ハンドメイド作品の販売で稼げない理由と稼ぐ為に行う改善策

「ハンドメイド作品の販売で稼げる！」

こういったテレビや広告の情報で、ハンドメイド作家を目指した方もいらっしゃるかと思います。

しかし、実際のところ

「ハンドメイド販売をやっているけど稼げない！」

と、「ハンドメイド販売を続けたにもかかわらず商品が売れない」と嘆いている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

でも、稼げないからといって諦める必要はありません！

全く稼げていなくても、売れる方法やコツを理解すれば売り上げを挙げることができます。

例えば、売れる品、ジャンルが分かればそこに集中して作ることで、稼ぐこともできます。

需要を理解することだけでなく、あなたがハンドメイド販売で稼ぐためにできる改善策はたくさんあります。

・ハンドメイド販売を続けているが稼げていない方

・新しく始めようとしているが稼げないのではないかと不安に思っている方

こういった方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。

稼げていない理由、それを踏まえた改善策を理解することで、趣味ではなく1つのビジネスとしてハンドメイド販売を始めることができますよ。

ハンドメイド作品の販売で稼げない理由

ハンドメイド作品の販売で稼げないのには、

・1つ1つ手作りで用意するという面倒さ

・需要を把握出来ていない

など、様々な理由があります。

”簡単にできる”と聞いて始めてみてが、実際、初心者が始めるには面倒な作業も多く、モチベーションが保てないという方も多くいらっしゃいます。

ここから、ハンドメイド作品の販売で稼げない主な理由を説明します。

稼げていない方は、現状と照らし合わせ理解し、次の改善策に繋げましょう。

活動を継続出来ない

ハンドメイド作品の販売で稼げない理由として、活動継続が出来ない方が多くいらっしゃいます。

それは決してペナルティ等で活動の継続が難しくなったというわけではありません。

”簡単に”、”手軽に”と聞き、始めた初心者や趣味でやられていた方が、活動内容の面倒さを実感し諦めてしまいます。

最初の数週間から数か月は成果が出ないと割り切った上で、勉強や試行錯誤を繰り返しやっていくとやっと成果が出てくる世界です。

この記事を読んでいる段階で、続けているけど稼げないと悩んでいるあなたは、今諦めると勿体ないかもしれません。

明確な数字はありませんが、ハンドメイド作品の販売で稼げている方は、半年、1年と続けて顧客を掴んでいます。

商品の差別化ができていない

商品の差別化ができていないとハンドメイド作品の販売で稼ぐことは出来ません。

簡単に始められるということで、ライバルも多く、始めたばかりの方は簡単に作れる作品を販売しがちです。

皆さん、目の前に似たような商品が並んでいたら、より安価なものを購入するでしょう。

商品の差別化ができていないと、価格競争に陥ってしまいます。

まずは作品作りに慣れ、数をこなしたいという方はそれでもいいですが、後々は、勉強しオリジナリティーのある作品を販売しなければ稼ぐことは出来ません。

たくさん出品しているけど売れないという方は、商品の差別化ができているか見直してみましょう。

商品の種類が少ない

商品の種類が少ないことも稼げない理由の1つです。

出品数が少ないと購入者側が不安になる為、なかなか売れません。

例えば、ふと入ってみた雑貨屋さんの商品棚ががらがらだったら、

「このお店大丈夫かな？」

「売れ残りを販売しているだけなのでは？」

と、不安になるでしょう。

購入者側にしっかりと選んでもらえるように、最低でも10品は出品しましょう。

しかし、ジャンルも雑多で何でもかんでもというわけではありません。

”何のお店か”をはっきりさせるためにも、最初はジャンルを絞って、極めることをおすすめします。

ある程度顧客が付いてから、他のジャンルに挑戦してみましょう。

需要を把握していない

需要を把握していないと、ハンドメイド作品の販売で稼ぐことは出来ません。

シーズンが全く違った商品を出品しても、購入者の目には留まりません。

・夏のシーズンにはイルカをモチーフにした作品

・冬には雪だるまをモチーフにした作品

といったようにシーズン毎の作品を販売するのも、売れるポイントになります。

オールシーズン使える商品を展開するのも良いですが、オリジナルで、流行やシーズンを意識した商品も意欲的に展開してみましょう。

単価が安い

販売している商品の単価が安いと稼げません。

安価で販売していると数は売れますが、それに利益が付いてこない為に稼いでいるとは言えない状況になります。

周りの価格に合わせたり、売れないことに焦って値下げすると、製作時間（労働時間）、材料費に見合わず、利益を出すことができません。

売れても利益が出ていなければ、モチベーションを維持するのも難しくなります。

シーズンが過ぎた商品などはある程度仕方ないですが、しっかりと利益が出せる価格帯を意識し販売しましょう。

初心者が稼ぐ為に行う改善策

初心者がハンドメイド作品の販売で稼ぐためには、いくつかの改善策があります。

1.諦めない

売れないことでモチベーションが下がり、諦めてしまいたくなるかもしれません。

しかし、今一度売れるための施策をしたのか、出し切ったのかを考え、継続してみましょう。

ジャンルを絞って続けることで、顧客が付き、信用にも繋がります。

1ヶ月続けてみた方は、もう1ヶ月頑張ってみませんか？

もしかしたら2ヶ月目で売れるかもしれません。

2.安売りしない

初心者だからと、安価で販売しているのであれば止めましょう。

時間、費用をかけて作成した作品なら、自信を持って価格を設定したらいいんです。

売れても利益が出ない場合、モチベーション、活動の維持にも影響が出ます。

周りに振り回されず、諸経費を考慮した上で販売しましょう。

3.集客活動を怠らない

マーケットサイトに登録しただけで満足するのは止めましょう。

それだけでは、お店の前を偶然通りかかったお客さんしか購入してくれません。

SNSが普及している時代ですので、お使いのSNSで呼びかけ、知人等に紹介してもらったり、ブログを書いたり、自ら率先して広めましょう。

顧客が付いてきたら、リピーターになってもらえるような施策も忘れずに。

4.とにかく勉強する

稼げている方は勉強することも怠りません。

・オリジナリティーを出すためには

・現在の需要は

・集客、リピーターを得るためには

など、勉強するべきことはたくさんあります。

成功されてる方の本、ブログ、セミナー等、稼げないことに悩んでいて、本気で稼ぎたい方は読んだり、話を聞くのも改善策の1つです。

月10万から50万は目指せる市場

ハンドメイド作品の販売は、月10万から50万は目指せる市場です。

ただ、月50万という金額は、労力や運に任せて成せる金額ではありません。

単純なお話をしますが、月10万円の利益ではなく収益であれば、1つ500円の商品が200個売れれば稼ぐことができます。

労力的なお話をするならば、1ヶ月の内、20日間稼働するとした場合、1日辺り10個作成、発送です。

集客が出来ている且つ、それだけの労力を投資すれば可能でしょう。

しかし、月50万円となるとその5倍ですので、同じやり方を続けていても達成するのは無理です。

月50万円を目指すのであれば、外注化やマーケティング等を学び、効率化や会社の立ち上げなどを視野に入れて行動してみましょう。

趣味ではなくビジネスとして取り組む

ハンドメイド作品の販売で稼ぎたいと考えているのであれば、趣味ではなくビジネスとして取り組むことをおすすめします。

例え、数万円でも稼ごうと思うのであれば、ビジネスとして取り組まないとかかる時間や労力に耐えれず挫折してしまいます。

・作るのが楽しい

・売れるのが嬉しい

であれば趣味でいいかもしれません。

マーケティング等を率先して学ぶこともないでしょう。

しかし、

・月数万円でも稼ぎたい

・もっと売れるにはどうしたらいいのか

これらを考えている方は趣味ではなくビジネスとして捉え始めていますので、考え方を切り替えた方がいいです。

ハンドメイド作品の販売で稼ぎたいと思っている方は、市場やビジネスの基礎を勉強し、ビジネスとして今後やっていけるのかをよく考えた方がいいかもしれません。

決して、メディアや広告で「ハンドメイドで数十万稼いでいる」と聞いたからといって勢いで飛び込んではダメですよ。