Amazon輸出の利益の計算方法まとめ FBA・無在庫販売を徹底解説!

Amazon輸出での利益の計算方法

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Amazon輸出を実践していると、FBAを利用したり、無在庫で出品したりすることでも手数料が変わってきますよね。

「利益の計算ってどうやってするんだろ?」

「この計算方法って合ってるのかな…」

そんな風に思うことも多々あるはずです。

Amazon輸出での利益の計算方法をしっかり理解しておくのは非常に重要なことです。
こちらの記事では、利益の算出方法についての知識を深めていただけるようになっています。

Amazon輸出に限らずですが、物販はコストに対しての利益が非常に出しやすいジャンルと言えます。

間違った利益計算で実は赤字だったなんてことがないように、まずは正しい計算方法を理解したうえで、実際に自分の利益を計算していきましょう。

今さら人に聞くのが恥ずかしい…

利益の構造を理解してから実践したい

そういった方はこちらの記事を読み進めていただければと思います。

少々複雑に見える部分はありますが、利益計算にいれる項目は決まっているので一度覚えてしまえば大丈夫です!

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>>Amazon輸出 初心者の方へ始め方・やり方を解説

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Amazon輸出の利益計算方法は2通り

Amazon輸出のやり方で利益計算方法が2通りあります。

FBAを利用して販売する場合と受発注販売、いわゆる無在庫販売で利益計算方法が異なります。

ちなみに受発注販売、無在庫販売とは、お客様の注文が入ってから商品を仕入れ、直接お客様の元へ商品を発送する販売方法となります。

概ねの計算内容は同じですが、Amazonの手数料に関わる費用が変わってきます。

FBA販売と無在庫販売の場合でのそれぞれの利益計算方法をご紹介します。

利益計算はエクセルやGoogleのスプレッドシートの関数を利用して行っていきましょう。

無在庫販売の場合の利益計算方法

まずは無在庫販売の利益計算方法について説明していきます。

FBAの場合と利益計算と概ね変わりはないのですが、無在庫販売の方が利益計算が簡単なのでまずはそちらを抑えて、Amazon輸出の利益計算の基本的な考え方を理解していきましょう。

無在庫販売での利益計算式は以下の通りとなります。

①販売価格-②原価(仕入れ値)-③販売手数料-④送料-⑤為替手数料=利益

5つの項目しかないので非常に簡単ですね。

①販売価格

これはAmazonで販売した価格そのままです。

②原価(仕入れ値)

輸出の場合だと還付金の関係で税込みか税抜きかで利益計算が変わりますが、税込み価格で計算を行いましょう。

還付金については後述します。

③販売手数料(Referral fees)

販売した商品のカテゴリーと販売価格によって販売手数料が異なります。

ほとんどのカテゴリーが8-15%となっています。

販売価格に対しての手数料となるので、送料も含めた金額に対して手数料が発生します。

販売手数料の詳細についてはAmazon.comのヘルプページを参照してください。

Amazon出品サービスの手数料

また、Fulfillment by Amazon Revenue Calculatorで商品を検索し、販売価格を入力することでこの手数料を正確に算出できます。

FBA料金シュミレーター

Item PriceとShippingに金額を入力し、「Calculate」を押すことで表示されます。

「Selling on Amazon fees」の項目に表れる金額が販売手数料となります。

④送料

無在庫販売を行う場合は、日本から直接海外のユーザーの方へのお届けとなります。

基本、国際郵便の利用となりますが、その送料が費用となります。

⑤為替手数料

Amazon輸出で利用している海外口座からの送金時にかかる手数料です。

World FirstかPayoneerのどちらを利用するか、また諸条件によって手数料は変わります。

ざっくりですが送金金額の約2%と認識していればよいと思います。

実際に掛かる手数料は自分はどうなのか自身で確認し利益計算式に組み込みましょう。

FBA販売の場合の利益計算方法

次にFBA販売の場合の利益計算方法を説明します。

利益計算式は以下の通りです。

①販売価格-②原価(仕入れ値)-③販売手数料-④送料-⑤為替手数料-⑥FBA販売手数料-⑦関税-

⑧FBA在庫保管料(月次)-⑨Inventory Place Option手数料

無在庫販売の場合と比べ⑥~⑨の項目が増えていますね。

①~⑤は項目が同じなので説明は省略しますが、そのうちの④送料だけは異なるので説明します。

④送料

FBA販売の場合、Amazon.comのFBA倉庫までの送料ということになります。

日本からAmazon.comの倉庫へ直送ということ前提に説明します。

なので発送代行業者を利用しているということになると思います。

無在庫販売と違って複数商品をいっぺんに送るので1商品当たりの送料を算出する必要があります。

しかし、ここの送料については梱包の工夫次第だったり、発送時の総重量、さらに容積重量と実重量という要素が掛け合わさって料金が決まるので、1商品当たりの正確な送料を把握する、もしくは一定にするというのは非常に難しく、現実的ではありません。

そこで、基準となる送料のkg単価を決め想定の送料として算出します。

各代行業者が出している、だいたい20kg当たりの送料表でのkg単価を基準とすれば良いと思います。140サイズのダンボール1箱を発送するときの容積重量がそれに該当します。

また、容積重量が勝ることがほとんどなので、ここも容積重量を基準として算出します。

その式が、

基準の送料のkg単価×商品の容積重量(kg)=1商品当たりの送料

となります。

例えばkg単価が700円として、商品の容積重量が500g(0.5kg)の場合、その商品にかかる送料は350円ということになります。

700×0.5=350 1商品当たりの想定送料 350円

FBA販売における送料はこのように想定送料として算出するしかありません。

実際の送料金額と照らし合わせて、基準となる送料価格を調整していってください。

FBA販売を行う場合には出来るだけ、倉庫に納品するまでの送料を安く抑える必要があります。

下記の記事では具体的に送料を安く抑える方法を解説しておりますので、ぜひご覧ください。

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>>Amazon輸出FBA販売者向け 納品する送料を安くする方法は?

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⑥FBA販売手数料(Fulfillment by Amazon Fees)

FBAを利用して販売を行うことにより発生する手数料です。

商品の大きさや重量で変わります。

この手数料はFulfillment by Amazon Revenue Calculatorで調べることができます。

Fulfillment by Amazon Revenue Calculator

Fulfillment by Amazon Feesの項目に表示される金額がFBA販売手数料となります。
※画像があった方が良い。

⑦関税

関税は、Amazon輸出FBA販売に取り組んでいる人たちにとっておそらく一番頭を抱える項目ではないでしょうか。

ましてや輸出をやったことない人にとってはいったい何なんだ!

って感じですよね。

関税は輸出した商品の金額に対して発生するものです。

もちろんルールに則って関税が発生するのですが、配送業者や輸出する商品などで金額が変わります。

同じものを送っても関税金額が異なるなんてことも実際にあります。

こういった不確定なことが多い項目を利益計算に組み込むのは非常に難しいのですが、あえてシンプルに決めた方が良いです。

具体的な%は提示できませんが、例えば、関税金額の平均が3%くらいかかるというのであれば、その数値を計算式に組み込むのが良いでしょう。

関税がいくらぐらいかかるのかは下記の記事で詳しく解説を行っています。

[box06 title=”あわせて読みたい”]

>>Amazon輸出で関税はいくらぐらいかかる?調べ方を徹底解説!

[/box06]

⑧FBA在庫保管料(Storage fees) ※月次

AmazonのFBA倉庫に保管している商品の在庫保管料です。

保管されている商品の在庫量に対して30日間の平均を算出した金額が発生します。

金額は商品ごとに異なります。また、必ず保管料が発生するわけではないので、月ごとに金額を把握して計算します。

⑨Inventory Place Option手数料

こちらはAmazonの納品先倉庫を集約するオプション、Inventory Place Optionを利用している場合に発生する手数料です。

これは最初から設定されているものではないので自分で設定を行う必要があります。

このおまとめ設定はAmazon輸出において非常に重要になるので、設定をしていないのであれば是非一度検討しましょう。

以上項目が多いですが、それぞれしっかり理解しましょう!

利益を計算する場合の注意点

大きく3つ、利益計算をする際に注意点があります。

注意点については、自分の工夫でどうにかなるというような問題ではないので、そこを躍起になって考えるのではなく、理解していれば大丈夫!というくらいに捉えておきましょう。

為替変動

Amazon.comでの売上があがるということは、当然外貨、「ドル($)」です。

なので、売上げてから実際に入金されるまでの期間は為替変動リスクが伴います。

簡単な例えですが、

1ドル150円の為替のときに売上が1000ドルあったとします。

日本円に換算すると15万円になります。

しかし、入金時の為替レートが1ドル100円と円高になった場合、日本円に換算すると10万円となります。

為替変動により15万円の売上金を手にするつもりだったのが、10万円になるということが発生します。

これが為替変動のリスクです。

もちろんこのような極端なことは現実起こりえないですが、常にレートは変動するので多少なりとも影響はあります。

当然プラスに作用することもあります。

為替手数料

為替手数料の算出方法を間違えて覚えてしまっている人がいるということです。

為替手数料は、「①売上-③販売手数料」に対してかかります。

売上金を送金する際にかかる費用なのでAmazonから実際に入金される金額に対してということを理解していれば勘違いすることはないのですが、諸々引いて残った利益から算出してしまうと、この為替手数料を低く見積もりすぎてしまうということになってしまうので注意が必要です。

消費税還付

輸出の場合、仕入れにかかる消費税が還付されます。

ちなみにこの消費税還付を受けるには課税事業者でなければいけません。

Amazon輸出も当然、消費税還付を受けることができます。

むしろ輸出事業に取り組むことはこの消費税還付にメリットを感じて行う人が多いです。

仕入れ値の消費税が還付されるということは消費税を抜いた金額、税抜き価格の仕入れ値で利益計算をする必要があります。

しかし、仕入れ値は税込み金額で計算しましょうと記載させていただきました。

もちろん、消費税を除いて算出してもらってもいいのですが、どのようなことかというと、消費税還付は後に返ってくるお金なので、あくまでも通常の利益計算の中には組み込まないということです。

還付金込みの利益計算をしていると、思ったより利益出てないななんてことになりかねません。

あくまでもおまけ程度に考えておけば返ってきたときに何だか得した気分になれます!(笑)

ちなみに「還付込みで利益率が○○%で、還付抜きだと大体○○%なんだよね~」なんて言葉はAmazon輸出をやっていると会話の中でよく出てきます。

消費税還付を受ける為の手続きに関しては下記の記事を参考にされてみてくださいね!

[box06 title=”あわせて読みたい”]

>>Amazon輸出の消費税還付の為の手続きの方法

[/box06]

Amazon輸出の利益計算まとめ

利益計算に必要な項目と計算式を説明しました。

これらを理解することで自分の利益を正確に把握しましょう。

大事なのは、実際の数字と利益計算に大きなズレがないかというところになります。

特にFBAは不確定な要素が多いので正確に把握するのは非常に難しいです。

なので、実際の数字と、計算上の数字にズレが生じた場合に、どこがおかしいのか自分で確かめ修正できるようになるということが重要になります。

利益計算を理解し、しっかり行うことで、思ったより利益が出てない…赤字だった…、なんてことがないようにしましょう!

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>>Amazon輸出のFBA販売の方法まとめ 利用するメリットや手順を解説

>>Amazon輸出FBA向けリサーチツールまとめと主な利用方法

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