネットショップ

時間や場所に捕らわれずに仕入れができるネットショップ。

おすすめなのはAmazonやYahoo！ショッピング、楽天などが挙げられます。

簡単に他のショップと値段を比べられることも、ネットショップの利点です。

セールをやっている時期を知っていれば、その時期に合わせて安く仕入れることも可能です。

商品を直接手に取って確認できないのが惜しいですが、時間がない方にはおすすめの仕入れ方法といえるでしょう。

実店舗

ハードオフなどのリサイクルショップなどの中古品を扱う店舗では、中古で買い取った携帯電話を販売しています。

おすすめの店舗は

などが挙げられます。

いずれの店舗も、買取の際に店員が外部の状態や動作確認しているため、安心して仕入れることができます。

また、直接手に取って商品を選べるのもメリットの1つです。

リサイクルショップは、最近は店舗数も増加傾向にあり、仕入れやすくなってきているのでおすすめです。

フリマアプリ

フリマアプリは、個人が不用な商品を気軽に売ることができるため、珍しい商品も発見できるおすすめな仕入れ先。

普通であれば手に入らないプレミア品や限定品なども、出品されていることもあります。

最近では

などがフリマアプリで人気があります。

登録者数も多いため、仕入れたい品物を探すのも手間がかかりません。

ネット環境にある機種1台あれば、仕入れることができるので、ネットショップ同様場所や時間を考えなくて済みますが、商品を手に取って確認できないのが残念なところ。

しかし、商品を直接手に取って確認できないため、出品者の評価や商品説明は必ず確認してから購入しましょう。

携帯電話転売が利益を得られる理由

今では誰でも1台は持っている程、生活には無くてはならない物になっている携帯電話。

携帯電話は、中古品でも需要が多く、稼ぐにはおすすめなカテゴリーの1つです。

ここでは、携帯電話転売が稼ぎやすい理由をご紹介します！

回転率がいい

リサイクルショップで、中古の携帯電話を買い取るお店が増えています。

扱う店が多い分、売る人も多く、買い手も多いです。

現在、生活必需品にもなっている携帯電話ですが、需要は高く、仕入れても不良在庫に悩むということはまずないでしょう。

古い端末であっても、以前に人気だった機種の場合売れる可能性も高いため、安定した利益を得ることが可能です。

現在の人気のリサーチはもちろんですが、昔の機種にも目を向けて仕入れると効率よく稼げるのでおすすめですよ。

需要が高い

生活に欠かせなくなっている携帯電話。

最近では、使用用途で使い分ける人も多く、1人で複数台の携帯電話を持つのもあたり前な時代になっています。

例えば

など用途はさまざま。

用途によっては、サブ機として使用できれば問題ないため、中古の携帯電話を購入する人も増えているため、需要が上がってきています。

需要が高い分、回転率も高く、転売する商品としてはおすすめです。

常に買い手が見つかりやすい携帯電話のような商品は、初心者でも始めやすいジャンルの1つともいえるでしょう。

小型で扱いやすい

携帯電話は、年々小型化、薄型化しているため、扱いやすくておすすめです。

携帯電話だけでなく、付属品も小型なものが多く、場所を取りません。

パソコンなどの家電製品の場合、置く場所や保管する倉庫を別に準備する必要がありますが、携帯電話はその心配も不要です。

また小型な分、配送料も安くて済みます。

携帯電話は、大きな画面のタイプでも60サイズ（縦横厚さの3辺合計が60cm以内）で発送ができます。

金額を配送業者ごとにまとめたのが下記になります。

運送会社	発送方法	金額（関東から関東）
ヤマト運輸	宅急便（60サイズ）	930円
	宅急便コンパクト	710円（70円のボックスを別途購入）
佐川急便	飛脚宅配便（60サイズ）	770円
日本郵便	レターパックプラス（34cm×24.8cmのA4ファイルサイズの専用封筒使用）	全国一律520円
	ゆうパック（60サイズ）	870円
メルカリ	ヤマト運輸（らくらくメルカリ便）60サイズ	全国一律750円
	日本郵便（ゆうゆうメルカリ便）60サイズ	全国一律770円

上記の表を見ていただいて分かるように、送料はそこまで高額ではないことが分かると思います。

送料が安い分、利益を多く手元に残すことができますよ。

仕入れがしやすい

携帯電話は、需要が高く、新機種を販売する頻度も高いため、多くの中古品が世に出回っています。

そのため、下取りや買取で売却した中古品が多くの店舗で販売されており、仕入れ先には困りません。

最近では、フリマアプリでも中古の携帯電話が出品されているため、時間がない人でも気軽に仕入れることができます。

携帯電話転売で稼ぐコツ

携帯電話転売で稼ぐなら、稼ぐコツを知っておきましょう。

コツを知ることで、効率よく稼ぐことができます。

人気のあるモデルを選ぶ

携帯は種類が豊富で、何を選んだらいいか、どのメーカーがいいか悩んでしまいます。

仕入れをおこなう際は、今何が人気なのかをリサーチした上で仕入れを行いましょう。

人気がある機種は

上記の4種類です。

効率よく稼ぎたいのであれば、人気が高い機種を仕入れると高く売れるのでおすすめです。

検品を丁寧におこなう

商品を出品するにあたり、検品は必須です。

出品前に、しっかりと検品を行い、外部の傷の有無や汚れの有無、ちゃんと動作するかの確認をきちんとおこないましょう。

その他にも

など細かく検品することで、クレーム対策にもなります。

検品を丁寧におこなうことで、自分への評価にも繋がるため、検品は結構重要です。

評価が上がれば、出品している商品が高額で売れるようになり、今後の転売にも有利になります。

少し手間ではありますが、今後の売り上げにも関わってくるので、検品は丁寧におこないましょう。

価格を上げすぎない

高すぎる商品は誰も買いません。

購入するなら、1円でも安い方がいいのは誰でも同じです。

かといって、安くしすぎるのも利益が少なくなるため、おすすめではありません。

状態がいいから、人気がある機種だからと、利益優先で値段を跳ね上げるのではなく、市場の価格と比較をしながら価格を設定しましょう。

商品の状態や値段のバランスを考えて、早期に売れて利益に繋がるような価格設定をすることが大切です。

携帯転売の注意点

携帯転売をする上で、違法行為をしないことが大前提です。

知らないで転売を始めてしまうと、痛い目に遭うこともありますので、まず最低限の知識を身に付けてからおこなうようにしましょう。

赤ロム、黒ロムを仕入れない

先に説明をしましたが「赤ロム」や「黒ロム」は転売が禁止されています。

特に、契約済みの通話可能な携帯電話「黒ロム」は、携帯電話不正利用防止法で売買が禁止されています。

犯罪に利用される可能性もあるため、安易な考えで「黒ロム」を転売するのは絶対にやめましょう。

また、携帯電話を最初から転売目的で契約した場合は「詐欺罪」に問われる場合があります。

出典：警視庁

警視庁では、最近増えている携帯電話転売で陥りやすい危険について呼びかけています。

詐欺罪が適用されると10年以下の懲役を科せられることもありますので、携帯電話転売では十分注意しましょう。

不良品が多い

携帯電話の中古品を仕入れる上で注意すべきなのは、不良品が多いということ。

商品の説明にはなかった傷や汚れ、動作の不具合や付属品の欠品など、あり得ないような不良品が紛れていることがあります。

ネットショップで仕入れをした場合は、商品を直に無ることができないため、商品の説明や出品者の評価などをきちんと把握した上で購入しましょう。

店舗仕入れの場合は、店員に頼んで、商品を直に手に取らせてもらい、動作の不具合などがないか事前に確認した上で購入するといいでしょう。

携帯電話転売：まとめ

携帯電話は、今や生活の一部です。

需要性も高く、転売のために出品する商品としておすすめです。

しかし、そんな携帯電話も扱い方次第では違法行為に該当する可能性もあるため注意しなくてはなりません。

違法行為にならないためにも、扱う携帯電話が「赤ロム」や「黒ロム」ではないかの確認をきちんと行い、出品しましょう。