Amazon輸出で関税はいくらぐらいかかる?調べ方を徹底解説!


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Amazon輸出を行う上で必ず出てくる疑問の一つに「関税」の問題がありますよね。

普段の生活の中で関税を支払うようなこともありませんし、「関税」という言葉自体に触れることも無い為、初めてその知識を取り入れようとすると少し戸惑ってしまいますよね。

「関税っていくらぐらいかかるんだろう?」

「関税と聞くと少し怖い感じがする…」

色々と不安はあるかもしれません。

でも、正しい知識を取り入れることが出来れば心配せずとも大丈夫です。

無在庫販売を中心に実践する場合と、FBA販売にメインで実践する場合とで関税がかかるケースが違ってきます。

海外と日本とで商品(荷物)をやりとりする場合には、例え個人であっても関税の知識は必須になります。

こちらの記事ではAmazon輸出に関連する基礎的な知識を解説させていただきます。

関税ってどんな時にかかるか分からない方

関税とは何なのかも分からない方

ゆくゆくは輸入ビジネスにも取り組んでみたいと思う方

こういった方はぜひこちらの記事で「関税」に対しての理解を深めて頂ければと思います。

実践中に迷うことが少なくなるかと思います!

そもそも関税ってなに?

関税は簡単に言えば、輸入品に掛かる税金のことです。

例えば、日本からアメリカにある商品を発送した場合、アメリカがその商品に対して税金をかけるということです。

税金をかける目的は自国(=商品が入ってくる側の国)の産業を保護することです。

消費者としてはなるべく安く、良い商品を消費したい、購入したいと考えていますよね。

その安くて良い商品があまりにも多く輸入された場合、その輸入をしている国で生産した商品が売れなくなってしまう可能性があります。

そこまでいかなかったとしても、価格が極端引き下げられることで価格競争に巻き込まれて、自国の産業が廃れてしまう可能性が出てきてしまいます、

それを避ける為に輸入品に対して一定の税金を課すことで、自国の商品が価格競争に巻き込まれないようにすることが目的とされています。

 

無在庫販売の場合は関税がかからない?

無在庫販売の場合は関税が掛からないことが多いです。

これは関税がBtoC、CtoCで商品がやりとりされるような場合には発生しないことがほとんどだからです。

無在庫販売で商品を発送する際には、日本の個人セラーから海外の個人消費者に商品が発送されていくケースがほとんどですよね。

しかも、かなり大規模で無い限り、購入者の満足度を考えた場合にはなるべくはやく発送をするかとおもいますので、一度に発送される荷物の数はそれほど多くありません。

そうなると、輸入する側の国でもわざわざ個人間でやりとりされる荷物の一個一個に対してわざわざ関税をかけることをしないのです。

絶対とは言い切れませんが、Amazon輸出の無在庫販売で関税が掛かることは稀であると言えます。

 

FBA販売の場合は関税がかかる?

FBAを利用する場合は関税がかかることがあります。

FBA販売を行う為に海外に商品を発送する場合は、必然的に一つの荷物が大きく、そして重量も重くなることがありますよね。

そのことで、荷物の発送が「個人間での私的なやりとり」とはみなされず、商用目的での荷物の発送として扱われることが多いからです。

米国Amazonを使用して輸出を行う場合には、商品をアメリカに発送するわけですが、この場合はアメリカ側の通関が、あなたが発送した荷物に対して関税をかけることになります。

あなたが発送した荷物には記載されているインボイスの表示価格や商品のカテゴリに応じて関税の金額が決まっていきます。

課税される金額に関しては、後述するHSコードの商品分類に応じて関税が発生することになります。

 

関税は誰が払うものなの?

関税が発生した場合には一体誰がその関税を払うのか?という疑問が浮かんでくるかと思います。

関税の仕組みから考えると、基本的には「商品を輸入した人」が支払いを行うことになります。

ただし、無在庫販売の場合とFBA販売の場合ではその解釈を変える必要があります。

つまり、商品を受け取る人が

無在庫販売 → 商品の購入者
FBA販売 → インポーター

になるので、FBAの場合はセラーが支払うことになるのがほとんどです。

税法は変わりませんが、商品がどういった流れで購入者の元に届くのかが変われば、関税を支払わなければならない人も変わるということです。

 

実際にかかる関税を調べる方法

実際にいくらぐらいの関税が発生するのかを事前に把握することが出来ます。

その為にはまずHSコードというものを知っておかなければいけません。

「HSコード」は、「商品の名称及び分類についての統一システム(Harmonized Commodity Description and Coding System)に関する国際条約(HS条約)」に基づいて定められたコード番号です。

2016年7月現在、世界税関機構(WCO)が管理している同条約には、日本をはじめ153の国及びEUが加盟しています。

また、非加盟国であってもHSコードを使用している国と地域があり、それらを含めると200以上の国と地域がHSコードを使用しています。

引用:JETRO貿易・投資相談Q&A

 

どういった商品が

どれぐらいの関税が掛かるのか

 

これらを識別する為の番号です。

HSコードを参照・使用することで発生する関税を調べることが出来ます。

実際のHSコードは財務省のサイトで調べることが出来ます。

財務省貿易統計:輸出統計品目表

実際の調べ方も簡単です。

FEDEXという国際配送会社が運営するサイトには、実際にかかる関税をシュミレーションする機能が備わっています。

こちらのシュミレーターは無料で使用することが出来ます。

①FEDEXのサイトでアカウントをつくる

FEDEXの公式サイト

②無料シュミレーターに各項目を入力

FEDEX提供の関税シュミレーター

 

この手順のみです。

FEDEXは大手の国際配送会社になります。

こういったツールを使用したり、実際に配送に使う機会もあるかもしれません。

この機会にアカウントを作成しておくことをお勧めします。

 

Amazon輸出で関税の知識は必須

一見すると難解そうに見える「関税」のお話ですが、そんなことはありません。

また、実際に関税がかかるのか・かからないのかの判断はその時々によって違ってくる場合もあります。

おそらく実践を進める中で、自分の中に経験値としてそのパターンが蓄積されていくことになると思います。

いずれにしても、Amazon輸出を行うのであれ関税の知識は必須のものとなります。

これを機に簡単な部分だけでも良いので覚えていただければと思います!

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