Amazonカナダに商品を出品する方法と気を付けるべき注意点

Amazonカナダへの商品の出品方法について

Amazon米国(アメリカ)での出品に慣れて、軌道に乗ってきたら

「もっと販路を大きくしてみたい!」

と、アメリカに隣接したカナダへの出品を考えることは自然なこと。

ですが、Amazonカナダへの輸出販売について、あまり情報が出回っていないのが現状です。

どうやって出品できるのか?

口座は新しく開設するのか?

注意点はどんな事なのか?

知りたいことがたくさんあるのに、情報がないとなかなか1歩を踏み出せないですよね。

今回は、Amazonカナダへ出品する際の登録方法から注意すべき点をご紹介します。

既にアメリカで輸出販売をしている方は、難しさを感じずにAmazonカナダへ出品することができるでしょう。

ほんの10分もかからない作業であなたのビジネスの規模が拡大できます。

逆に言うと、現在国内のみで販売をしている人にはおすすめしません。

これからAmazonの出品を海外で始めたい、という人は

アメリカ(Amazon.com)→カナダ(Amazon.ca)

このような順番で販売の場を広げていくことをおすすめします。

あくまでもアメリカで販売をしている人の延長線上として自分のビジネスを拡大していくツール。

そんな心構えで始めてみることをおすすめします。

 

目次

Amazonカナダへの出品方法は単純

作業自体は本当に単純です。

1.セラーセントラルへログイン

2.画面右上のプルダウンで販売国を切り替える

これだけで、Amazonカナダへの販売登録が完了となります。

Amazon米国とセラーセントラルの画面は大きく変わらないため、抵抗なく始められると思います。

現在は北米統一アカウントというサービスがあります。

・アメリカ

・カナダ

・メキシコ

の最大3ヶ国で出品情報を共有でき、利用料はアカウント1件分。

とってもお得ですよね。

ただし大口出品プランに適応されるサービスなので、販売プランが一致する場合は検討してみましょう。

Amazonの北米マーケットプレイスへの出品

また、米国Amazonと同様にFBA販売を行うことも出来ます。

在庫を抱えるというデメリットもありますが、米国よりも実践者が少ない為、FBAを有効に活用すれば、想定よりも利益を生みだせる可能性があります。

AmazonカナダでのFBA販売については下記の記事をご覧ください。

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Amazon輸出でカナダにFBA販売する場合はインポーターが必要

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Amazonカナダへの輸出で使う銀行口座について

Amazon輸出の売上を受け取る代表的な海外口座は

WorldFirst(ワールドファースト)

Payoneer(ペイオニア)

の2社ですが、既にアメリカで出品をしている場合どちらかの口座を持っていると思います。

両社とも、年会費無料、Amazonの売上げ受け取り手数料無料です。

もちろんカナダドルが使えるのでどちらかの口座をお持ちであれば新しく口座を作る必要もありません!

以前はペイオニアではカナダドルが使えず、ワールドファースト一択でした。

現在は両社とも日々サービスの改善・改正を行っており、少し前にはできなかったことが気付いたらできていた…そんなことも多々あります。

ですので、Amazon輸出販売をやっていく限り、このような海外口座の情報をマメに仕入れておくことも重要なポイントとなります。

そして、利益にもっとも関わると言ってもいい手数料。

以下の2点に違いがあります。

被仕向送金手数料の有無

為替手数料の違い

ワールドファーストでは被仕向送金手数料が有料なのに対し、ペイオニアでは無料です。

為替手数料についてもワールドファーストの方が少し高め。(2019年現在)

ですが、先程お伝えした通り両社とも日々サービスの改善・改正を行っています。

きちんと最善の方法を常に選んでいきましょう。

せっかくの頑張りに対しての利益が取れないのは、とっても悔しいことです。

「せっかくの売り上げが手数料で赤字に…」

なんてことがないよう、自分の販売実績やスタイルに合った口座選びを行いましょう。

日本国内のAmazon輸出実践者では圧倒的にPayoneerの利用者が多いです。

[box06 title=”あわせて読みたい”]

Payoneerの使い方 口座開設から収益の受け取り方法まで解説

[/box06]

カナダへ商品を出品するメリット

アメリカの人口約3億人に対し、カナダは3千人程。

アメリカや日本ほど、Amazon利用者も多くはありません。

市場規模が小さい。一見ネガティブな印象を受けてしまいがちですが、

市場規模が小さい=ライバルが少ない

見方を変えると、とっても大きなメリットです。

「これからどうやって販売していこう。」

「どんなものを出品していこう。」

販売する側としては、競合が少ないからこそ感じる面白さと魅力がありますよね。

それに加え注目したい点は転換率です。

転換率とは、セッション(アクセス)数に対する購入率のことを指します。

Amazonカナダの市場は、それが高い傾向にあります。

例えば1つの商品に対するセッション数が

アメリカ:30000に対してカナダ:2500だとします。

約10倍もの差がありますが、販売個数はそれに比例するかと言うと、そうでもありません。

これもライバルが少ないことがプラスに働いていると言えます。

配送料に関しても、アメリカとカナダは隣同士のため大きな差がなく、比較的簡単にビジネスを拡大できることがメリットと言えます。

 

カナダへ商品を出品するデメリット

メリットともあげた市場規模の小ささは、デメリットとなる点ももちろんあります。

市場規模が小さいことからカナダのAmazon利用者はアメリカのAmazonで買い物することも多いのです。

買い物するとなったら品揃えが豊富なお店がいいのは当たり前のこと。

隣国のため利用者側としても配送料が安い上に早く届くので、利用しやすいようです。

仕方ないとは思いますが、ただでさえ少ないカナダのAmazon利用者がアメリカへ流れてしまう現状は、これからカナダで出品して行こうと考える際に大きなデメリットともなります。

ここでカナダでのAmazon輸出販売を軌道に乗せたいとなれば、先ほどお伝えした転換率が高い商品を出品することが重要となってきますね。

アメリカと同じように販売しているだけでは売れない可能性も。

商品の選定や見せ方など、工夫が少し必要になってくるかもしれませんね。

 

Amazonカナダへの出品で注意すべき点

Amazonが在庫の管理から配送、カスタマーサービスまで行ってくれる便利なFBA販売ですが、カナダで利用するには注意が必要です。

Amazonカナダは、Amazon米国と比べてFBA手数料が高いです!

どうしても規模の大きさが違うことから、手数料までアメリカと同じようにとはいきませんよね。

2つのFBAの料金プランを比較してみましょう。

カナダ

アメリカ

手数料を考慮して、値上げをしても市場が小さいことから売れない可能性も大いに考えられます。

アメリカでは利益が取れている商品でも、カナダでは思うように利益が取れない場合も。

簡単な登録でカナダに出品できるからといって先走らず、

きちんと利益が取れる価格なのか?

その価格で売れる商品なのか?

双方のバランスを見ながらしっかり見極めることも大切です。

逆に、軌道に乗るまではAmazonカナダへ出品の場合は無在庫販売で行うのも手です。

どんな商品がカナダで人気なのかをリサーチしながら、カナダでのビジネスモデルを確立して行くのも楽しいですね。

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AmazonカナダへのFBA販売は納品代行してくれる業者を使うべき

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まとめ

正直なところ、Amazonカナダだけで稼ぐ!という規模ではない市場です。

ただ、あなた次第でそれが実現できる可能性は秘めている市場でもあります。

口座の新規開設が必須でもなく、Amazon米国で既に販売をしている人へはとっても簡単に販路拡大できるツールです。

その反面、市場規模が小さいことによりFBA販売手数料が高くなってしまう等のデメリットもしっかり理解しておきましょう。

まずはFBA販売を考える前に無在庫販売で市場調査をしてみてはいかがでしょうか?

ただ売れる商品を出品して稼ぐだけでは面白みがありません。

どうやったら売れるのか。それを考えていくことがビジネス本来の楽しさの1つでもあります。

後にあなたがAmazonカナダの先駆者となるのも夢ではありません。

まずは気負わず始めてAmazonカナダでのビジネスを楽しみましょう!

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