近年、Amazonで中国からの出品者による詐欺まがいな行為が横行しているようです。
ネット通販での最安値を検索をすると、検索結果の上位にはAmazonの商品がずらっと出てくるかと思います。
「欲しかった商品がこんな格安価格で販売している!」
売り切れになる前にすぐに購入ボタンをクリック…
したい気持ちはわかりますが、ちょっと待ってください!
その商品の出品者、本当に信用しても大丈夫ですか?
「商品を購入してお金も払ったのに、いつになっても届かず、出品者情報を調べてみたら中国からの出品者だった!」
というトラブルが増えています。
冒頭で述べたとおり、中国からAmazonに出品して、日本に商品を輸出している業者が増えています。
Amazonで購入を検討している商品が中国からの出品であるとわかっている方は、詐欺まがいな行為を行なっている業者ではないか、今一度調べてみる必要があります。
もし、すでに被害に会ってしまった方もAmazonにはちゃんと返金の保証制度がありますのでご安心ください!
トラブルに巻き込まれないためには、どんな事に気をつけておくべきかちゃんと知っておかないといけませんよね。
Amazonでのネット通販を安全に楽しみたい方のために、海外からの出品者の詐欺まがいな行為に合わないための対策の方法、被害に遭ってしまった時の対処の方法を解説します。

Amazonには中国からの出品者も多い
Amazonには中国の出品者も多いです。
なぜなら、
・Amazonは難しい審査が無い
・個人でも出品できる
・利用料が安い
などの理由があるからです。
まず、Amazonには大きく分けて3つの販売方法があります。
1.Amazonが販売・発送を行なっている商品
2.Amazon以外の業者が販売して、Amazonが発送する商品
3.Amazon以外の業者が販売・発送を行う商品
1は、販売から発送までAmazonが行うので、信用度はかなり高いです。
2は、商品はAmazonの倉庫に保管されており、そこから発送されるので、こちらも信用できます。
気をつけたいのは、3の販売・発送ともAmazonではない場合です。
中国の出品者から購入した場合のトラブル
まず一番多いのが、商品の品質についてです。
よくあるのは、商品説明の画像と全然違う・作りが雑・壊れていた・外箱が破損していたと行った内容です。
日本製の商品ほど品質は高くない場合が多いですし、きちんと検品をおこなっていない、梱包がしっかりしていないため壊れてしまったという場合もあります。
返品・交換を希望する場合にも困ることがあります。
返品・交換の際には、Amazonではなく、販売業者に直接連絡をしなくてはいけません。
ですが、相手はカタコトの日本語しかわからないのでなかなか伝わらない、中には全く日本語が通じないなんてこともあるようです。
詐欺まがいの行為に遭遇することもある
一番怖いのは、個人情報の流出です。
Amazonでの中国からの出品者とのトラブルで多いのが、商品購入後、発送しましたの連絡がきたのに商品が一向に届かないというものです。
確認の連絡を取ろうにも、記載されている問い合わせ先に連絡しても全く違うところに繋がってしまい、販売者との連絡が取れないというケースが多いようです。
商品は発送されておらず、お金だけ取られ連絡がつかなくなるということです。
この場合、取られているのはお金だけではないかもしれません。
あなたの名前・住所・電話番号などの個人情報が販売業者に知られてしまっています。
ここで集めた個人情報を、Amazonでの詐欺アカウントの販売者情報として悪用されるケースが増えています。
販売者情報として悪用されると、「商品が届かない」「どうなっているんだ!」「金を返せ!」のクレームの電話が鳴り止まないということになり精神的苦痛まで受けることになってしまいます。
トラブルになってしまった場合の対処方法
Amazonにはちゃんと返金保証制度が準備されていて、返品・交換などのやり取りは、出品者と直接してくださいということになってはいるけれども、トラブル時にはAmazonが返金に応じてくれます。
「マーケットプレイス保証」という制度なのですが、購入者からマーケットプレイス保証の申請が来ると、Amazonがどのような状況なのかを調査し、出品者に状況説明を行うよう連絡を行います。
Amazonが返金すべきと判断すれば、購入者の元に支払った代金が返金されます。
購入から3ヶ月以内であれば、注文履歴のページにある「マーケットプレイス保証を申請」ボタンから申請可能となっています。
詐欺出品者は、保証期間が過ぎるまで引き伸ばして返金できなくするために、「海外発送なので時間がかかる」「もう到着するはずだ」などと言ってくるので気をつけてください。
詐欺に遭わない為にとれる対策
詐欺出品者を見分けるポイントは↓
・商品の金額があまりにも安い
・新規の出品者である
・評価が新しいものばかりで古いものが少ない
・格安の値段なのに、送料が無料になっている
また、慎重に購入を検討する必要があるのは、販売者の所在地が日本になっているのに日本語表記におかしなところがある場合です。
あれ?と感じた時は、実は海外からの出品者だったということがよくありますので、おかしいなと思った時は、出品者の他の商品の評価もチェックしてみましょう。
全くジャンルの違う売れ筋商品ばかりを格安で扱っている出品者は、詐欺出品者の可能性が高いです。
返金保証があるとはいえ、詐欺には合いたくないものです。
そのためには、出品者が信用できるのかどうか判断できるようにしましょう。
まとめ
ネットショッピングの怖さは、自宅にいながら商品を購入でき、購入した商品を自宅まで届けてくれるというお手軽さを利用した犯罪に巻き込まれる可能性もあるということです。
ですが、悪い出品者ばかりということではなく、きちんとした出品者から安く商品を購入できる素晴らしい場所でもあります。
危険性も理解した上で、楽しいネットショッピングをしてくださいね。



